Macedonia / マケドニア - 世界ぽろり旅 https://amonkeybb.sakura.ne.jp 日本からぽろりと飛出し、涙をぽろり。耳寄り情報もぽろりします Tue, 25 Nov 2025 01:28:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.26 80321178 やっと刑務所から出たぞ!!これで俺も自由だー!!! https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13573 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13573#comments Thu, 13 Aug 2015 21:50:35 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13573 11/JUN/2015 from Ohrid to Berat オフリドの街を歩いた後はヒッチハイクでお隣の国アルバニアを目指します。 とりあえず宿から歩いてヒッチ出来そうな場所へ。 そしてようやくヒッチハイクを始めたの […]

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11/JUN/2015 from Ohrid to Berat

オフリドの街を歩いた後はヒッチハイクでお隣の国アルバニアを目指します。

とりあえず宿から歩いてヒッチ出来そうな場所へ。
そしてようやくヒッチハイクを始めたのが15時。
我ながら遅すぎる…。

今日の目的地のベラットという街まではここから200kmあるけど、無事辿り着けるかな…。
P6110751
 

しばらくヒッチしてみるも全く手応えなし。
ナンバープレートを見てもオフリドの車ばっかりだし、あまりドライバーとも目が合わない。

この場所はちょっと厳しそうだなぁ…。
 

と思っていたら、意外にも30分もしないうちに一人止まってくれた。

乗せてくれたのはニコラという若い男性。
ここオフリドからアルバニア国境の手前の町ストゥルガまで行くそう。
ストゥルガで友達と一緒にカフェするんだって。
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そしてニコラの車の前を走っている別の車には彼の友達が乗っていて、その友達たちはニコラが僕たちを拾ったのをみて、「何やってるんだ?!正気か?!」ってびっくりしたそうです。笑

でもニコラは「乗せてあげないと暑くて死んじゃうでしょ?」って笑っていました。
 

ニコラは元々オフリドで生まれたけど、スウェーデンの在住許可を取っていて、10年以上スウェーデンに住んでいた。
オフリドに戻ってきて住み始めたのはほんの数年前で、子供がもうちょっと大きくなったら家族でスウェーデンに住むんだって。

理由はマケドニアには仕事がないから。
東ヨーロッパに来てからは「自分の国は仕事がない」っていう話になることがすごく多い。
日本もないけど、東ヨーロッパよりははるかにましなんだろうな。
 

未知の国アルバニアに突入!!

これから目指す国アルバニアは、なんと1990年代まで鎖国していたという謎の国。
国民のほとんどがムスリムだったのにも関わらず、鎖国中に「無神国家」を宣言した謎の国。
そして鎖国をやめたと思ったら、国民の半分がネズミ講にダマされて国家破綻したという謎の国。

話を聞けば聞くほど謎が深まる未知の国にいざ突入です!!
 

ニコラに降ろしてもらった場所から再びヒッチハイク。
ここから数十キロ先の国境を越えればそこはもうアルバニアです。
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ヒッチを始めたら、ほどなくして車が止まってくれました。
乗せてくれたのはフィドルという若い男性。
英語が全然しゃべれないけど乗せてくれました。
P6110778

フィドルはマケドニア人だけど、これからアルバニアに住む友達とカフェするんだって。
アルバニアはずっと鎖国してたから、友達が出来たのはつい最近の事だそう。

そういえばさっきのニコラもカフェって言ってたし、この前マケドニアのプリズレンで乗せてくれた人もカフェしに行くって言ってた。この辺の国の人はどうもコーヒー好きのようです。
 

そして国境に到着すると、「国境を越えるときは車を降りて自分で渡って。タクシーだと思われるとプロブレムだから。」と、片言の英語でフィドルが教えてくれました。
という事で、歩いて国境を越えます。
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マケドニア側もアルバニア側もサクッとスタンプをもらえたのはいいんだけど、フィドルの車がどこにも見当たらない。
降りた先で待っててくれるって言ってたっぽかったんだけどなぁ…。
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”もしかしたら国境までって言ってたのかも…。”
どこにもフィドルの車が見当たらなかったので、諦めてヒッチハイクが出来そうな場所まで歩く事にしました。

そして国境を超えて1kmぐらい下ったところにあるカフェを通り過ぎようとすると、フィドルがいました!!
コーヒーを飲みながら待っててくれたみたい。
しかも僕たちの分の水を買っていてくれました。
ありがとうフィドル!
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そして3人を乗せて車はアルバニアに突入!

