Kyrgyzstan / キルギス - 世界ぽろり旅 https://amonkeybb.sakura.ne.jp 日本からぽろりと飛出し、涙をぽろり。耳寄り情報もぽろりします Tue, 25 Nov 2025 01:28:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.26 80321178 期間限定でビザ免除!今がお得なカザフスタンへGO! https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=17054 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=17054#respond Thu, 31 Dec 2015 21:50:41 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=17054 23/AUG/2015 from Bishkek to Armaty 今日はキルギスの首都ビシュケクから、カザフスタンのアルマトイという街への移動日。 南旅館からは、まずソビエト通りから132番のマルシュで西バスターミナ […]

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23/AUG/2015 from Bishkek to Armaty

今日はキルギスの首都ビシュケクから、カザフスタンのアルマトイという街への移動日。

南旅館からは、まずソビエト通りから132番のマルシュで西バスターミナルへ。
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そこからマルシュで400スム(約800円)でアルマトイに行けます。
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車内は普通に快適な感じ。
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あとは国境を越えるだけなので、キルギスの残ったお金で昼ごはんを買いました。
ピロシキができたてほかほかでおいしかった!!
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車に2時間か3時間ぐらい乗っていると、何事もなく国境に到着し、キルギス側のイミグレまで歩きます。
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そして出国手続きが終わったら、今度はカザフスタンのイミグレへ。

カザフスタンへの入国にはビザが必要ですが、私たちが旅行していた時はラッキーなことにビザ免除期間中!(国境通過後15日間までに限る。2015年7月16日から2017年12月31日かけての期間。詳しくはカザフスタン大使館のホームページをご覧ください。)

実は、ビザ免除じゃなければキルギスから直接中国へ行くつもりだったけど、ビザ免除と聞いてカザフスタンに足を踏み入れてみることにしたのでした。

という事で、ビザ代が要らないどころか何の申請もせずにイミグレを素通りできました。やったー!
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カザフスタンに入ると、のどかな田園風景が続きます。

途中で通り過ぎたお店の看板は、ロシア語だけでなくウイグル語の表記が!
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車は引き続き順調に走り続けましたが、アルマティ市街に入った途端に夕方の大渋滞に巻き込まれました!
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街にはバスや路面電車も走っているようです。
車はなかなか進みません。
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渋滞に巻き込まれること1時間。
マルシュルートカはようやくアルマトイのバスターミナルに到着!
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メトロの駅に行きたいけど場所がわからなかったので、一緒のマルシュルートカに乗っていたカザフスタン人の英語が話せる女の子に教えてもらいました。美人!!
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バスターミナルの横には湖があって、楽しそうに過ごす人々で賑わっています。
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まずは、カザフスタンの通貨が必要なのでATMを探しますが全然見つからない。
仕方なくバスターミナルから出て歩き回っていると銀行を見つけたので、そこでドルを両替してもらいました。
公定レート1ドル195デンゲのときに、銀行で両替すると1ドル235デンゲ。お得でした。

あ、そうだ。メトロに乗る前に、次の移動のバスチケットを先に買うつもりだったんだ。
もう一度バスターミナルの中に入って、チケットオフィスを探します。
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私たちが買いたいのは明後日のバスチケット。
行き先は中国の新疆ウイグル自治区にあるウルムチ。
推定で30時間は超えると思われる大移動です。

チケットの値段を表で確認すると、一人10,150デンゲ(約5,400円)でした。
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ついに世界ぽろり旅最後の国、中国への切符を手に入れました!漢字!!
あとはゆっくりアルマトイでの滞在を楽しむだけです。
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カザフスタンでカウチサーフィン。

ここ、カザフスタンのアルマトイでは、カウチサーフィンのホストのお宅にお邪魔する予定。

メトロに乗って、待ち合わせ場所へと向かいます。
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メトロの駅は、地下へと続くこんな長いエスカレーターがあって、ここもウズベキスタンと同じくロシアの地下鉄みたい!
やっぱり旧ソ連の国々は当時の面影がそこかしこに見られます。
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でも地下鉄の車両はこんなに新しくてびっくり!
ウズベキスタンのタシュケントもそうだったけど、ここも中国製のようです。
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メトロを降りて街へ出ると、路面電車やバス、それにキルギスやウズベキスタンに比べてかなり新しい車が走っています。
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通りがかったお店には、日本の製品が!ユニ・チャームのムーニー。
カザフスタンの隣は中国。日本ももうすぐそこなんだ!
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そして街中でホストのザリナと合流。
ザリナは私たちと同世代の女の子です。

家に連れて行ってもらいました。
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リビング。キッチンやバスルームもあります。
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広々したベッドルーム。
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自己紹介でいろんなところで血圧を測ってる話をしたら、私も測ってー!と言ってくれたので測定することになりました。
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ザリナは明るくて親しみやすい女の子です。
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そして、しばらくお話した後、
「今日は用事があるから私は帰るね。あとは好きに使っていいよ。」
そう言って、こんな素敵な部屋を私たち二人きりで貸してくれました!

実はこの部屋、普段はほとんど使っていないそうです。
普段は実家の両親と一緒に住んでるんだって。

「明日の夜は、仕事の後に時間があるから一緒に出かけようね。」

ということで、次回はザリナと地元の人しか知らないローカルスポットにお出かけしたお話です!
 

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何かが違うキルギスの有名日本人宿 × だいごろが伝説になった日 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=17050 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=17050#comments Wed, 30 Dec 2015 21:50:35 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=17050 22/AUG/2015 in Bishkek あら子と別れた後は、カラコルから首都のビシュケクに向かうマルシュルートカに乗り込む。 この日のビシュケクは久々の大雨。 ちょうど私たちがカラコルに帰って来たあたりから雲行きが […]

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22/AUG/2015 in Bishkek

あら子と別れた後は、カラコルから首都のビシュケクに向かうマルシュルートカに乗り込む。

この日のビシュケクは久々の大雨。
ちょうど私たちがカラコルに帰って来たあたりから雲行きが怪しくなった。その後は数週間先までずっと雨の予報。
それに、私たちより少し先にアラコルに行った人たちは雨でトレッキングを断念したと言っていた。
つまり、私たちここ最近で唯一晴れていた3日間をトレッキングしたという事になる。

この一年半の旅で、天気に左右される景色を見たりイベントに参加したりするときは必ず晴れてくれた。ほんとラッキー!!

ああ、それにしてもあら子と一緒のトレッキング本当に楽しかったなぁ。
 


車は行きと同じイシククル湖に沿った道や、山々の間を走り抜けます。

途中のレストランでお昼ご飯休憩。
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焼き飯みたいなプロフ、ミンチの入った卵焼きとパン。
美味しかったけど、休憩が短いので急いで掻き込みました。
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そして5時間ほどの移動の末に、再び南旅館別館へと帰還したのでした。
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なんだかしっくりこない南旅館。

別館に荷物を置いた後は、南旅館の本館へ。
別館からはちょっと距離があるけど、明日はカザフスタンへ移動する予定なので情報収集をしに行きます。

南旅館はキルギスを代表する有名日本人宿。
中には相変わらず日本人旅行者がたくさんいます。
宿のスタッフに聞くと、今日もベッドは一つも空いていないそう。

そういえば数日前にビシュケクに到着した時も満室だった…。

あの時、南旅館に来たのは夜の10時すぎ。
オシュから14時間かけて、やっとの思いで辿り着いたときにはおなかぺこぺこ。

その時に宿泊者の人たちがシェア飯をして大量に残っていたご飯があって、私たちがお腹ペコペコなのを知っているのに分けてもらえなかった。
(と言っても、私たちがはっきりお願いしなかったのが悪かったのかもしれないけど。)

だから第一印象ははっきり言って良くない。
とにかくすごく排他的な感じがした。
 


今日はそんな南旅館に再びやってきて、共用スペースでティータイム。
ビシュケクの街にはたくさんのスイーツ屋さんがあって、特にフルーツタルトが絶品だそう。

でも私たちがおめあての店に行ったときは品切れで、渋々スーパーの量り売りのやつを買ったら数百円してしまった…。ともあれ、だいごろは甘いもの好きなので、嬉しそうに食べています。
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共用スペースでみんなと話していると、色々と気づくことがあった。

まず、南旅館はとにかく長期滞在者が多い。
数ヶ月単位は当たり前、たぶん数年単位の人までいる。

キルギスから西に行く場合はビザを取るのが大変だからみんな苦労しているみたい。
詳しくは知らないけど、中央アジアのビザ取りは西回りよりも東回りの方がはるかに難しいそう。

聞いてみると、特に大変なのはイランビザだと言っていました。
イランビザは私たちも苦労したから分かります。

まずインビテーションレター(紹介状)を代理店から取り寄せないといけない。
それから大使館に行くのだけれど…

そのインビテーションレターを取るのに、みんな何ヶ月も待っているという。
中にはお金を払って2ヶ月待ってもインビテーションレターがもらえない人もいるって。

…それって完全にダメな代理店やん。
インビテーションレターの発行は最大で10営業日って普通の代理店の案内には書いてある。

代理店が何社もあることを、ここの人は知らないんだ…。
「○○さんが、この代理店で申請して…って言ったから」っていう理由で、自分では何も調べずにその悪い代理店で申請する。

それで何ヶ月も待つ。先払いした数十ドルもする手数料はもう戻ってこない。
ちょっと調べたら代理店なんて何社もあることなんて明らかなのに。

私はイランビザを取ろうとしたとき、信頼できそうな代理店を探して何社か連絡を取った。
英語でちょっと検索してたら代理店は山ほど出て来る。みんな日本人のブログだけ見て前例がある代理店に申し込んでいるのかもしれない。運が悪ければ数ヶ月かかってしまう事を知りながら。

