Mauritania / モーリタニア - 世界ぽろり旅 https://amonkeybb.sakura.ne.jp 日本からぽろりと飛出し、涙をぽろり。耳寄り情報もぽろりします Tue, 25 Nov 2025 01:28:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.26 80321178 砂漠の地雷原を抜けて非自治地域へ。助かった!を連呼した一日。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11441 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11441#respond Fri, 19 Jun 2015 21:50:54 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11441 16/APR/2015 from Nouadhibou to Dakhla さて、今回の旅の中でもなかなかの冒険だったアイアントレイン。 降りてからのことを書く前に、しつこいようですが私の感想も書いておきます。 モーリタ […]

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16/APR/2015 from Nouadhibou to Dakhla

さて、今回の旅の中でもなかなかの冒険だったアイアントレイン。

降りてからのことを書く前に、しつこいようですが私の感想も書いておきます。
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モーリタニアを旅するなら、アイアントレインに乗ろう!
冒険好きのだいごろはわくわくしながらそう言いました。

私は不安の方が大きくてなかなか覚悟できなかったけど、過去に乗った人のブログを読んだ限りでは何とかなりそうだったし、前日の宿で出会った人がアイアントレインを逆向きに乗っていた人で、全然大丈夫って言ってたから乗ることにしました。

不安半分、期待半分で乗り込んだアイアントレイン。

乗り込んだ後は私には景色を楽しむ余裕なんてほとんどなくて、目にゴミが入りすぎて何も分からなかった。
あとで夕陽と朝日の写真を見て、え、こんな綺麗だったっけ?!ってびっくりしたぐらい。笑
P4161244
 

夜中に目が覚めてからは最悪。

とにかく寒い。
それにボコボコの石が車両の揺れに合わせて身体中に当たって痛かった。

ただでさえ動いてる電車の上に乗ってるから吹きさらしなのに、その日はめちゃくちゃ風が強い一日だった。前日や乗る直前も風がビュンビュン吹き荒れてた。

たぶん風さえ強くなければそれほど辛くなかったと思う。
他の人のブログを見ても風が強かったって書いてないし、防寒さえしてればなんとかなってたみたいだし。
私たちが乗った日が特別風の強い日だったんだと思う…。

砂鉄よけ&防寒になるだろうと思って用意したゴミ袋は、強風の元では何の意味も成さなかった。
P4160793

だいごろは私よりも薄着だったからしきりに「寒い寒い」って言っていて、何度か生きてるか確認してしまった。

バックパックの中にはダウン上下と寝袋、テントがあったけど、乗り込む前はこんなに寒くなるなんて予想だにしてなくて、汚れるのも嫌だったし着込んでなかった。
すぐ近くにあることは分かってても、風が強すぎて、真っ暗闇で、バックパックを開けたら何もかも飛んで行ってしまう。

昼間は死ぬほど暑いのに夜ここまで冷えるなんて。
昨日も一昨日も外で寝たけど、そんなに寒くなかったのに。

足もお腹も冷えて大変だった。
腹痛と寒さに耐える時間。。

一度乗ってしまったら降りることができないのがアイアントレインの恐いところ…
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無事に辿り着いたときの安堵と言ったら!

大冒険だったし旅らしい移動だったけど、もう2度と乗らない!笑
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【これからアイアントレインに乗る旅人へ】
ヌアディブ行きに乗り込むときは暑すぎるほど着込んでおきましょう
鉄鉱石の上は吹きさらしです。
寒さ対策さえちゃんとしておけばそれほど怖いものじゃないです。たぶん。
 


 

話は戻って昨日の続き。

アイアントレインから再び地上に降り立った。

助かった…。
 

ふと周りを見てみると一台だけ車が見えました。

おーーい!!
大きく手を振って来てもらいました。

近くを通りかかったお小遣い目当ての白タクです。
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へろへろだったので何ウギア支払ったか忘れてしまったけど、距離の割に高かったです。
でも、周りに何もないあの場所では他の選択肢はなかった…。

バイバイ、アイアントレイン。
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私たちがモーリタニアのヌアディブから次に目指すのは、西サハラにあるダフラという街。