のどかな田舎の風景がどこまでも続きます。
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途中で通った集落では、家の前でこうやって水をまいているところをたくさん見かけたけど、目的が分からず…。
ほとんど全部の家がものすごい勢いで放水してたけど、一体なんだったんだろう…?
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そしてその集落を抜けた所でフィドルとはお別れ。
どうもありがとう。
 


降ろしてもらった所で再びヒッチハイク。
目的のベラットまではまだ150キロ近くあります。
ヒッチをしている周りにはピンク色の謎の旗がたくさん掲げられています。
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こういう車通りがやや少なめでスピードが出ないところはヒッチハイクに最適。
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案の定すぐに車が止まってくれた。
つい最近まで鎖国していた国とは思えない上等なベンツです。
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乗せてくれたのはアルバニア人のいとこ同士で2人とも英語が話せます。
一人は学生で、もう一人は親がガソリンスタンドの経営をしているんだって。道理で良い車に乗ってるわけだ。

2人の話によるとアルバニア人はドイツ車が大好き。
見渡してみると、確かにメルセデスとBMWが多い。
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2人はアルバニアの首都ティラナに住んでいて、国境近くのガソリンスタンドの改装作業を見に行っていたんだそう。

2人に、”思いがけない出会いがあるのがヒッチハイクの面白い所なんだ。”という話をすると、

「アルバニアをヒッチハイクで旅するなんて狂ってるよ!
ここはヨーロッパといっても第三世界だ。あらゆる種類の人間と出会う可能性がある。少なくとも俺なら絶対やらないね。」と言われました。
 

”ところで、この旗は?”と、道路沿いにどこまでも続くピンク色の謎の旗について聞いてみると、「もうすぐ選挙なんだ。この旗はいくつかある政党のうちの一つの旗だよ。」って教えてくれました。
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そうこうしているうちに、エルバサンという街に到着。
2人は首都のティラナへ向かうので、分岐点のここでお別れ。
どうもありがとう。

エルバサンの街にも選挙の旗とアルバニアの国旗がたくさん。
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アルバニアで夕暮れ時のヒッチハイク。

時計を見るともう夕方の6時。
このままでは確実に日が暮れそうなので、エルバッサンからはバスに乗ることに。
一人250レク(約250円)でルロゴジネという街まで行くそうです。

でも、5分で出発するって言ったのに15分たっても20分たってもなかなか出発しないから、気が変わってやっぱりヒッチ!
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バスを飛び降りて街を歩き始めると、突然の夕立。
びしょ濡れになりながらヒッチポイントを探します。
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そして街の外れのラウンドアバウトでヒッチ開始。
それにしても、さすがにちょっと疲れてきたな…。
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ヒッチを始めて間もなく一台の車が止まりましたが、「一人3000レク(約3000円)で乗せてやる。」って言ってくる。バスの十倍!
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その後も車が何台か止まって、みんな3000レクだと言って話しかけて来ました。
さすがに高すぎるよ…。
 


そんな車ばっかりだったので半分諦めながらしばらく待っていると、エラルドという21歳の学生が乗せてくれました。
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エラルドはめちゃくちゃ優しくて、家の一つ先の隣町までわざわざ乗せてくれると言ってくれました。
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アルバニアに入ってからはずっと緑豊かな田舎道を走ります
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エラルドが教えてくれた途中の水場の水も美味しかった!
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そしてエラルドの家の一つ隣町へそろそろ到着しそうだなと思っていた頃、「今からベラットに行くバスはないし、車もないと思う。だから、ホテルを探してあげる。」とエラルドが言い出しました。

”大丈夫。ホテルも車も自分たちで探すから。”、と言っても、優しいエラルドは全く取り合ってくれません。

「俺の彼女は英語が話せるから。」
そう言って、電話先でエラルドの彼女が通訳してずっと話してくれた。
何度も何度も。

電話は何十分もつなぎっぱなし。
”ホテルなら街の人に聞いて探すし、テントも持ってるから、大丈夫だから。”、と言っても、エラルドは僕たちを助けようとしてくれます。
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そうこうしているうちに、エラルドの家の隣町に到着。
もう夜の7時半です。