私たちは旅行日程に影響が出ないように実際に受け取りたい日よりもかなり前にインビテーションレターの申請を終わらせた。
後払いOKの代理店だったのでお金だけ取られる心配もなく、レターは2日ほどで発行され、あとは大使館に行って受け取るだけなので沈没する必要なんてない。

なんか…変だ。

何ヶ月も沈没してる人に、聞きたかった。
「一体ここで何をして過ごしているの?」
でも、ここにはそういうことを聞けない雰囲気がなんとなく漂っていた。
「何もしていない」っていう答えが返ってくるのが怖かったのかもしれない。

ここに沈没している人たちが一体何をしているのかは不思議だ。
 

宿泊客の人たちを観察していると、パソコンで作業したり、漫画を読んだり、買ってきたタルトを買ったり、昼寝したり、みんなで一緒に夜の街に繰り出したり。

ここの宿泊費は一泊300ソム(約550円)。
食事は一日400円もあれば十分。
ネットも水道も電気もガスも込み込みで、一日1000円でやっていける。
月3万円。一年で36万円。

日本でここの人たちみたいな生活をしていたら周りからの目が気になったりするけど、ここなら誰からも非難されることはない。

南旅館には料理上手なシェフがいるから数百円出せば毎晩美味しいシェア飯が食べられる。

すごく居心地がいいんだろうな。
 


もう一つ気付いたのは、この宿にある情報ノートのこと。
南旅館みたいに日本人旅行者がわんさか集まる宿には必ずと言っていいほど情報ノートが置いてあって、そこには旅をする上でタメになる情報がたくさん書き込まれている。

普通なら。

私たちも今日はここの情報ノートを頼りにやってきた。
なのに、ほんの10ページぐらいめくったらすぐに2年以上前のイクエさんが書いた情報になった。(皆さんご存知のイクエさんケンゾーさんのブログはこちら▶︎ふたりでふらり ゆるりとぐるり

なんで?
2年もあったら情報ノート1冊分ぐらいの新しい情報が書き込まれていてもいいぐらいなのに…。

情報は鮮度が命。
結局ここの情報ノートから有用な情報は得られなかった。

仕方なく、私たちがイランビザのインビテーションを取った代理店の情報を書き込む。
そして、宿泊者のみんなに声をかけると、「そんな代理店があるんだ!」とみんな驚いていました。

(イランビザの取り方について詳しくはこちら
 イランビザをジョージアのトビリシで取得したという情報は聞かないので役に立つと思います。オススメの優良代理店の情報も。)

 

私たちはこの本館には泊まれなかったから、勘違いしてることがたくさんあるかもしれない。

でも、南旅館については、正直あまりポジティブな印象を抱くことはなかった。
 

だいごろが伝説になった日。

情報収集に失敗し、再び別館の方へと戻ってきた私たち。
やっぱり別館の方が広々していて人も少ないし落ち着くなぁ。

今日、別館に泊まるのは私たち以外にカップルが1組と男性が一人。
そして、ここに泊まれるのは3人まで。

今日は連日のトレッキングで疲れていたから、夜ごはんを自炊して早めに寝ようと思いましたがまさかの満室!
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でも3人ともとってもいい人で、場所はあるし一緒に泊まっていいよって言ってくれました。
なんとかして私たちの寝床を確保しようと試行錯誤。

だいごろは他の三人が寝ている寝室のソファに目をつけました。

”このソファって誰も使わないんですか?”

「あ、あかん!そこは絶対やめたほうがいい!!」

Kさんが驚いたように、だいごろを止めに入りました。

”え?どうしてですか?”

「そこは南京虫の巣窟なんや。これまでそこで寝た人全員が被害にあってるから。」

さらにそこへカップルもやってきて、こう言いました。

「私そこでうたた寝しただけで顔とか上半身を刺されましたよ!もうそのソファには近寄るのも嫌です。」

「その証拠にほら、僕たちは長袖長ズボンに、敷布団にビニールシート敷いた上から、日本で手作りした目の超細かいネットに包まって寝てますから。」

寝ているところを見せてもらうと、こんな感じの完全防備!ここまでやってる人は初めて見た。
このネット、まるまる一人が入れるようにできてる!すごい!!
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”でも、僕はこれまでにどんなにたくさん南京虫がいるベッドでも、ほとんど刺されたことないんです。よく分からないけど、南京虫の嫌いな匂いを出しているのか、もしくは体に耐性があるんだと思います。”

「いや、そう言ってる人もこれまでに何人かいたけど、みんな刺されてるから!絶対にやめたほうがいいよ!」

それを聞いただいごろは、

”うーん。そこまで言われると…。どうしようかなぁ。”

と言いながらも、

トラベルシーツ一枚だけかぶって、ソファの上で寝てしまいました。笑
まあ、今まで散々大丈夫だったからきっと大丈夫なんだろう。
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南京虫にこれまで何度も苦しめられてきた私は、キッチンにロールマットを敷いて寝袋で寝ることに。
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次の日の朝。

だいごろは全くの無傷。
どこも刺されていませんでした。さすが!

Kさんに「おまえ南旅館の伝説になったな!」と言われました。笑
 

ということで、キルギスのお話はここまで。

次回はカザフスタン編です。お楽しみに!

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アラコの大冒険6〜あら子の生まれた場所。本当のお別れ。〜 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16959 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16959#respond Tue, 29 Dec 2015 21:50:56 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16959 21/AUG/2015 in Karakol 電話を終えたバレンティンはこう言いました。 「飼主は犬がここにいるって分かってすごく喜んでるよ。心配してたみたい。それで、ちょっと相談なんだけど。この犬と一緒に車でカラコル( […]

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21/AUG/2015 in Karakol

電話を終えたバレンティンはこう言いました。

「飼主は犬がここにいるって分かってすごく喜んでるよ。心配してたみたい。それで、ちょっと相談なんだけど。この犬と一緒に車でカラコル(麓の街)まで行ってくれないかな?」

あら子の飼主はベースキャンプとカラコルのゲストハウスのふたつを経営しているらしく、連れてきてくれたらカラコルのゲストハウスには私たちを無料で泊めてくれると言っているそう。
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もともとカラコルまでは徒歩とマルシュルートカで帰る予定でした。
歩いたら4〜5時間、それからマルシュルートカで30分ほど。

カラコルまでの車は五人が乗って一人500ソム(約1000円)。
かなり高いけど、あら子を無事に飼主に送り届けられて、しかも無料で泊めてもらえるなら車に乗ったほうがいい。

「この犬も、君たちと一緒に行った方が安心すると思う。」バレンティンもそう言ってくれました。
 

あら子の生まれた家を目指せ!

ロープに繋がれて大人しくしていたあら子。

私たちを見ると目を輝かせて飛びついてきました。
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一緒に車に乗り込みます。
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助手席にだいごろが乗り、
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あら子はだいごろの足元に乗りました。
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それではいざ、あら子の家を目指して出発です!
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車が走り出すと、突然大きく揺れだしてびっくり!ものすごい悪路!!
大きな岩がゴロゴロ転がる中をロシア製の4WDで進んでいきます。

大きな池のような水たまりを超えたり、車がこんなに傾くぐらいの道を進んだり。
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世界一過酷なツアーと言われるエチオピアのダナキルに行った時の道をはるかに超える酷さ。
バーにしがみつかないとすぐに吹き飛ばされる。
腕が痛くなるほどしがみついた。
それでも何度も頭を車の天井にぶつけた。
 

そんな中あら子は…

車酔いしたり体調崩したり暴れたりしないかと心配だったけど、慣れた様子でだいごろの足元で眠っていました。お利口さんです。
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悪路が続くので、途中で休憩を挟みます。
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あら子は車を降りても私たちにぴったりと着いてきます。

私たちが川の水を汲んでいる横で美味しそうに飲んでいました。
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ついにあら子の飼い主の家にやってきた!

そして、無事に飼主の家に到着。

ドアを開けると、家の人が2人。
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でも…あら子は二人を見ても全然反応しない。
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「この犬は俺をみたらすぐに分かるから」と、飼主はバレンティンに言ってたみたいだけど。

本当にこの人たちが飼い主なのかな?

でも、ここがあら子の家だって分かる決定的なことがありました。

それは家の奥から出てきたとんがった二つの耳。
え?あら子が2匹になった!
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間違いない、この人たちがあら子の飼い主だ!