白タクに乗り合いタクシー乗り場で降ろしてもらい、ダフラ行きの車の値段を確認します。

運転手に聞いたら一人12,000ウギア(約4,200円)。
現金が足りなかったので、運転手にお願いして車でいくつかATMを回ってもらって何とかウギアを手に入れました。
 

ダフラ行きに乗るまでの待ち時間。
まともな売店は一個もなくて、唯一あった露店でバナナを2本買いました。

一晩アイアントレインで何も食べずに耐えてお腹もぺこぺこ。
でも食べられるのはバナナ一本ずつ…。

ええっと…最後に食べたのは何だったっけな。
昨日の昼に食べたパンと野菜の缶詰だけ。

それから夜ご飯もなしで、朝はバナナ一本。
ああ、お腹減ったな…。
 

とにもかくにも車に乗り込んで、ようやく一息つくことができました。
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陽も高くなってきてようやく身体も温まってきた。

自分たちがあまりに真っ黒なので、南米で買ってずっと持っていたウェットティッシュで一拭き。

そしたら、まっっっくろ!!
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拭き終わったウエットティッシュもまっっっくろ!!
白いトイレットペーパーと比べると違いがよく分かります。笑
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顔も拭いてちょっとだけさっぱり。
しばらくはまっっくろの目やにが延々と出続けました。
だってこの目だもんなぁ。
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アイアントレインの悪夢からだんだんと現実に戻ってきた私たちは、車の中で口々に”助かったー”という台詞を連呼していました。
 

でも、アイアントレインから生還を果たしたものの、実はこの先の移動も油断ならないのです。

外務省の危険情報によると、この道は地雷原。
でも、このルートも何人も旅人が通ってきているし、自転車で旅した人ですら安全だと言っていた。
何百人も通ってきている道で今さら地雷を踏む事もないだろうと信じます。

どきどきしながら周りを伺うと、確かに壊れた車がたっっくさん!!
地雷のせいなのかな…
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でも古い車ばかりに見えました。
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自分たちが乗った車が、ちゃんと車のタイヤの跡の上を通るのを確認しながら、1時間ほど走ったら国境に辿り着きました。
 


 

私たちが辿り着いたここは西サハラという地域。
サハラ・アラブ民主共和国とモロッコが領有権を主張しているところです。

本当はモロッコとは言えない場所だけど、モロッコが実行支配しています。
だからこの国境でもらうスタンプもモロッコの入国スタンプ。
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国境周辺にはモロッコの国旗がいたるところにあって、「ここはモロッコだ!」って主張してきます。
 

この国境でスタンプをもらってから、かなり厳しい荷物チェックを受けました。

それにしてもおなか減ったなぁ…。

国境を越えたところには食堂みたいなのが見えます。

“車のチェックしてる間にあの食堂に行っていい?”

ドライバーに聞いてみると、

「この国境を越えた後でその食堂に行くから。」という感じのジェスチャーを返されました。

こんな所に置いていかれても困るし、おとなしく待とう…。
 

それから1時間。

車のチェックに行ったドライバーは待てど暮らせど帰ってきません。ひまだー。
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結局1時間半ぐらい待って、ようやくドライバーが手続きを終えて帰ってきました。

お腹減ったー!
 

車が走り出すとすぐに食堂が見えました、

あー、これでようやくごはんにありつける。

と思ったのもつかの間、車は食堂を通りすぎてしまいました…。

さっきのジェスチャーは「しばらく時間がかかるから、あっちで食べてもいいよ」っていう意味だったのかな…。
 

あー、おなか減ったよぅ。

もう何も考えないようにしよう。
無の境地。諦めるしかない…。

国境を越えるともう道は全部舗装されていて、地雷なんて踏みっこない感じです。
そして、モロッコの旗はやっぱりいたる所にあります。
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砂漠だなぁ。
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おなか減ったことを考えないように、無になって目を瞑って耐えていたとき。
車が止まりました。
お昼2時ぐらい。

そしてドライバーが手を口元に持ってきてごはんのジェスチャー。
 

やっっったぁぁーーー!!

ごはんだ!!
 

二人で車から飛び出しす!

あ、でもよく考えたらモロッコのお金まだ持ってない…。
ご飯食べれない…。

と思ったら、となりにATM発見!
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でもATMってよくお金降ろせないことがあるからまだ安心できない。
降ろせますように!