でもここはまともなホテルもなさそうな、街というよりは道路沿いにぽつぽつ家があるだけの場所。

「ホテルはなさそうだし、暗くなるまでヒッチハイクしてみて、だめだったらここにテントを張るよ。」

そう言ってもすごく心配そうにするエラルド。
下手したらベラットまで送ってくれそうな勢いです。
本当に心優しい人なんだ。
 

すると、僕たちの前に突然一台のバンが止まりました。
聞いてみると、なんとこれは乗り合いのバンで一つ先の街まで行くそう。

よかった!これでエラルドに心配をかけずに別れられる。

エラルド。ここまで本当に親切にしてくれてどうもありがとう。
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刑務所から出所したてのアルバニア人に誘われて。

なんとか次の街へと進むバンに乗り込めた僕たち。
今日の目的地のベラットはまだまだ遠い…。
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そしてバンに乗ってすぐに日が暮れてしまいました…。
このバンは一つ先の町までは行くけど、そこからベラットまではまだ40kmもある。
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すると、バンに乗ってたマリオという男性が話しかけてきました。

「君たちベラットに行くの?」

”そうだけど。”

「友達が迎えにくるから、一緒にベラットまで乗って行く? 俺はベラットの5キロぐらい手前の町に住んでるんだけど、いいよ、ベラットまで送っていくよ。」

”えっ?!ほんとに?!!”

まさかの乗り合いバンの中でベラットに行く車が見つかった!奇跡!!

”是非乗せて下さい。助かります!!”

今日のヒッチは完全に終わりだと思っていた矢先。
ここはお言葉に甘えて、ありがたく乗せてもらうことにしました。
 

「ああ、それとさっきバス代で運転手に3000レクって言われたでしょ?
 でもそれは300レクの事だから。新しいお金はゼロが一個少ないんだけど、年寄りはみんな古いお金の方で話すんだ。」

え?そういうこと?
もしかしたら、ヒッチハイクしてた時に3000レクって言ってた車は、全部300レクのつもりだったのかも。
知らなかった…。
 


しばらくして、またマリオが話しかけてきました。

「俺、今日はスイスから来たんだよ。」

”え?スイスから?!”

「そう。昨日の夜からずっと飛行機を乗り継いでここまで来て、24時間以上ベッドで寝てないんだ。」

”へー、それは大変だね。”

そんな雑談をしていると、バンは隣町に到着しました。
 

バンを降りると、スイスからはるばる地元に帰ってきたはずのマリオは、片手にダンボール一箱を抱えているだけ。
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”スイスから飛行機で来たのに荷物はそれだけ?!”

びっくりして尋ねると、

「うん、プリズンから来たから。」

”は?!”

「プリズンだよ。」

”え?刑務所?!何したの?”

「まあまあ。友達が来るまでしばらく時間がかかるからコーヒーでも飲もう。」

マリオはそう言って、近くにあったカフェでコーヒーをおごってくれました。
 


「さっきの話だけど、スイスには不法滞在しただけだよ。笑」

「スイスは狂ってるから、それだけで3ヶ月も刑務所入り。
 今日、刑務所をやっと出たんだ。これで自由だー!!」

マリオは本気で嬉しそうです。
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マリオの話はこう。

2012年、最初にスイスに行った時に、コカインを”たったの”10g持っていたのを警察に見つかった。
自分では使っていなくて、売買目的で持っていただけ。
それからヨーロッパ全土に5年も入国不可になった。

でも、それを無視して今年の初めに再びスイスへ。
1ヶ月半働いたところで、不法滞在なのが見つかってすぐに刑務所に入れられたんだそう。
 

せっかくなので、マリオに気になる刑務所での暮らしについても聞いてみると、
刑務所は食事は無料だし、シャワーとかも普通らしい。
「スイスの刑務所はホテルみたいで何の問題もなかったよ。」

でも、シャンプーとか歯磨き粉とかコーヒーとか服とか細々したものは有料で、なんやかんやしているうちに1ヶ月半不法労働したお金は吹き飛んじゃったって。笑

これはマリオが見せてくれた、刑務所で書かされた書類。
たどたどしいドイツ語で書かれていました。
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なかなか迎えの車が来ないので、話はアルバニアと近隣諸国との関係に。