実はあら子にはsisterがいた。
姉か妹か分からないけど、妹ってことにしようかな。

妹はあら子と瓜二つ!
全然見分けがつかない。
あら子と全く同じ、真っ黒で毛がつやつやで元気いっぱいの子犬!!
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でも、しばらくすると分かるようになった。
耳がちょっと垂れてる方があら子です。
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あら子は妹と楽しく遊んだり、家の人にご飯をもらったり。

でもあら子はまだ家の人よりも断然私たちになついてる。笑
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あら子はずっとベースキャンプにいたから、家の人よりもベースキャンプのスタッフの方になついてるのかも。
 


ここがあら子の家。
あら子の飼い主の家、兼ゲストハウスになっていて、個室もあるし庭でテントも張れるようにもなっています。
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家の主人が英語を話せたのであら子のことを聞くと、なんとあら子はまだ生後6ヶ月!
ベースキャンプにいたあら子よりも大きい犬は、お母さんかと思ったらそうじゃないみたいで、あら子よりも先に産まれたお兄ちゃんなんだって。

そうそう!それと、あら子の本当の名前はジータっていうんだって!
そんなかっこいい名前だなんて知らなかったよ。笑
 

この日、あら子は一日中庭にある小屋に閉じ込められた。

この家の生活に慣れないといけないあら子をあまり刺激したくないけど、トイレに行くときにどうしてもその小屋のそばを通る。
私たちからはその姿は見えないけど、ちょっと近くを通るだけでキュンキュン鳴いた。
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今は閉じ込められてしまって可哀想だけど、無事に飼主の元に帰ってこれてほんとに良かったよ。
もし遊牧民のところでお別れしていたら、きっとずっとわだかまりが残っていた。
それにしても、まさかこんな形であら子の大冒険が終わるとは思ってもみなかったな。
 


夕方になると、ベースキャンプでお世話になったスタッフとシェフがやってきた。

「あの犬は悪い子だからシャシリク(串焼き)にしないと!」って冗談交じりに言うシェフ。
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実は、私たちがあら子を無理矢理手名付けて連れてきたと思われていないかとちょっと不安だったけど、そんな風には思ってなかったみたいで良かった。

「この犬は大事な犬だから、連れてきてもらえて助かったよ。本当にありがとう」と、二人のスタッフは言ってくれました。
 


宿はマットに寝袋を敷くだけのシンプルな宿で、トイレはぼっとん、シャワーは水シャワーだったけど、無料で寝れるのはありがたい。
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キッチンも使わせてもらえたので、買い出しをしてきて自炊。
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野菜たくさんのスープを作ってたっぷり食べました。
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そして本当のお別れ。

翌朝。
トイレに行く私の気配を感じて、小屋の中から悲壮な鳴き声で助けを求めるあら子。

見かねた家の人があら子を自由にしてあげた。

私の姿を見つけるなりダッシュで私たちのところにやってきた。
全身で飛びつくわ甘えるわ噛み付くわ鳴くわ騒ぐわ、自分ができる最大限の愛を振りまいてきました。
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朝ごはんの用意をしているのに、足に飛び乗ってきて大変です。笑
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可愛いなぁ。

昨日小屋に閉じ込められていたから、そのままお別れになるかと思ってたけど、またこうして会えて幸せな気持ちでいっぱいになります。
離れるのが淋しくなるよ。

別れるときにはすっかり落ち着いてきて、妹やベースキャンプのシェフやスタッフ、宿のお母さんとも遊ぶようになった。
 

そして別れのとき。

あら子は私たちに着いてきそうになったけど、家の人が気を引きつけてくれている間にサッと家を出た。
あの悲痛な鳴き声を聞くこともなく別れられた。

帰るべき場所に帰ることができたあら子。
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これにて、一件落着!
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元気でね、あら子。
一緒にトレッキングできて楽しかったよ。
P82031242 2

おわり

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アラコの大冒険5〜そしてあら子の運命は…。〜 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16461 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16461#respond Mon, 28 Dec 2015 21:50:47 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16461 21/AUG/2015 in Karakol 午前6時。 バレンティンのゲストハウスで迎えた朝。 私たちの宿から2kmほど離れた遊牧民の家族のところで繋がれているあら子。 だいごろは昨夜、あら子が死んじゃった妄想をして眠 […]

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21/AUG/2015 in Karakol

午前6時。
バレンティンのゲストハウスで迎えた朝。

私たちの宿から2kmほど離れた遊牧民の家族のところで繋がれているあら子。

だいごろは昨夜、あら子が死んじゃった妄想をして眠れなかったんだって。
寝不足で疲れた顔をしています。
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これが朝ごはん。
すごく質素な朝ごはんだけど、山だから仕方ない。急いで掻き込みます。
IMG_4057

朝ごはんを食べている間、オーナーのバレンティンにお願いして、遊牧民の人にキルギスの言葉でメッセージを書いてもらいました。言葉が通じないから、誤解があったらあら子を引き渡してもらえないかもしれない。
 

そしてあら子の運命は…

ごはんを食べた後、大急ぎであら子を迎えに出かけました。
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死んじゃってないかな。
逃げちゃってないかな。

いろいろ考えていると自然に早足になります。
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牛たちを掻き分けぐんぐん進みます。
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半分走るようにしてあら子の元へ向かいました。
 


そして遊牧民の家が見える少し前。
犬がキャンキャン鳴く声が聞こえました。

“だいごろ、今犬が犬の鳴き声が聞こえた!”

“えっ!どこ?!”

だいごろはそう言って、声のする方へと走り出しました。
 

そして私が追い着いたときには…、
 

こうなってました。笑
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あら子はよっぽど淋しかったみたいで私たちに会えて大興奮。

キュンキュン!キュン!

鳴きながら大興奮で飛びついてきます。
 

なんなんだろう、このなつきっぷり。
餌だって一度もあげてないのに。改めて不思議になります。
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あら子!その牛のうんち踏みまくった前足でアタックしないで!笑
可愛いから許すけど。
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昨日あら子とお別れした時は頼りないロープで繋がれていたけど、会ったときにはちゃんと鎖に繋がれていました。
遊牧民のお父さんが鎖を外してくれます。
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そして、さっきバレンティンに書いてもらったメッセージを渡し、ジェスチャーで「バレンティンが車でこの犬を連れていくから」と伝えます。バレンティンはこの辺りでは有名なので、すぐに話を分かってくれました。
 

こうして、鎖をほどいてもらったあら子は自由になりました。

あら子の足元には空になった缶詰と着古されたジャケット。
遊牧民の家族がちゃんと面倒を見てくれていました。よかったね、あら子。
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そして、足取りも軽くなって一緒にバレンティンの所へ帰ることになりました。
 

あら子との最後のトレッキング。

私たちに会えて、紐から自由になって、元気いっぱいのあら子。
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紐を繋がなくてもちゃんと着いてくる。
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♪首輪や紐じゃないんだよ〜、君に身を寄せるのは〜、すべて僕の意志だ〜
”BUMP OF CHICKEN”の”夢の飼い主”という曲を思わず口ずさみます。犬じゃなくて夢の歌だけど。
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こんな丸太の橋だって、あら子はへっちゃら。
昨日の夜の真っ暗な時に来てたら川に落ちて大怪我してただろうな。。
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私が遅れたら後ろを振り返って待ってくれる。
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だいごろが走ったらあら子もぴったり後をついてくる。
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やっぱりあら子と一緒は楽しいな!
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昨日の帰りはもう暗かったし、頭の中があら子のことでいっぱいだったからよく見えてなかったけど、すごく緑豊かな綺麗な景色。
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あら子と無事再会できた安心感と景色の美しさに心が晴れ渡っていきます。
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最後に川にかけられた橋を渡れば、バレンティンのゲストハウスはもうすぐです。
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あら子とバレンティンの子犬たち。

往復1時間半の道のりを歩き、無事バレンティンのゲストハウスまであら子を連れてくることができました。
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バレンティンにあら子を紹介すると、あまりの懐きっぷりを見て
「餌もあげてないのになんでこんなに懐いたんだろうね?」と不思議そう。
それはこっちが聞きたいぐらい。笑
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バレンティンが慣れた様子で残飯の肉あげると、大喜びでがっつくあら子。
よっぽどおなか減ってたんだろうな。私たちはロクな食べ物持ってなかったから。
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そして、バレンティンの宿には最近飼いはじめたというあら子よりも小さい子犬が二匹いました。
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二匹の子犬に興味津々のあら子。
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バレンティンがベースキャンプに行くのは週に一回。
それまではここにあら子を預かってもらわないといけません。

だいごろがあら子を呼んで抱っこ。
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そして首に紐を回すと
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バレンティンが首が閉まらないように結んでくれました。
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そして家の柵に繋いで、一安心。
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「ここでしばらく慣らしたらいい」と、バレンティン。

私たちが離れると昨日別れたときみたいな叫び声をあげていたけど、近くに友達の子犬もいるしもう大丈夫。
 

温泉の湧く村。

あら子もひとまず落ち着いたみたいだし、これでゆっくり温泉に行ける。

実は、ここアルティンアラシャンの村は温泉保養地として知られています。

あら子に気づかれないようにこっそり宿を離れて、無料の天然温泉めぐりに出かけました。
P8213444

アルティンアラシャンには有料の温泉があって、一人200ソム(約400円)で日本の銭湯みたいなほっかほかの温泉に入れるそう。でも私たちはケチなので、バレンティンが作ったという手作り露天風呂を探します。
 

しばらく川沿いを歩くと…

あった!
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こっちは洞窟みたいになってる!
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だいごろが入ります。気持ち良さそう。
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だいごろが気持ち良さそうだから私も足だけ入ってみたけど、温度がぬるくていまいち。しかも、なんか苔とかいっぱい生えてるし、もちろん誰も掃除してないしゴミ浮いてるし。
とてもじゃないけど全身浸かるような気分になれる温泉じゃなかった。

きっとだいごろはあら子が無事に帰ってきて嬉しいから、ぬるくてもなんでも気持ちいいんだろうな。笑
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実は今日はアルティンアラシャンから一気にビシュケクまで戻る予定でした。だけど、あら子を迎えに行くのに時間を使ったので無理になってしまった。

ただでさえ帰国が迫って焦っていたから迷ったけど、あら子の無事を確認できて本当に良かった。
 

 