祈りながら操作し、無事にモロッコディルハムを入手!
ここは西サハラだけど使われている通貨はモロッコと同じ。
旅行している分にはモロッコと何ら変わりない。
 

降ろしたキャッシュを握りしめて入ったレストランは開放的な感じ。
なんか高そうだけど大丈夫かな…。
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お値段が気になりますが、ここは思いっきり食べるべし!
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そしてありついたごはん!!!
モロッコ名物のタジン!!
お値段は二つ合わせて90ディルハム(約1,200円)で、高いけど許容範囲。ほっと一安心です。
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一口頬張ると…

お、おいしい!!!

味付けが今までいた西アフリカと全然違う!

まともなごはん食べたのなんていつぶりだろう。

助かったー!!
 

食事の後は、レストランに併設されていたモスクの手洗い場で顔や手足を洗って砂鉄を洗い流します。
すっっっきり!!!

そのまま1時間弱、レストランでゆっくり休憩。
テレビではサッカースペインリーグの中継をやっていました。
それにフリーWi-Fiまで。なんかインフラも整ってるなぁ。
 


 

おなかも満たされ、あとはまた車に乗ってダフラへの到着を待つだけ。
エアコンは聞いてないけど、モーリタニアみたいに蒸し風呂じゃない。快適だなぁ。
 

道々には相変わらずモロッコの旗をよく見かけます。

検問も何度もあって、パスポートの確認をされました。
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ダフラに着く直前には、カイトサーフィンをしている人がたくさんいました。
ここは長い遠浅の湾になっていて、波が低いから格好の練習場所。
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だいごろが”めっちゃ楽しそう!!やってみたい!!”って言ってテンション上がってました。
気持ち良さそう。
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街の周辺にはこんな感じでたくさんの電柱がありました。
これからどんどん建物ができていくのかな。
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街には信号の代わりに交通整備のおじさん。
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そして夕方頃、無事ダフラに到着!
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助かった。
 


 

西サハラに入ると雰囲気が一気にアラブになりました。
これでブラックアフリカも終わって、北アフリカに突入です。

街にはシーシャ(水タバコ)の甘い香りが立ち込める。
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海沿いの落ち着いた街。
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道路がちゃんと舗装されてるし、歩道もある。
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建物もしっかりしてる。
トゥクトゥクも走ってる。
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まだここは西サハラだから街の人の装いとかは少し違うけど、アラブの国々で見慣れたものが多くて安心感があります。
 

街中を歩いて見つけた宿も清潔感があって快適。
宿代は二人で80ディルハム(約980円)。安い!!
西アフリカとは比べものにならないコストパフォーマンスの高さ!
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夕食にハリラ(モロッコ風のスープ)とパンと串料理を何本か食べて25ディルハム(300円)。
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やすくて美味しい屋台もあります。
これはお好み焼きみたいなのの中に具が入った料理。
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あー、何もかもほんと癒される。助かった!!
 

 

街の快適さや雰囲気はアラブの国だけど、町の人はモーリタニアっぽい服を着ている人もいます。
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仕立て屋さん。
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レストランにはスペイン語のメニューも。
いよいよヨーロッパも近づいてきました!
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それにしても、西サハラのダフラがこんなに発展したところだとは思ってもみなかったなぁ。
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そんな快適なダフラの街でアイアントレインの疲れを癒した私たち。

ここからの旅は安心のモロッコ滞在(ほんとはまだ西サハラだけど)。

楽しみです♪

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死ぬ!!!アイアントレインの鉄鉱石に這いつくばって見た悪夢。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11269 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11269#respond Thu, 18 Jun 2015 21:50:47 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11269 16/APR/2015 from Shum to Nouadhibou 日が落ちてから1時間。 僕たちはゴミ袋に包まったまま鉄鉱石の上に転がり、ギシギシと音をたてる列車に揺られていた。   外はすっかり真っ暗。 […]

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16/APR/2015 from Shum to Nouadhibou