「アルバニア人は、マケドニアとセルビアとギリシャが嫌いなんだ。」

「とくにセルビア人。やつらはアルバニアの旗を燃やすんだ。ひどいだろ?
 海を渡ったお隣のイタリアは好きだけどな。」

本当にこの辺りの国はややこしい…。
 


それからしばらくすると、マリオの友達が迎えに来ました。
車に向かって歩くマリオはめちゃくちゃ嬉しそう。

「おれは自由だー!!うおーーーー!!!」
 

迎えに来てくれたマリオの友達はロリとデニー。
ここからベラットまではあと40kmぐらいの道のりです。
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マリオは友達に久々に会えたのが嬉しいらしく、彼のマシンガントークで車内は大盛り上がり。
刑務所の話してるんだろうなぁ。アルバニア語だから全然分からないけど。
 

それにしても、ベラットまではちゃんとたどり着けるかな?
辺りは真っ暗だし、暗いってだけでものすごく心配になる。

マリオはすごくいい人だけど、そうは言っても昨日まで刑務所に入っていた身。
変な気を起こして友達二人とつるんで身ぐるみはがされたりしないだろうか…。
ベラットにつくまでは二人とも気を抜かないようにして、じーっとGPSとにらめっこ。

内心すごく不安な気持ちを抱えたヒッチハイクだったけど、車は無事ベラットの街に到着しました。
マリオと友達二人にお礼を言って、車を降ります。
どうもありがとう。
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マリオの乗った車はそのまま元来た道へと走り去って行きました。

その様子を眺めながらほっと一安心。
マリオ、少しだけど疑ってごめん…。

今日のヒッチハイクはかなり無理しちゃったな。
でも、もう夜のヒッチハイクはしない、と心に誓ったのでした。
 

そして、車から出てザックを背負おうとたらいきなり、「ホテル、ホテル!!」という男性の声と、「こんにちは。」という女性の声が同時に聞こえてきました。

”え???な、なに…?”

つづく

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さすがホスピタリティの国!親切な人々に支えられたヒッチハイク。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13571 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13571#respond Wed, 12 Aug 2015 21:50:00 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13571 10/JUN/2015 from Skopje to Ohrid 今日はマケドニア首都スコピエからオフリドという街へ向かいます。 オフリドはアルバニアとの国境近くにあって、湖と教会が綺麗なところだそう。 今日もヒッチで向 […]

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10/JUN/2015 from Skopje to Ohrid

今日はマケドニア首都スコピエからオフリドという街へ向かいます。
オフリドはアルバニアとの国境近くにあって、湖と教会が綺麗なところだそう。

今日もヒッチで向かいますが、スコピエの街が大きすぎるのでどこから始めていいのか分からず、宿の近くから適当に始めます。
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今日はあいにくの雨。
スコピエの街にはこんな荷馬車の道路標識もあります。
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しかし、1時間ぐらいヒッチしていても全く手応えなし。
昨日スコピエに来た時はあんなにリアクションも良くてすぐに止まってくれたのに。
まるで昨日とは別の街みたい…。

やっぱり都会から地方へ向かうヒッチハイクは難しい。
通りすぎる車ナンバープレートを見ても、スコピエを示すアルファベットの車ばかりです。
 

やっぱり親切なマケドニアの人々。

雨に打たれてだんだんと元気がなくなってきていた僕たち。
しばらく同じ場所でヒッチしていると、自転車に乗った男性がやってきました。

「ここでヒッチハイクしても無理だよ。ここから2キロぐらい歩いた所にある道路でやってみな!」と教えてくれました。地図まで書いてくれて親切です。
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2キロかぁ。ちょっと遠いけどここにいてもダメそうなので、歩きます。

大通りに出ると、前方の並木の向こうに教会らしき巨大な建物が。
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近づいてみるとそこはマケドニア正教の教会で、これまたバカでかい!
さすがスコピエだ…。笑
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大きいだけじゃなくて、中もの造りもなかなか豪華。
祭壇にイコン(聖人の肖像画)がたくさん並んでいるのが、いかにも正教会といった感じです。
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その後、教会の先でヒッチを始めましたが、またしても手応えなし。
1時間ぐらいすると、前を通りがかった女性が話しかけてきました。

「私もよくヒッチハイクをするけどここはダメよ。」

そう言って、スコピエの町の外れまで行くバスを教えてもらいました。
マケドニアって古くからホスピタリティの国って言われてるらしいけど、その名に恥じない親切な人たちばかりです。
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教えられたバスに乗ってようやく町の外れに立った頃には、もう昼の3時。
こんな調子だとスコピエを出る前に日が暮れてしまいそうだ…。
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ヒッチをしている後ろには、地元の子供たち。
僕たちに興味津々で、目が合うと恥ずかしそうに笑います。
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すると、子供たちが何やらジェスチャーで訴えかけてきました。
なんだろう?と思っていたら、家から椅子を二つ持ってきてくれました。
そしてこれに座れ!というジェスチャー。笑