温泉から帰ると、バレンティンが何やら電話をしています。

どうやらあら子の飼主と話してるみたい。

しばらくすると私たちの元にやってきました。

「あの子犬だけど…」

そして、バレンティンの口から出てきたのは、思いがけない提案だったのでした。

つづく

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あら子の大冒険4〜罪悪感との戦い。眠れない夜。〜 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16467 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16467#respond Sun, 27 Dec 2015 21:50:36 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16467 20/AUG/2015 in Karakol “じゃあね、バイバイ” 山頂に見える真っ黒なとんがり耳を横目に見ながら、なるべく急いで山を下ります。 とは言っても、すごい砂地で勾配も急でなかなか速く […]

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20/AUG/2015 in Karakol

“じゃあね、バイバイ”

山頂に見える真っ黒なとんがり耳を横目に見ながら、なるべく急いで山を下ります。
P8203176 2

とは言っても、すごい砂地で勾配も急でなかなか速くは降りれない。
私は下り道が苦手だから下りるのにかなり時間がかかる。

しゃがみこんで滑りながら降りた。
P8203174

下るのも大変だけど、向かいから登ってくる人たちはもっと大変そう。
みんな四つん這いになって登っている。
一歩登ったら半歩下がって、ゆっくりゆっくり登ってる。
 

そして、100mぐらい降りたころ。
 

 

キュンキュン。
 

 
視界に黒い影が入ってきた。
 

ああ、ダメだったか。
 

山頂でせっかく餌付けしてもらってたのに。

私たちのパンよりよっぽど美味しそうなもの食べさせてもらってたのに。
 

あら子はよっぽど淋しかったらしく、追いつくなりだいごろの両足の間に挟まってきた。
しっぽをフリフリ、置いてかないでー!!って全身で訴えています。
P8200041
 

困るけど、可愛いから許す。

今日の目的地の村に着いたら、ベースキャンプに行く誰かと仲良くなってもらって、それからベースキャンプまで一緒に戻ってもらおう。
 


 

嬉しさを爆発させるあら子は私とだいごろを行ったり来たりしながら、足の間に挟まってくる。
滑って尻もちを着いたら踏みつけちゃうよ。

そんな風に足の間に挟まられたら歩けないし危ないから、私があら子を捕まえて、その間にだいごろに先に降りてもらって、今度はだいごろがあら子を捕まえて私が山を降りる。何度か繰り返して、歩きやすいところまでなんとか降りてきた。

坂道を下り終えた頃には、あら子はもうすっかりご機嫌。
尻尾を振りながら元気についてきます。
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峠を越えるとさっきと景色が一変。

こっち側はベースキャンプから登ってきた斜面と全然景色が違う。
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あっち側はごろごろ大きい岩と森が交互に現れてたけど、こっちは草原が広がっていて、たくさんの動物が放牧されている。
あら子もたくさんの牛にちょっとびっくりしています。笑
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河原を颯爽と駆け上がってきた遊牧民。かっこいいな。
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あら子は峠を越えた後からさすがに疲れてきたみたいで、キュンキュン鳴くことが増えた。
おなかもペコペコだろうな。
こんな険しい山を越えたのにネズミ以外はろくなものを食べてないもの。
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途中で変な動物がたくさんいた。
岩の上に立って、ギュイ、ギュイって大きい音で鳴いた。
何この動物?!誰か教えてください。
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食料がなくなってお腹も減ってきたけど、峠を越えてすぐに水が空になって大ピンチ。
なのに、川の水が濁っていてなかなか飲めそうな川に出会わない。

ずっと焦っていたけど、1時間ぐらい歩いたところで運良く湧き水を発見してそこで汲んだ。
あら子も一緒に水分補給です。
P8203232

水を汲み終わって立ち上がろうとしたら、ふらついて沼みたいになっていた水場に足を突っ込んでしまいました。

私の靴は見事にどろんこ。隣にいたあら子の足もどろんこ。笑

よく歩いてきたから足が疲れてたみたいです。
 

これでいいんだ。あら子との別れ。

朝にベースキャンプを出てからもう7時間は経ったかな。

あら子もどんどん疲れてきて、ちょっとした時間におすわりして待つことが増えてきました。

まだ子犬だもん、一日中歩き続けたら疲れるに決まってる。
 

峠を越えてから2時間ぐらい歩くと、途中で大きな川を渡りました。

川は深くて、川の水は足がしびれるほど冷たい。
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あら子は身体半分水に浸かりながらも、頑張って私たちにぴったり着いてきました。

強い子だなぁ。渡った後、寒そうにぶるぶる震えてた。
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あら子を見ていると昔飼ってた犬のことを思い出します。

一緒に山登りしたら嬉しそうにしてたな。

いつも散歩のときは紐をぐいぐい引っ張って前を歩くのに、いざ紐を外すとこっちの様子を伺いながら歩くのが可愛かった。
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あら子は、疲れは見せてるけど好奇心はまだまだ旺盛。

いろんな匂いをかいだり、草むらに突っ込んだり、ちょうちょを追いかけたり。

無邪気でかわいいな。やっぱり犬は山が好きなんだ。
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ねぇ、でもあら子。なんで私たちみたいな知らん人に着いてきちゃったん?

あら子の飼主は私たちちゃうやろ?

すっかり仲良くなってしまったけど、不思議で仕方がありません。
 


 

このままあら子をアルティンアラシャンの村に連れて行ったら、どうなるんだろう。
宿に犬なんて連れ込めないだろうし、夜のうちにどこかへ行ってしまうんじゃないだろうか。

そんなことを考えながら歩いていると、村に着く2kmほど手前に遊牧民のテントがありました。
 

それを見ただいごろは言いました。

”ここの人に預かってもらえへんかな?”

ここの遊牧民ならベースキャンプの方に出かけることもあるだろうし、ここは登山客が通るルートだからお願いして連れて行ってもらうこともできる。
それに、もしベースキャンプに戻れなかったとしても、この遊牧民と一緒なら生まれたのと似た様な環境で暮らすことができる。
だいごろはそう考えたそう。
 

遊牧民のテントに近づいてみると、中から人が出てきて「その犬はどうしたの?」とジェスチャーで質問されました。
ただの登山客に犬が着いてきていたから地元の人は気になったみたい。

そしてそこへ運良く英語が話せるロシア人の登山客が通りがかったので、通訳してもらいます。

ベースキャンプの写真を見せて、そこから着いて来た犬なんだよって説明するだいごろ。
P8200055

すると遊牧民の家族は「分かった。」と言って、あら子にロープをつけた。
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抵抗して噛みつこうとするあら子。
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キャン!!キャン!!!!

紐でくくられ、悲痛な叫び声で助けを求めるあら子。心が痛む。
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「ここは彼らに任せよう。今は、君たちがすぐに立ち去るのがあの犬にとって一番いいことだから。」と、通訳してくれたロシア人が言いました。

その言葉通り、後ろを振り返らないように足早に立ち去ります。

キャン!!キャン!!クゥーン!!

いつまでも止まないあら子の叫び声。

これでいいんだ。これで。

何度も言い聞かせながら歩きます。
 


 

あら子の姿が見えなくなると、疲れが一気に出てきて急に足取りが重くなりました。

今まで以上に休憩を挟みながら最後の一踏ん張り歩きます。
 

そしてしばらく歩くとだいごろが言いました。

“さっきのロシア人にどうなったか詳しい話聞いて来るわ!”

だいごろは、遊牧民の家族との話で分からなかったことがあったのでもやもやしていたみたい。
まだそんな力が残ってたのかと思うほどの速さで走っていって、数百メートル先まで進んで見えなくなっていたさっきのロシア人に追いつきました。

「僕があのベースキャンプの電話番号を知ってるから、そこに電話をかけてもらうことにしたんだよ。だから心配することはないよ。」ロシア人が言いました。

そうか。それなら大丈夫だろう。

これで本当のお別れだ。

これで良かったんだ。
あら子のおかげで楽しいトレッキングだった。
悲しい別れ方になっちゃったけど…。
 

罪悪感との戦い。だいごろの決断。

そして、午後7時。
12時間のトレッキングの果てに、ついにアルティンアラシャンの村が見えてきました!
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あと少し。
一歩一歩、歩みを進めながら考えます。

きっとあの家族があら子をベースキャンプまで連れて行ってくれる。

でも…

私たちが丸一日かかって越えてきた峠をこの犬1匹のために越えてくれるかな?
あの家族は車も持ってなさそうだし、勾配が急すぎるから馬で超えられるような山じゃない。
途中の登山客に連れて帰ってもらうにしても、ちゃんとあら子が懐いてくれるかな?