日が落ちてから1時間。

僕たちはゴミ袋に包まったまま鉄鉱石の上に転がり、ギシギシと音をたてる列車に揺られていた。
 

外はすっかり真っ暗。

砂鉄が舞い上がって風に乗って飛んでくるから目が痛いんだけど、手で風よけを作って目を開けてみる。

そしたら空には星空が広がっていた。

きれいだ。
 

砂鉄が舞うガタガタ揺れる列車と、遥か遠くに見える星たちのコントラストが強すぎてだんだんと現実感が失われていく。

しばらくしてから目を閉じた。

と思ったら、あっという間に寝てしまっていました。
 


 

深夜1時ごろに寒くて目が覚める。

気付いたら風がめちゃくちゃ強くなってる。
それにビックリするほど冷たい。

寒い。

ある程度防寒着は着込んでいるけどそれでも寒い。

ザックの中には寝袋とテントがあるけど、取り出す事ができない。

外は真っ暗だからヘッドライトをつけるけど、砂埃がすごすぎて何も見えない。
それに風が強いから、ザックを開けたら全部飛んでいってしまう。

何もできない…。
 

唯一ザックの横に挟んでいたゴミ袋だけは何とか引っぱり出す事ができたので、その1枚のゴミ袋を二人で頭からかぶった。

少し暖かくなったような気がする。

手足の先の方からだんだんと感覚が無くなってくる。

必死に耐える…。
 

 

 


 

 

深夜3時。

寒い。

風は一向に弱まる気配がなくて、深夜1時に起きてから一睡もできていない。

石がごつごつして、マットを敷いていても背中や腰が痛い。
寝返りを打っても痛い。
 

もう足は太もものあたりまで氷のように冷たくなっていて、痛い。

風が強いから頭にターバンとウインドブレーカーのフードと、さらにその上からゴミ袋を被ってるけど、それでも寒い。

それにビニール袋が風で顔に張り付いて息をするのが苦しい…。

砂鉄が酷いから目も開けられない。

風とビニール袋と列車の音がうるさすぎて、すぐ隣にいるきっこと話す事すらままならない。

お腹が減って死にそうだけど、とてもじゃないけど食事なんて出来る状況じゃない…。
 

辛い…。
 

 


 

 

さらに1時間が経過。

寒い。

寒い。寒い。寒い。

泣きたくなるような寒さ。

そしていつまでたっても明けない夜。

朝が遠い。

もう、待ちくたびれた…。
 

 


 

 

夜明けが待ち遠しくて、何度も何度も時計を確認してしまう。

でも砂鉄のせいで時計の針がよく見えないし、見えたと思ったらさっきから10分しか進んでない。
 

長い…。

本当に長い夜。

このまま僕たちが死ぬまで永遠に暗いままなのかと思うほど、どこを見渡しても太陽が出てこない。
 

早く太陽が出てきてほしい。

早くあの暖かい光を浴びたい。

こんなに太陽が待ち遠しいのは生まれて初めてかもしれない。
 

もうここで列車から飛び降りてしまおうか。
そしたら少なくとも風はしのげるからきっとマシになる。

でも真っ暗な砂漠に飛び込む勇気なんてなく。
ただただ耐えるしかなかった。

早く着いてほしい…。
 

 


 

 

 

 

次に目が覚めた時、ついに夜が明けていた!

だんだん空が白くなってきている。
 

光が見えたのが嬉しくて包まったゴミ袋から出る。

足元にあるゴミ袋は、ザックとまだ寝ているきっこ。
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”きっこ!”

もしかして死んでしまったんじゃないかと心配で声をかけてみる。

”大丈夫…。”

きっこもゴミ袋から顔を出す。

“寒い…。おなか痛い…。”

うずくまるきっこ。
 

しばらくすると朝日が見えた。

何時間も何時間も待ちわびた太陽。

嬉しい。

風は冷たいし、体の芯まで氷みたいに冷たくなってもう感覚もないけど、太陽の光が目に入ってくるだけで暖かく感じる。全身が溶けていくみたい。
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明るさに慣れてきて辺りを見渡してみると、そこは一面砂漠の世界。

夜、何度もこの列車から飛び降りたいと思ったけど、どうやら降りた所で助かる道はなかったみたい…。
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でもやっぱり太陽の暖かさが嬉しい。

そう思いながら横になると、安心してまた寝てしまった。
 


 

午前8時。

激しく舞う砂鉄が入らないように、目を細めながら時計を確認する。

陽は完全に昇り、待ちに待った朝がやってきた。
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きっこは寒くてさっきからずっと起きていたみたいで、防水カメラで僕の写真を撮っていました。

これは寝ている僕。
やっぱりゴミにしか見えない。もしここで死んでても絶対誰も気付かないな…。
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きっこに起こされて顔を出したところ。
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起き上がってみると、見慣れたきっこの顔が…、

と思ったら誰これ?!!