ありがとう!
お言葉に甘えて、僕たちのヒッチハイク史上初のパイプ椅子に座ってヒッチ開始です!
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そして子供たちの優しさに触れて元気が出てきた頃、ついに一台の車が止まりました。

「隣の街まで行くけど乗って行く?」

乗せてくれたのはデアンという名の同い年ぐらいの男性。
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“これからアルバニアに行くんだ。” というと、最近マケドニア国内で起きたのアルバニア人との衝突の話に。

コソボでもそうだけど、ここマケドニアでも民族紛争が起こっています。
デアンはアルバニア人のデモで、特殊部隊にいた友達二人をなくしたそうです…。

実は僕たちが来るちょうど1ヶ月前にも、スコピエ北部のクマノボという場所でアルバニア人と警察の間で銃撃戦があり、22人が亡くなったばかり。

昨日の夜の銃声もそんな民族間の衝突の一幕だったのかもしれません。
 


その後デアンは、ゴスティバルという街の料金所まで連れて行ってくれました。
デアンの仕事場はゴスティバルの手前なのに、わざわざ料金所でお金を払ってまでここまで乗せてきてくれました。こっちの方が車を捕まえやすいからって。

ありがとうデアン。
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料金所の前でヒッチ開始。
そしたら10分で大型のトレーラーが止まってくれた!
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乗せてくれたのはアルバニア人のトラック運転手。
彼はムスリムで写真撮影がNGなので、写真は外の風景だけ。
ついでに名前も聞き忘れてしまいました…。

彼は英語を話せなかったけど、このトラックでガラスを運んでいる事を身振り手振りで教えてくれました。
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そして途中で見えたこの工事現場を指差して、またしてもジェスチャーを交えてアルバニア語で何やら話しています。
どうも「この新しい道路は全部中国が作っている。」と言っているみたい。
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そして、オフリドの手前40キロぐらいの分岐点で降ろしてくれました。
どうもありがとう。
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マケドニアの絶品料理に感動!

トラックの運転手が降ろしてくれたのは、オフリドへ向かう道とアルバニア国境へ向かう道との分岐点。
降ろしてもらった場所はヒッチがしにくそうだったので、オフリドの表記がある方向を目指して歩きます。
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しばらく歩くとガソリンスタンドがあったので、きっこはトイレに。
僕はその間にヒッチを開始しました。

そしたら開始二十秒で車が止まってくれた!
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まさかそんなに直ぐにヒッチが成功するとは思ってなかったので、トイレに行っていたきっこを待ちます。

帰ってきたきっこも、「え、もう見つかったん?!!」と言ってビックリしていました。笑
 

今回乗せてくれたのは、オフリドに住むエロ&アレの兄弟。
エロとアレ。なんか日本に来たら飲み会でいじられそうな名前です。笑
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オフリドの街に近づいてくると、アルバニアの国旗やモスクがたくさん。
アルバニアってあまり僕たちの身近な国じゃないけど、コソボやマケドニアなど、この周辺の地域での影響力はかなり大きい。

乗せてもらった所からオフリドの街まではすぐだったので、30分ぐらいで到着。
エロ&アレ。どうもありがとう。
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エロ&アレに降ろしてもらったのはオフリドの街のど真ん中。
所々にモスクや教会が点在する穏やかな街です。
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丸一日ヒッチハイクをしてかなりお腹が減っていたので、降ろしてもらった所を歩いていた地元の人にオススメのレストランを聞いてみます。
マケドニアではかなり英語が通じるので楽チン。

そしたらみんなが口を揃えてオススメしてくるレストランがあったので、そこへ行ってみました。
 

レストランがあったのは街の中心から歩いて10分ぐらいの場所。
そして、これまた英語の話せるお店の人のオススメの料理を全部オーダー。
出てきたのがこんなの!
マケドニア料理なんて初めて食べたけどうまかったー!
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お腹が一杯になったら宿へ。

今日の宿は街の中心から二キロも離れたところにあったので、疲れてるけど頑張って歩きます。
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Webで予約する時に地図に示された場所が間違っていて、見つけるのにかなり苦労しましたが、1時間ぐらいしてようやく発見!
普通の家を改装した宿のようです。
P6110614