私自身は、まあ地元の人だしなんとかしてくれるだろうとあまり気にしてなかったけど、だいごろはずっと気になるみたい。

歩きながらも心配でならない様子。
うつむきながら無口で考え込んでるみたいでした。
 

到着してみると、アルティンアラシャンは山小屋がポツンポツンとあるだけのすごく小さな村。

そして、今回泊めてもらうことにしたのは、ヤク・ゲストハウスと言う名の宿。
アルティンアラシャンの一番川下側にあるゲストハウスです。

オーナーにあら子のことを相談しようと思っていたけど、あいにくの外出中。
待っている間に夕食をいただくことにしました。
P8203295

でも、だいごろの頭の中はあら子のことでいっぱいで、すっかりうなだれた様子。

“この宿なら犬の一匹ぐらい受け入れてくれたかも。
アルティンアラシャンはカラコルみたいなもっと大きい街で、宿には犬とか連れてこれへん感じやと思ってた…!”
あら子が遊牧民を怖がって逃げ出して山で迷子になってたらどうしよう。。”

あの遊牧民に犬を預けずに、この宿に連れてきた方が良かったと後悔しているみたい。
 

おなかが減ってるはずなのに味気ないご飯だし、あら子のことも気になるし、あまり食が進みません。
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そして待つ事1時間。

オーナーのバレンティンが8時ごろに帰ってきたので、あら子のことを相談します。

「それだったら、この宿に繋いでおいたらいいよ。俺はいつもツーリストの車を手配していて、車でベースキャンプに行くこともあるから、その時についでに連れていってやるよ。」

“やっぱり連れてきたらよかった…!!失敗した!” と、悔しがるだいごろ。
 

「今日はもう暗いから今から連れてくるのは無理だ。明日の朝にしよう。」

バレンティンはそう言ったけど、だいごろは一刻も早く連れ戻したい。

“あら子が逃げようとして首の紐が締まって窒息して死んじゃうかもしれへん。”
“あら子はすごく嫌がってたから、もし紐がちぎれたりして逃げたら、迷子になって2度と戻って来られへん。”
”あら子がどこから来た犬かを知ってて、しかもあら子をベースキャンプに確実に連れて帰ることができるのは俺らだけやったのに…。”
”せっかくベースキャンプで楽しく暮らしてたあら子の人生が変わってしまう。そしたら俺の責任や。”
”ここに着くのが1日遅れてでも、自分たちの手でベースキャンプに連れて帰ってれば…。”
 

心配事が次から次へと浮かんできて、居ても立っても居られなくなっただいごろは、ついに抑えきれなくなり懐中電灯を持って外へ飛び出しました。
 

“どうしても心配やから、今から行って連れてくる!”

”え?!ちょっと待って”
 


 

こうして、だいごろと私は真っ暗な夜の山へ飛び出しました。

私は内心、明日の朝でいいやん、って思ってたけど、だいごろの気はどうしても収まらない。
一人で見知らぬ夜道を行くのは危なすぎるので、一緒に着いていきます。

でも外はほんとに暗い。

月明かりもない。
懐中電灯も弱くて何も見えない。
おまけに寒い。
P8203299

あの遊牧民のテントまではたった2kmだけど…同じ距離でも真っ暗な山道は時間が何倍もかかるし、第一危険だ。

それでもなんとか前に進んで、15分ぐらい歩いたところで大きな川に出ました。
さっき明るかったときに、石ころに飛び乗りながら渡った川。

懐中電灯を照らしても、どこを目指して足を踏み出せばいいのか全然分からない。
こんな調子じゃいつまで経ってもたどり着かないし、下手したら遭難しちゃう。

“だいごろ、やめとこう。明日の朝行こう。今行ったら危ない。”
 

目の前に立ちはだかる大きな川の流れを見てだいごろはその場に立ちすくんで、しばらく動きませんでした。
 

そして立ち止まって5分は経ったかと思う頃、だいごろが重い口を開きました。
 

”ごめん。帰ろう。”
 

そして、もうガクガクの足を引きずりながら、なんとか宿までたどり着いたのでした。
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つづく

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20/AUG/2015 in Karakol

子犬のあら子と一緒に辿り着いたアラコル湖。

私とだいごろは昼ごはんに持ってきていたパンを食べます。
あら子はその横でお昼寝。あら子も疲れたみたい。
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ここまでで5時間ぐらいのトレッキング。
あら子もおなか減ってるだろうなぁ。

あら子にあげる分の食料を持ちあわせていなかったので、パンをちょっとだけ千切って分けた。
あんまり美味しくなさそうに食べるあら子。

もうひとちぎりあげたけど、もういらないって。
肉食系だからなぁ。
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4000m級の山を越えて。

しばらく休んだらそろそろ出発。
私たちが立ち上がるとあら子が起きました。
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”じゃあね。あら子。”

そう言って、黒くて小さな子犬に別れを告げます。
でもどうやって別れられるだろう?
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”あら子、あら子の家はあっちやで、着いてきたらあかんで。”

って言ってみるけど、あら子は着いて来る気まんまんのこの表情。
どうしよう、困ったな…。
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アラコル湖を臨むこの場所の標高は3560m。

ここから湖沿いを歩いて、さらに300m以上登ります。
案の定、あら子も着いて来ちゃいました。
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湖の横の斜面を登ったり下ったり。
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もう出発してから6時間以上歩いている。
だんだん疲れが出てきました。
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でもあら子はそんな私たちとは違って元気。虫を探し回って余裕の表情です。
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一気に頂上まで登ろうと思ったけど、疲れたからちょっと休憩。
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雲の影が湖に落ちて、これまた綺麗な色。うっとりです。
P8203062 copy
 

あら子と一緒に辿り着いた頂上。

だんだん急になる荒地。
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砂っぽくて足が滑るからなかなか登れない。
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一歩一歩進む。
あら子は元気です。
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そしてようやく頂上へ到着!

山の稜線には雪が積もっています。
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雪を見つけるなり、あら子は雪に飛び込んで雪をパクパク食べていた。
喉が渇いてたのかな。
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そんなに雪におなかをつけたら、おなかが冷えるよー!犬は平気なのかな?
ゆきやこんこ、あられやこんこ、の歌でも、犬は雪が降ったら喜ぶみたいだからきっと平気なんだろう。
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この標高は3900m。富士山よりもずっと高いところ。
だいごろは高山病気味で頭痛がしてきたと言っています。

そして、その横でまだまだ元気いっぱいのあら子。さすが野生児だ。
登ってきたアラコル湖をじっと見つめています。
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まさか、こんなところまで一緒に来ちゃうなんて、ねぇ。

頂上にいたトレッカーたちも、「その犬かわいいね!どうしたの?」と不思議そう。
そりゃそうだろうなぁ。
明らかに地元の人じゃない私たちが犬を連れて、こんな山頂まで来ちゃったんだから。

山のてっぺんに座って、あら子と一緒にあたりの景色を眺めます。
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エメラルドグリーンの湖と、雪解け水でできた川、遠くには雪を抱く山々。
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反対側には短い草が生える山がどこまでも連なっています。
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最高の景色だ。
あら子も一緒に休憩です。
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2人と1匹で頂上に立って記念撮影。
あら子、真っ黒だから抱っこしてるのに分からない。
私が抱っこしておけばよかった。笑
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あら子とのお別れ。

この先はアルティンアラシャンという村までずっと下り坂なので、あら子はここでベースキャンプへ引き返さないときっと帰れなくなってしまう。

あら子ともここでお別れです。
P8203166
 

私たちにはひとつ作戦がありました。

それは、「ここであら子を誰かに引き取ってもらうこと。」

山頂で出会った人の中に、アルティンアラシャンから登ってきてベースキャンプに行く人がいるかもしれない。

その人たちと一緒に行けば、あら子はベースキャンプに帰れる。
 

運良く、山頂にたどり着いたカップルがこの後ベースキャンプに行くと言っていたので、事情を説明して一緒に帰ってほしいとお願いしてみた。

「いいよ。着いてきてくれるか分からないけど…。」
 

そのカップルにあら子を餌でおびき寄せてもらって、その隙に私たちは山頂から降りた。

私たちがいなくなったのに気づいてキュンキュン鳴き始めるあら子。

その声を聞かないようにしながら、急な下り坂を降ります。
砂地だし、すごく急だからお尻で滑りながら降ります。
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キュンキュン!!

山頂からこっちに向かって鳴きじゃくるあら子と、捕まえようとする登山客たち。
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可哀想だったけど、気づかないふりをして下り続けます。

すると、あら子は登山客たちの制止を振り切って坂を下り始めてしまいました。
 

”こっちにくるな!!”

それを見ただいごろは足元にあった小石を拾ってあら子の足元に向かって投げました。

あら子はびっくりして後ずさりしてへたり込みます。
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でも、しばらくするとまた立ち上がるあら子。

“来るな!!”

心を鬼にし、小石を投げ続けて威嚇するだいごろ。

だいごろはこのとき半泣きでした。笑
 


 

坂を下り終わり、もう大丈夫だろうと山頂を振り返ってみる。

すると遠くからキュンキュンという鳴き声が聞こえてきました。
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ん?あれは…

よく見ると…、あら子だ!黒いとんがり耳の影が見えてる!!

切ない。。
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お互いに別れるのは淋しいけどこれもあら子のため。

あら子にはあら子の家があるから。

気持ちを入れ替えて、目の前に広がる草原へと歩き始めます。

”バイバイ、あら子。”

自分に言い聞かせるように呟きながら。
 

つづく

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あら子の大冒険2〜子犬と一緒に4000mの山越え?!天山山脈の秘宝を目指せ!!〜 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16465 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16465#comments Fri, 25 Dec 2015 21:30:58 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16465 20/AUG/2015 in Karakol 朝6時前。 ベッドから起きあがって、テントの外に出るとドアの前で犬が寝ていました。 昨日の夜にガサガサいってたのはこいつか。 テントの横にはキノコみたいな謎の物体が干されてい […]

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20/AUG/2015 in Karakol

朝6時前。
ベッドから起きあがって、テントの外に出るとドアの前で犬が寝ていました。

昨日の夜にガサガサいってたのはこいつか。
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テントの横にはキノコみたいな謎の物体が干されていました。
昨日の夕方はなかったから、夜の間に作業したのかな。
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ベースキャンプのメインテントに行くと、若い方のスタッフがお湯を沸かしてくれました。
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朝ごはんは街で買ってきておいた乾燥タイプのラーメンとチャイ。
外はかなり寒いけど、テントの中で燃やしている薪と食べ物の熱で体はポカポカです。
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食べ終わった食器は川から引いた水で洗います。この水がめちゃくちゃ冷たかった!
二匹の犬も朝から元気。ずっと僕たちのまわりを走り回っています。
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目指せアラコル湖!早朝トレッキング開始!

ご飯を食べ終わったら荷物をまとめてトレッキングに出発!

時刻はまだ朝7時。太陽が山陰に隠れているから、辺りはまだ薄暗い。
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今日の行程は、今いる標高2500mのベースキャンプから富士山よりも高い3900mぐらいまで登って、標高2500mぐらいにあるアルティンアラシャンという村まで歩くというなかなかハードな一日。
距離でいうと多分25kmぐらい。何時間かかるか全然分からないけど、日が暮れるまでには村にたどり着きたいところです。
 

ベースキャンプを出て、昨日渡った丸太を渡ります。
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それにしても、さっきからベースキャンプの2匹の犬がずっと着いてきています。朝の散歩かな?
大きい成犬とまだ小さい子犬。
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どこまでついてくるかなぁ?と思ってたら、大きい方の犬は10分ぐらいで帰っていきました。

でも、小さい方はまだ帰らない。

きっとこの辺りはまだ縄張りの中なんだろうと、気にせず子犬と一緒に山に入ります。
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しばらく歩くと太陽が出てきて、日陰だった山合いもだんだんと明るくなってきました。
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見たことのない不思議な植物を見て楽しみながら歩きます。
子犬はまだ着いてきます。
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そういえば、昔ネパールの山奥でトレッキングをした時も犬がずっと着いて来たんだった。
その時は1時間ぐらい歩いたら帰って行ったし、きっとこいつもそのうち帰るだろう。

と考えていたら、突然子犬が山道の脇にある茂みに飛び込みました。

ガサガサガサ

しばらくすると何かをくわえて茂みから戻って来た子犬。

よく見たらネズミを捕まえていました!そしてムシャムシャと食べ始めた!

ワイルドだ…。笑
P8202792
 

それからしばらく歩くとまた

ガサガサガサ

またしてもネズミを捕まえてきました!

よく食べるなぁ。笑
 


 

ベースキャンプから歩くこと2時間。

そろそろ休憩しようと、道端に座って買ってきていたパンやビスケットを食べます。

僕たちが座るとどこかへ走り去っていく子犬。

やっと飽きてベースキャンプに帰ったか。

と、思っていたら…
 

ガサガサガサ
 

まさか…

 

そう。子犬は僕たちの予想通り、本日三匹目の獲物をくわえて嬉しそうに戻ってきました。笑
 

 

帰ってきた子犬は僕たちが休憩している横にちょこんと座ってネズミをムシャムシャ。

3人一緒につかの間のおやつタイムを楽しみました。
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休憩が終わったら再び出発!

すると、歩き始めてすぐにキャンプサイトが見えてきました。
トレッキング客がたくさんいて、みんな朝ごはんを食べています。
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着いてきてる子犬は誰かに餌でもおねだりするかな?

他に気に入った人でも見つけて着いていくかな?

と思ったけど、たくさんいるトレッキング客やご飯には全く見向きもせず、僕たちに着いてきました。
 

”この子犬はどうして着いてくるんだろう?”
もちろん餌なんてあげてないし、撫でるどころかまだ触れてもいない。

その後も何人かの登山客とすれ違って、撫でようとした人もいたけど、この犬は素っ気ない。
なぜか僕たちの後をぴったりと着いてくる。

なんだか僕もきっこも、この子犬にだんだん愛着が湧いてきました。
 

“この犬に名前つけよっか。”

“そうやな。”

“メスやんなぁ。アラコル湖に行くときに着いてきたから…”

“じゃあ、あっこにする?”

“それやったらお母さんの名前と一緒やん。あら子でいいやん。”

”あら子。じゃあそうしよう。”

ということで、安直すぎるネーミングセンスはさておき(笑)、僕たちはこの子犬を「あら子」と呼ぶことにしました。
 


 

キャンプサイトを出ると、そこから先は険しい岩山が続いています。
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さすがに子犬のあら子には厳しいかな?と思ったけど意外にもしっかり着いて来る。
標高も3000mに近づいてきたし、むしろ僕たちの方がへばりそうだな。。
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僕ときっこの間を歩き、きっこが遅れたら後ろを振り返って待ってくれるあら子。
可愛いやつだ。
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そして、そこからさらに岩の上を進むと、僕たちでも登るのが厳しそうな岩場にぶち当たりました。(実はこのトレッキングルートにそこまで酷い岩場はなくて、僕たちがルートを間違えていただけ。)

僕ときっこは手を取り合って、なんとか段差を超えて登ります。

でも、さすがに子犬のあら子には登れなくて、岩の隙間から顔を覗かせながら淋し気にキュンキュンと鳴いています。
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“もう帰りー。帰り道分からんくなるで。”

“ここでお別れやな。バイバイ。”

さすがにこれ以上着いてくるのは無理だろうと、あら子にお別れを行って先に進みます。
 

そこから先も岩場の苦手なきっこは進むのに大苦戦。

道もよく分からないしなかなか前へ進めません。
 

と、突然どこからともなく物音が
 

ガサガサガサ
 

なんと、僕たちの横の岩と岩の間から、枯れ木と雑草まみれになったあら子が顔を出しました!
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”え?!どうやって登ったん?!!”

”さっきの岩場はあら子の背丈よりもよっぽど高い岩やったのに!!”

驚く僕たちの横で嬉しそうにしっぽを振るあら子。
どうしても着いて来たいみたいです。笑

きっこがそんなあら子に向かって、”どこまで着いてくるん?帰れる??” と、聞くけどもちろん答えはなし。

困ったな…。

でもまあ一緒に歩けるのは楽しいしいっか。
 


 

1時間ほど歩いて険しい岩場を抜けると、綺麗な花が咲く谷に出ました。
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難所を乗り越えたあら子は軽快にきっこの後ろを着いて行きます。
あら子は黒いから、写真で見ると分かりにくいな。笑
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あら子は岩場も滑りやすい砂地も川に架けられた丸太の橋も難なく走り抜けます。

”私も4足歩行だったらもっとうまく歩けるかな?”

岩場や砂地が苦手なきっこが呟きます。笑
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僕たちが必死で山を登っている横で、あら子はあっちにこっちに大忙し。

どこかへ行ったと思ったら、ちょうちょを捕まえて食べる!

今度はバッタも食べた!

振り返って笑ったと思ったら、口からバッタの上半身が出てきた!
 

あら子は子犬だからエネルギーが有り余っていて、たまに道を外れて飛び跳ねたり、狩をしたり。
無邪気でかわいい。それに毛にツヤがあってきれい。
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だんだん標高も上がってきたけど、あら子の軽やかな足取りを見ながら一緒に歩いているだけでトレッキングの励みになります。
P8202858
 


 

あら子は2番手を歩くのが好き。

僕が先頭を歩くと僕の後ろに着いてきて、きっこが先頭に行くときっこの後に着いてくる。

それにきっこが歩くのが遅いとちゃんと後ろを振り返って待ってくれます。
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僕ときっことあら子。3人のパーティー。

先頭を歩いていると、たまにあら子の鼻とか前足が僕の足に当たって、ぴったり後ろに着いてきているのが分かる。

そんなに近くを歩かなくてもいいのに。笑
 


 

そんなあら子の愛らしい姿を見ながら歩いていると、いつの間にか岩場を登りきり、目の前にアラコル湖が見えてきました!

このアラコル湖は、カザフスタン、キルギス、中国にまたがる天山山脈の秘宝と呼ばれています。
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もちろんあら子も一緒。
P8202972

そして目の前に広がる湖は ”秘宝”の名にふさわしく、太陽の光を浴びてエメラルドグリーンに輝く湖面がうっとりするほど美しい。

ここまで辿り着いた達成感を噛みしめる二人と一匹。
P8202916

しかしこのアラコル湖への到達は、僕たちとあら子の大冒険の始まりにすぎなかったのでした。
 

つづく

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19/AUG/2015 in Karakol

*全6話でお届けする子犬と僕たちの大冒険のお話。想像もつかないような展開が待っているので、ぜひ最後まで読んでみてください◎
 

今日はキルギスの山奥でトレッキングをする初日。

前日は夜2時までヌルディンさんや宿泊客と話したり、ブログを書いていたのでちょっと寝坊。
 

朝10時前に宿を出て、101番のマルシュルートカ(ミニバス)に乗って出掛けます。

でも、道路工事のせいで101番のマルシュルートカがいつもと違うルートを走っていたので見つけるのが大変だった…。

マルシュルートカを探してうろうろしていると近所の子供が写真撮ってー、と絡んできました。
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30分ぐらいマルシュルートカを探し回ってようやく乗車。
トレッキングのスタート地点となるチェックポイントを目指します。
 

私たちが今回歩くのは、カラコルの街から歩いた山奥にあるアラコル湖に向けたトレッキングルート。

カラコルの街からスタートして、初日はキャンプサイト泊。二日目にアラコル湖を超えてアルティンアラシャン村泊。三日目にトレッキングとマルシュルートカでカラコルの村に戻ってくるルートです。

南旅館の情報ノートにも書いてあるルートですが、これから行かれる方は参考にしてみて下さい。
IMG_3491
 

アラコル湖へ向けて出発!