この宿にはキッチンもWiFiもないけど、ダブルで7ユーロとめちゃめちゃ安かったのでここに決めました。
マケドニアの観光地でこの価格の宿はまず見つかりません。

部屋に案内されると新築の匂いがします。
どうやら宿を始めてまだ数日目だったようで、破格の7ユーロは期間限定のお試し価格みたいです。
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部屋の中には新品のテレビと冷蔵庫とエアコンに、新品のバスルームとトイレまで。
快適なベッドでぐっすり眠りました◎
 

湖の美しいオフリドの街。

そして次の日はオフリドの街歩き。
今日は天気が良くて気持ちいい。

オフリドの街は湖と丘に挟まれた所にあって、丘の上には城壁が残っています。
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これは丘に登る斜面にあったマケドニア正教の聖クリメント教会。
P6110645

中に入ってみると教会の内壁一面に当時のフレスコ画が残っていて、なかなか見応えがありました。
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丘の斜面には教会や家々が並ぶ可愛らしい街並が続きます。
街の建物や人々の暮らしを観察したり、丘の上の城壁に登ったり。
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途中でちょっと道をそれると、湖沿いの小道に出ました。
涼しい風が吹き抜けて気持ちいい。
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春の草花が咲き乱れる湖畔。青い水面も綺麗です。
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そして小道を歩いた先にはこんな可愛らしい教会が。聖ヨハネ・カネヨ教会です。
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天気が良かったので、しばらくこの場所でひなたぼっこ。
湖沿いには教会ばかりが建てられているけど、街の他の場所に行くとモスクもあります。

マケドニアの人口のおよそ4分の1はアルバニア系のムスリムたち。
未だに争いが絶えないのはそのアルバニア人たちが分離独立を主張しているから。
しかもマケドニアはアルバニアだけでなく、ブルガリアやギリシャ系の人々も含む多民族国家。
さらにマケドニアという国名が古代マケドニア帝国と同じだという理由で、当時マケドニア帝国の一部だった周辺諸国からかなりの批判を浴びているそう。

数えきれないほどのいざこざを抱え、争いの絶えないマケドニア。
でもそこに住む人々はホスピタリティに溢れる優しい人々ばかり。
そして、これまでに訪れたボスニアも、セルビアも、コソボも、そしてこれから向かうアルバニアの人々も。

そんな人々が互いに争い、殺し合っているなんて、なんて悲しいんだろう。

青く澄み渡った湖の横に建てられた可愛らしい教会を眺めながら、そんな事を考えていた昼下がりでした。

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この街は何かがおかしい。真夜中に響く銃声とアイツの恐怖…。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13238 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13238#respond Tue, 11 Aug 2015 21:50:07 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=13238 9/JUN/2015 from Kosovo to Skopje 今日はコソボを出て、南に接するマケドニアに向かいます。 この辺りは国が小さいし、ハリウッド映画の撮影日に合わせてちょっと駆け足で移動しているので、自分でも […]

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9/JUN/2015 from Kosovo to Skopje

今日はコソボを出て、南に接するマケドニアに向かいます。

この辺りは国が小さいし、ハリウッド映画の撮影日に合わせてちょっと駆け足で移動しているので、自分でも今どこにいるのか考えないと分からなくなってしまう。
朝起きたら、「あれ、今はどの国にいるんだっけ?」って考えて、しばらく答えが出ない事もあったり…。
 

優しいアルバニアの人々に助けられて。

コソボの首都プリズレンの街の外れまで歩いてヒッチ開始。
ここにもアルバニアの国旗がはためいています。
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コソボの人たちはとってもフレンドリー。
ヒッチハイクしてたらみんな話しかけてきます。イエーイ!
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街の人たちと触れ合いながら楽しくヒッチハイクしていると、私たちの前で一台の車が止まりました。
どうやら乗せてくれるみたい!

乗せてくれたのは若い男性3人組。
10km先の山奥の村まで乗せてくれるそうです。
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今日は休日だから仲の良い友達に会いに行くんだって。
みんな楽しそう。
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彼らの目的地の小さな村に着くと、友達が経営しているカフェで美味しいコーヒーをごちそうしてくれました。
やさしいなぁ。
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コーヒーを飲み終わったら、親切な3人組と別れて再びヒッチ開始。
でも、ここは田舎道なので車は全然通りません。
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観光客なんて絶対に来ないような小さな村。
村の人たちは私たちの存在が気になるらしく、大人も子供もみーんな、遠巻きに私たちを見てきます。笑
目を合わせると笑顔。

しばらくするとみんな話しかけてきました。
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子供たちに取り囲まれてヒッチハイクができなくなるだいごろ。笑
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陽気な村の人々に囲まれてしばらくヒッチしていると、ズラップという名前の男性が拾ってくれました!
彼はマケドニア人でこれからスコピエに行くところだそう。
今日目標にしてた場所だ!やった!
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ズラップさんは英語が全然しゃべれないけど私たちを乗せてくれた。
言葉が通じないと分かっていながらも乗せてくれる心理ってなんなんだろう。
乗せてもらっておきながら、いつも不思議に思えてしまう。
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そんな優しいズラップさんと身振り手振りで話したのはこんなこと。

「日本とロシアはいいけど、アメリカはだめ。セルビアを空爆したから。」
この辺りでアメリカのことが好きなのはコソボだけじゃないかな。
アメリカはコソボの独立を支援し、コソボ紛争を終結させるためにセルビアを攻撃したから。

「日本もアメリカに原発を落とされたよね。
 ユーゴもアメリカにやられた。
 アメリカはプロブレムだ。そう思うでしょう?」

”マケドニアも攻撃されたの?”

「マケドニアは大丈夫だった。」
ちなみに後で調べたところ、マケドニアは旧ユーゴで唯一無血で独立を果たした国だそうです。

「セルビアとかコソボとかマケドニアじゃなくて、みんな本当はユーゴスラビア人なんだよ。」
そう言えばセルビアで出会った人もユーゴスラビア時代が最高だったと言っていたな。
 

窓から見えるのは雪を抱くコソボのきれいな山々。
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車で通りがかった途中の村で、ズラップさんがここはセルビア人の村なんだと教えてくれた。
コソボの中にもセルビア人の村があるんだ。少し驚いた。

でもちょっと考えてみたら当たり前のことかもしれない。
もともとセルビアというひとつの国だったんだ。
独立したと言っても、セルビア人が住んでいる村があったって不思議じゃない。

コソボにある大きな街には大抵アルバニア国旗がこれでもかと言うほど掲げられているのに対し、このセルビア人の村はひっそりとしていて、まるでその存在感を消そうとしているようだった。
 


コソボとマケドニアの国境の街にはアルバニアの国旗がたくさん。
これまで見た街と比べてもかなり多い。何百もの旗が嫌というほど主張してくる。
「ここはアルバニア人の土地だ!ここまでは絶対俺たちの場所だ!誰にも譲らない!!」
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こうやって主張しないと、折角事実上独立したこの国がなくなってしまうと不安になるんだろう。
 

それからコソボの国境を越えてマケドニアに突入。
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ズラップさんはスプリトの街から7kmほど離れたところでお別れ。

言葉は通じないけど、少しでもこの場所のことを知ることができた。
こういうコミュニケーションってすごく貴重だし、いつもヒッチハイクして良かったなって思う。
 


ズラップさんに降ろしてもらった場所から街まで歩くのは遠いので、再びスコピエの看板を掲げてヒッチハイク開始。

すると、通り過ぎるドライバーがみんな反応してくれる。
しかもかなりのオーバーリアクション。

「ごめん、街中にはいかないんだ」
「ああー、今荷物がいっぱい何だよ」
「ちょっと仕事中だから乗せられない」
「ヒッチハイクがんばって!」

コソボにいたときからこういうヒッチハイカーを後押しするような雰囲気は感じてたけど、ますます強くなった感じがした。

ジェスチャーだけで何が言いたいか伝わってくるし、みんなほんとに愛想がいい。
ヒッチハイクしてると、見て見ぬ振りをされることってすごく多いけど、この国は違うみたい。
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そして5分もしないうちに一台の車が止まりました。

名前を聞き忘れてしまったけど、家電の修理をしている男性。英語が話せる人でした。
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彼にコソボから来たことを伝えると、「コソボの人は良い人だった?」と聞かれました。

”うん、みんなフレンドリーでいい人たちだったよ” と答えると、「そっか」と少しだけ不服そうに返されました。

あんまりコソボのことをよく思ってないんだろうな。
 

言葉も同じ、顔つきも同じ。
じゃあ民族を隔てるものってなんだろう。

宗教は違っても、みんな同じようなことを考えて同じように隣国を憎み合っている。
 

しばらくすると、スコピエの街に入りました。
遠くの丘の上には十字架。

イスラム教徒の国コソボから、今度はキリスト教の国マケドニアにやってきたんだ。

二千年に建てられたもので、ミレニアムクロスという名前だと教えてくれました。
ロープウェイで登れるそうです。
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なんだかおかしいスコピエの街。