なんやかんやでチェックポイントに着いたら11時前。
寝坊しちゃったから仕方ないとはいえ、今日の目的地までちゃんと辿り着けるかちょっと心配です。

チェックポイントではトレッキングルートへの入場料250ソムを支払います。
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チェックポイントからは美しい川沿いの、のどかな田舎道を歩きます。
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小さい集落を抜け。
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この先は山奥のベースキャンプに向けて6時間ぐらいのトレッキング。
天気もいいし平坦な道なので楽チンです。
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それにしても綺麗な景色!
青々とした草原と雄大な山々に見とれてしまいます。
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ん?なんか山肌につぶつぶしたものがある、と思ってよく見てみると…
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よく見ると黒いつぶつぶは全部牛でした!
すごい数!
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2時間ぐらい歩いたらお昼ご飯。
カラコルのスーパーで買ってきたパンを食べます。

トレッキングには糖分がいるからと思ってチョコレートクリームを買ったつもりでしたが、チョコがちょっと入った羊のバターでした。臭みがあるし脂っこいだけで味はイマイチ。。
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喉が渇いたから川の水を汲もうと思ったけど、ここの水は灰色だったのでやめておきました。
もうちょっと上流に行かないとダメなのかな。
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そういえばジョージアでも水がグレーの川が多かった気がする。
水自体が汚いわけじゃないし、きっと地面の鉱物が関係してるんだろうな。
 

トレッキングルートには放牧されている牛や馬がたくさん。
挨拶しながら進みます。やあ。
馬はこうやって2頭で前と後ろを見張ってるんだろうな。
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そこから先も、なだらかな気持ちいい道をひたすら歩きます。

実は私たちがトレッキングに行った3日間だけすごく晴れていて、その前後はずっと雨だったそう。

やっぱり私たちは晴れ男・晴れ女!
1年半以上旅してきて肝心な時に雨に降られたことは一度もなかった。
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さっきのグレーの川からちょっと進んだ辺りの別の川はすごく透明。不思議。
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川底までよく見えてすごく綺麗です。
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川の向こうに気配があると思ったら野生の馬の群れ!
20頭ぐらいの群れで、結構深い川の流れをものともせずに渡っていきます。かっこいい。
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チェックポイントから歩き始めて5時間半。
増水した川で道が途切れてしまいました。
もうすぐキャンプサイトに着くはずなんだけど、どうやって進めばいいんだろう?
簡単に渡れそうにも見えるけど、流れが強くて意外と深くて渡れない。
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困ってうろうろしていると、馬に乗った遊牧民の人が通りがかりました。
急いで駆け寄っていって道を教えてもらいます。
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”どうやって渡ったらいいの??” ジェスチャーで聞くと、「あっちだよ!」と川上の方を指差して笑顔で答えてくれました。
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教えてもらった通り川上に行ってみると、丸太が渡してありました。

やったね!無事川を渡り終えました。
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川を渡った先にあったのは大きな木!!
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そこから少し歩くと、ついに今日の目的地のキャンプサイトが見えてきました!
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子犬との出会い。

ベースキャンプに到着したのは17時前。
チェックポイントからちょうど6時間のトレッキングでした。

睡眠不足で疲れてたみたいで、思っていたより時間がかかってしまった。
明日は標高4000メートル近い山を越えないとダメだけど大丈夫かな…。

ベースキャンプには男の人が二人働いていて、一泊したいと言うとこんな移動式のテントに案内してくれました。
P8192645

私たちの今日の寝床はここ。
広々していてなかなか快適そうです。
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寝不足だったので30分ぐらいうたた寝をしてから外へ出てみます。

メインのテントにはロバがいました。
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人によくなついていてちょっと大きい犬みたいです。
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こっちには犬が二匹。
仲良しの二匹はじゃれあって、元気に走り回っています。
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この時は「可愛らしい犬がいるなぁ」ぐらいで全然気にかけていませんでしたが、実はこの二匹のうちの小さい方が今回のお話の主人公。

まさかこの犬があんな事になるなんて、この時は思ってもみなかったなぁ。
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一通りベースキャンプを歩き回っているとお腹が減ったので、ベースキャンプのスタッフに食べ物はないか聞いてみると、追加料金を払ってごはんを作ってもらうことになりました。

メインのテントの中にはこんなキッチンがあって、年上の方のスタッフが手際よくささっと作ってくれました。
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出来上がったのはプロフ(中央アジア風ピラフ)とトマトとチャイ。
あったかいチャイに砂糖をたっぷり入れて飲みます。
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プロフには卵と人参しか入ってなくてすごくシンプルな料理。
なのにすごく美味しくて、体の疲れも癒される。
やっぱりトレッキングの後に山で食べるご飯は最高だなぁ。
こんな山の中なのに温かい食べ物が食べられることが幸せ。
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夜ご飯を食べ終わってテントの外に出てみると、もう太陽が山の陰に隠れて暗くなり始めていました。
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メインのテントの横にあったトレーラーハウスからモクモクと煙が出ていたので行ってみると、なんと中がサウナになっていました!
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トレーラーの横から薪をくべるベースキャンプで働く若い方のスタッフ。
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面白そうだったから、だいごろも薪割りをお手伝い。
意外にもスパスパ割れて楽しそう。
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そのあとは山の合間から夕焼けを見て、自分たちのテントへ。
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朝方は冷えるかな?と若い方の男性に聞いてみると、暖かそうな寝袋を2つ貸してくれました。
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遠くで川の音が聞こえるだけの静かな夜。
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明日のトレッキングで待っている景色にワクワクしながら寝袋にくるまります。

テントの近くにさっきのロバがいるみたいで、近くで草を踏みしめる音。

テントの中は思ったよりも暖かくて、ぐっすり眠れそうだ。

まだ夜の8時前だけど、明日のトレッキングに向けてもう寝ます。

それでは、お休みなさい。

つづく

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キルギスの山奥で見つけたお気に入りの宿と、絶品B級グルメ! https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16710 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16710#respond Mon, 21 Dec 2015 21:50:40 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16710 18/AUG/2015 from Bishkek to Karakol ビシュケクについた翌々日。 今日からの数日間、キルギス東部ある山奥でのトレッキングに向かいます。 今回の世界旅行ですっかりトレッキングが好きになって […]

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18/AUG/2015 from Bishkek to Karakol

ビシュケクについた翌々日。
今日からの数日間、キルギス東部ある山奥でのトレッキングに向かいます。

今回の世界旅行ですっかりトレッキングが好きになってしまったきっこ。
そもそもキルギスに来ることに決めたのも、きっこがトレッキングをしたいと言い出したから。

目指すは、アラコル湖。標高3400mの高地にある湖です。
 


宿で朝ごはんを食べたらさっそく移動開始。
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走り出して2時間ぐらいで昼ごはん休憩でした。
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レストランに焼きたての美味しいパンをたくさん売っていたので、昼ごはんはパンを買いました。
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飲み物はアイスティー。
トルクメニスタンもウズベキスタンもそうだったけど、ここキルギスでもフルーツフレーバーの甘いアイスティーが人気のようです。
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そこから車はビュンビュン進んで、車窓からは大きな湖が見えてきました。琵琶湖の9倍の大きさを誇るイシククル湖です。
抜けるような青!!透明度は20mもあるんだとか。

ビーチ沿いにはテントがたくさん立っていて、人々が泳いでいます。
リゾート地もたくさんあるそうです。気持ちいいだろうなぁ。
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湖をこえるとだんだん景色が変わってきました。
遠くに見えていた山々がだんだんと近づいてきます。
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牧草を荷台いっぱいに積んで走るトラック。
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そして、ビシュケクから乗り合いバンに乗ること5時間ぐらい。
トレッキングの拠点となる街、カラコルに到着しました。

写真の右に写っているのは一緒のバンに乗っていた少年。
長時間の移動お疲れさま。
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カラコルで発見したお気に入りの宿と絶品B級グルメ!

ここからは歩いて宿探し。
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おめあての宿が満室だったので途方に暮れていると、宿の人が別の宿のオーナーに電話してくれました。親切!
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迎えに来てくれたのは、ヌルディンさん。
ものすごく物腰が柔らかくて、本当に優しい男性です。
宿の名前は、”Home Stay in Karakol”
https://www.facebook.com/HomeStayinKarakol/?pnref=lhc
オススメです!!

そして連れてきてもらったのは、こんな感じのめちゃくちゃ良さげな宿!
宿泊客はまだ僕たちだけのようです。
P8182448

部屋も大きなベットがある個室を二人で使えて快適。一人7ドルだったからお手頃!
もちろんWi-Fiもあります。最初泊まろうとしていた宿は宿泊客が多くて、Wi-Fiが劇遅だったけど、ヌルディンさんの家はさっくさくでした!
P8182449

キッチンも広々で、頼んだら快く使わせてくれました。
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家で休憩した後は、遅めの昼ごはんを求めて街へ。
中心部からは少し離れているので、親切なヌルディンさんが車で乗せて行ってくれました。
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中心部と言っても、すぐ先には雄大な草原と山々が見えています。この感じ好きだなぁ。
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街の広場で結婚式が行われていました。
これは新郎新婦が乗るリムジン。近所の子供達が珍しそうに見ています。笑
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こっちにはこんなに可愛いロシア正教の教会が!
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ムスリムの国だけど、ロシアの文化もしっかりと根付いています。
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夕暮れ時のカラコルの街。
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ご飯の前に、スーパーで明日からのトレッキングの食材を買い出し。
商品に書いているロシア語が分からず困っていたら、英語が話せる地元のお姉さんが助けてくれました。
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このスーパーで見つけたのは日本の食材!
こんな田舎町の店にまで置いてるのを見てびっくりしました。
もう日本もすぐそこです。
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買い物を終えて街の中心を歩いていると、どからともなくいい匂いが。
かすかな匂いを頼りに建物の中に入ってみると、そこには食堂がずらりと並んでいました。
よく見ると、どの店も同じ料理を売りにしているみたい。
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その中の一軒が賑わっていたので入ってみると、店のおばさんが何やら寒天のようなものをカットしています。
何だかよく分からなかったけど、試しに一つ頼んでみます。
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すると、寒天のようなものを細い麺状にカットしてスープに投入し、それに小麦粉で作った麺もミックス、さらにネギなどの具材とピリ辛のスパイスを投入。
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こんな料理が完成しました!
食べてみるとめちゃくちゃ美味しい!!
食べ慣れた小麦粉の麺と、ツルッツルの寒天の麺のハーモニー、そしてちょっと酸味がありつつも辛くて冷たいスープは病みつきになる味!
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僕もきっこも偶然口にしたこの料理の虜になってしまい、トレッキングから帰った日にもここの味が恋しくなって再訪しました。
その時はお昼ご飯どきだったので、新鮮な野菜を使ったお惣菜がずらりと並んでいました!美味しそう!
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ああ、この記事を書いてるだけでもよだれが出る。。笑

カラコルの街を訪れた際は絶対食べてみてください!
小さい町だし、同じような店がたくさん並んでいるので探したらすぐに見つかるはず!市場のすぐ近くです。

これだけいろいろ頼んでも、たった125ソム(約250円)!
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宿に戻った後は明日のトレッキングに向けてまったり。

それにしても、オーナーのヌルディンさんはすごく親切でいい人!
英語が話る上に、以前アーティストとして日本に来たことがあるからで日本語も少しできます。

それに、家にはヌルディンさんが描いた絵が溢れていて楽しい。写真に写っているの絵もその一つです。
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お風呂に入ろうとバスルームに行くと、ヌルディンさんが日本で買ってきたと思われる洗剤が並んでいました。
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この日は偶然にも僕たちの他に日本人の旅人が二人も泊まっていたので、ヌルディンさんも含めてみんなで夜までお話し。
すごく刺激的で楽しい夜を過ごすことができました◎
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さて、いよいよ明日はトレッキングに出発。

そこでは今回の世界旅行の中でもベスト3に入る絶景と思いがけない出会いが待っていたのでした。

つづく

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ひもじい夜。キルギスの名物日本人宿「南旅館」を探せ! https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16687 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16687#respond Sun, 20 Dec 2015 21:30:31 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=16687 16,17/AUG/2015 in Bishkek オシュの中心部に入ったのは日が沈んだ後。 首都だけあって、人通りが多い。 なんとか暗くなる前に宿に着いてほしいなと思っていたら、残念な事実が発覚。 英語が話せるキルギス […]

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16,17/AUG/2015 in Bishkek

オシュの中心部に入ったのは日が沈んだ後。
首都だけあって、人通りが多い。
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なんとか暗くなる前に宿に着いてほしいなと思っていたら、残念な事実が発覚。
英語が話せるキルギス人のカラスによると、この車の乗客はオシュバザールという場所で降ろされる事になっているそう。
乗る前に確認したときは宿まで行ってくれるって話したつもりだったのに。。

昨晩泊まっていた宿でタクシーを手配すればドアtoドアで1200ソム。
200ソム(約400円)の差は大きいと思ったけど、そっちの方が良かったかも。。
人待ちの時間も長かったし休憩時間もやたら長かった。

しかも他の人たちを先に送るからと言ってオシュバザールを10kmも通りすぎられた。ひどい。
そのせいでオシュバザールに引き返すのに、余分に30分以上もかかってしまいました。。
 

キルギスの名物日本人宿、「南旅館」を探せ!

オシュバザールに着いたのは夜の9時前。
人が集まるまでの待ち時間を含めたら出発してから13時間以上もかかりました。

あたりには人どころか車通りも少ない。
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これからまだ宿探しをしないといけない。
ため息が出る。
 

オシュバザールからだとトラムが出ているはずだけど、どこにも見当たらない。
バス停を見つけたので、そこでバスを待ってみるも、一向にやって来ない。
諦めてタクシーに乗ろうとしてもタクシーも止まらない。

困って途方に暮れていたら、バス停でおしゃべりしていた少年たちが助けてくれて、目的の宿の通りまで行くマルシュルートカ(乗り合いバン)を止めてくれました。
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オシュバザールから269番のマルシュで、今日の目的の宿「南旅館」の近くまでやってきました。
(ちなみに、この番号のマルシュは宿よりも少し遠いところで降ろされるので注意。)

降りてすぐに小さいコンビニがあったので、まずは夕食の食材を買い出し。
よく考えたらもう夜の9時なのに夜ご飯を食べてない。
でも夕食になりそうなものは売っていなかった。かろうじて卵とお米を見つけたので、買って帰りました。
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買い出しが終わり店を出ると、両手に買い物袋、背中とお腹にはバックパックという重装備に。

でも宿はもう近いはず!

お腹も減ったし、とっとと見つけてしまおう!
 

そう思ってしばらく歩き回って探してみるも、全然見つからない。
この辺りの団地の一室が目的の南旅館のはずなんだけどなぁ。
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どうしても分からなかったので、近くを通りがかった団地の人に聞いてみても辿り着いたのは違うところ。

しかし、そこから30分経っても宿が見つからない。
この南旅館は、場所がとにかく分かりにくいことで有名。
こんなに苦労するとは…

なかなか見つからなくて、私もだいごろもイライラし始めて言い合いになっていると、犬の散歩をしていたおばさんが宿までの地図を書いてくれて「ここよ。」と教えてくれました。
 


結局宿に辿り着いたのは夜の10時を回ってから。

こんなことならオシュの宿で乗合タクシー頼んでおけばよかった。
ああ、本当に疲れた。やっとたどり着いた。

でも…ドアを開けるとそこにいた日本人旅人たちは歓迎ムードというよりは困惑ムード。嫌な予感。

 
しばらく待っているとキルギス人オーナーのヌルダンさんが現れて、予想通りの返事が。

「もう部屋はないよ。」

満室だった…
ショック…

南旅館はかなり中心部から離れた不便なところにあるので、ここに泊まれなかったら他に泊まる当てなんてない。

困り果てていると、「別館なら、長期滞在していたカップルが今日たまたまトレッキングに出かけたからなんとか泊めてあげられる。」とヌルダンさん。

た…助かった…
 

南旅館本館の共有スペースでは、みんなが集まってごはんを食べています。
日本人が10人ぐらい。こんなにたくさん日本人を一度に見るのは久しぶりだったのでびっくりしました。

そう言えば私たちも…おなかぺこぺこ。
だいごろは下痢だったので、せめてたまご粥ができるようにとお米と卵だけ何とか買っていた。
キッチンを借りて作らせてもらいます。

そのとき、一人の男性が残りごはんが入った鍋をキッチンに下げにきた。
すごくいい匂いのする回鍋肉みたいな炒め物。大量に余っています。

鍋の中を覗きこんで、「めっちゃうまそう!何作ったんですか?」と、だいごろ。
内心、分けてほしいなぁって思った。

「まあ、なんか適当なやつです」
そう言って、男性はそのまま立ち去ってしまいました。

ひもじい。

夜中に宿泊客がやってきて、ごはん食べてないことが分かっていて、残りごはんがあるんだったら、分けてくれてもいいのに…。

「分けてくれませんか?」ってストレートに聞いたら分けてくれたのかもしれないけれど…。
 

南旅館別館

二人でひもじく卵粥を食べてから、ヌルダンさんが別館に連れて行ってくれました。
別館は、ヌルダンさんの甥っ子のオスカルのアパートを間借りする感じです。
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今日はもう疲れたのでおやすみなさい。
トレッキングに行っているカップルが泊まっていたスペースを借りて眠りにつきました。
 


次の日の朝。

南旅館別室は、最大で3人しか泊まれないので広々していて快適。
本館の方は10人もいて窮屈そうだったから、こっちの方が良かった。
キッチンもちゃんとついてるし、Wi-Fiもサクサクです。
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ここまで3日連続で怒涛の長距離移動をしてきたし、明日からはトレッキングに行く予定なので、今日は1日のんびり。

昼になったら、ごはんの買い出しに出かけます。

これが南旅館別館の外観。
昨日は夜だったから暗くてよく分からなかったけど、改めて見ても何の特徴もなくて昼間でも見つけるのが難しそう。。
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別館からスーパーまでは歩いて15分ぐらい。なかなか大きいスーパーです!
こんなに大きいスーパーを見たのはいつぶりだろう?
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野菜売り場に並んでいた黄色い人参。
ウズベキスタンでも見たやつだ。
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ビールは量り売りで値段も安い!
好きな銘柄を選んでペットボトルを渡すと入れてくれます。
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スーパーにはお惣菜とサラダが並んだコーナーが。
こんなのはイランやトルクメニスタン、ウズベキスタンでは見かけなかったなぁ。
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冷凍の棚にはマントゥや麺が並んでいます。
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ちょっと高いけど品揃えが豊富なスーパーだったので、食材をたくさん買い込んで帰宅。
キルギスのベーコンは美味しいらしいので、それを使ってパスタを作りました。
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食後はブログを書いたり、本館にいる旅人と話したり、情報ノートを読んだり。

宿に置いてあったキルギスの本をパラパラめくっていると、昨日の移動の時に見た馬に乗って行う競技が載っていました!
これだ。間違いない!
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その後は別館に戻って夕食タイム。

今日はぐっすり寝て、明日はキルギスの絶景トレッキングへ!

この時は全く想像もしていなかったけど、この先に待っていたのは思いがけない出会いと、葛藤と、別れだったのでした。

つづく

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