(ここから先の話はだいごろが日記に書いていたので、だいごろにバトンタッチします。)

今日はヒッチの調子が良かったので、意外と早くマケドニアに入る事ができた。
宿に荷物を置いたら、さっそくスコピエの街へ出かけてみました。

宿の近くにはマケドニア正教の教会。
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煙突掃除の看板だ!
そういえばちょっと前にヒッチハイクで煙突掃除屋さんに乗せてもらったことがあったなぁ。
この辺りの国ではまだまだメジャーな職業です。
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街中に金色のプレートがあって、そこにやたらとマザーテレサの名言が書かれているなぁと思っていたら、なんとスコピエはマザーテレサの生まれ故郷でした!
マザーテレサがマケドニア人だったなんて知らなかった!
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街にあったマザーテレサ記念館には彼女の遺品が展示されていました。
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それから街の中心へと向かって歩いていると、何故か建設中の建物がたくさん。
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街の中心にある広場に行くと、ここも工事中。
そして、周りには巨大な銅像がたくさん作られていました。
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工事中の歩道にも謎の銅像が2体。
なんでこんなとこに…?
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街を流れる川沿いには、めちゃくちゃ巨大な建物がたくさん!
遠くに見えてるから写真では伝わらないかもしれませんが、これかなり大きいです。規格外!
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川沿いには巨大船がいくつも置かれていたり。
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街の中はどこを歩いても訳が分からないくらい大きな銅像や噴水だらけ。
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いやぁ、これはやりすぎだ。
他に表現が見当たらないので失礼ながら書きますが、なんかデカすぎて気持ち悪い…笑。
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そりゃあ子供もビックリするよ…。笑
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今朝までいたコソボはムスリムの国だったけど、ここマケドニアはキリスト教徒(マケドニア正教徒)の国。
国民の70〜80%がマケドニア正教徒だけど、それ以外の国の人が住んでいる地域もあります。

街にある川を渡ったところが、そんなムスリムやロマ(ジプシー)の住むエリア。
ロマはヨーロッパの中東部に住む移動型民族。住所を持たない浮浪者として差別を受ける事も多い人たちです。
写真に写っている彼らはみんなジプシー。
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それにしてもこの街は道がぼこぼこのところが多い。
タイルがはがれたり、地盤沈下?してる。
あんな大きな建物とか銅像をたてるくらいならこういうのの修理にお金を使えばいいのになぁ。
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宿への帰り道にもブロンズの像や金色の像がたくさん。
うーん。やっぱりこの街はなんか変だ…。笑
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観光する分には面白いけど、ここに住んでいる人たちは税金がこんな風に使われることをどう思ってるんだろう?
気になったので宿の女性に聞いてみたら、「うーん、…まあ政府が決めることだから仕方ないよね。」っていう感じの反応だった。
 

道端の花壇にはマケドニアの国旗の模様に植えられた花。
街中とか、家のベランダにも国旗がたくさん掲げられているし、みんなマケドニアの事が大好きなんだなぁ。
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帰り道のスーパーで晩ご飯の材料を買って帰ります。
店に掲げられたマケドニア語の表記が新鮮です。
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そして宿に帰ったらキッチンで夕食を作って食べてからベッドへ。
今日の宿は安いのはいいんだけど、部屋が地下にあって薄暗くてじめじめ…。
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”大丈夫かなぁ?”

僕たちの頭によぎったのは、これまで何度も苦しめられたアイツのシルエット…。

前回セルビアでの被害がひどすぎたので、怯えまくるきっこ。
(前回の惨事はこちら▶︎南京虫の攻撃で顔面フルボッコ × 世界大戦の震源地
 

しかも電気を消して寝ようとしたら、外から銃声みたいな音が聞こえて不穏な空気。
次の記事でも書きますが、最近この街の近くで住民同士の銃撃戦があったらしいので不安になります…。

恐る恐るベッドに寝転がり、祈るように目を閉じるきっこ。

”南京虫さん、どうか今日は刺さないで下さい…。”

きっと今夜も僕は刺されない。
たまには代わってあげられたら良いのになぁ。

The post この街は何かがおかしい。真夜中に響く銃声とアイツの恐怖…。 first appeared on 世界ぽろり旅.

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