真っ黒!!笑
それに衰弱しきった顔。よく頑張ったな…。
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手も砂鉄で真っ黒!!
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こっちは僕の顔。
ゴーグルの活躍ぶりがうかがえます。まあ付けた所でほとんど何も見えなかったけど。笑
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まだ体の芯まで冷たいし、疲れきってるけど、お互いの真っ黒な顔を見ていたら何か笑えてくる。
太陽の光を浴びているだけでだんだん元気になってきました。
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ヌアディブへ到着するまで多分あと1時間ぐらい。

マットやゴミ袋を片付けて、降りる準備を始めます。
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砂漠をひた走るアイアントレイン。
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それにしても長い!
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長い!!
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それからちょうど1時間でアイアントレインはヌアディブに到着。

急いで列車から荷物を降ろして、自分たちも飛び降ります。

助かった…。
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周りを見てみると他にも鉄鉱石の上に乗ってる人がいたみたい。
よく見ると、みんな防寒用の毛布をたくさん抱えていました。
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こっちの人は大量のドラム缶を運んでいました。
そんな大荷物乗せるのありなんや!!
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鉄鉱石の上から降りてきたロバとヤギ。
お前たちもがんばったんだね。寒かったなぁ…。
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おぼつかない足取りでふらふらと線路の横を歩く真っ黒で死にそうな顔の僕たち。
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横には再び発車して港へと走り出すアイアントレインが。

やっぱり長い。
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何度見ても長い。
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最後尾には噂通り客車がありました。
シュムの街にいた女性たちはあれに乗っていたみたい。
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そんなアイアントレインを横目に見ながら歩く。

そしたら遠くに車が見えた。

あれに乗せてもらおう!
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”おーーい!!”

疲れ果てていて声が全然出なかったけど、走ってくる車に向かって全力で手を振った。

おわり

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アイアントレインの鉄鉱石の上から見た絶景は地獄の始まりだった…。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11277 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11277#comments Wed, 17 Jun 2015 21:50:44 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11277 15/APR/2015 from Shum to Nouadhibou 午後7時過ぎ。 周りにいた人たちが急にざわざわし始めました。   何だろう? もしかしてアイアントレインが来た? よく分からないけどいつ列 […]

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15/APR/2015 from Shum to Nouadhibou

午後7時過ぎ。

周りにいた人たちが急にざわざわし始めました。
 

何だろう?
もしかしてアイアントレインが来た?

よく分からないけどいつ列車が来ても大丈夫なようにザックを背負って立ち上がります。
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そしたら周りにいた地元の人が声をかけてきました。
ジェスチャーで、「客車はこっちだよ!」って教えてくれているみたい。

でも僕たちは客車じゃなくて鉄鉱石に乗るんだよなぁ。笑
 

 

しばらくすると軋みはじめる線路。

ん、遠くに見えるあれはもしかして…。
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ゴゴゴゴゴゴ

砂煙の中からだんだんと近づいてくる轟音。
 

 

ついにアイアントレインの先頭車両が見えてきました!
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きたーーー!!
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アイアントレイン!!
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鉄鉱石を積んだ世界一長い列車。

どこまでも行っても終わりが見えない。

そのあまりの長さに圧倒されてしばらく見とれてしまいます。
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写真では伝わらないかもしれないので動画もどうぞ!
*レールと車輪がこすれる金切り音が激しいのでボリュームにご注意ください。
 


 


 

キキーーッ!!

けたたましいブレーキ音を轟かせながら、いつまでたっても僕たちの目の前を通過し続ける貨物車両。
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”これ本当に止まるのかな?”と心配になるぐらい長い長い列車。

先頭車両が見えてから5分ぐらい経ってようやく列車が止まりました。
 

 

”よし!乗ろう!!”

アイアントレインが何分ここに停車するか分からない。
それに勝手に貨物車に乗り込んで来る乗客を待ってくれるはずもありません。
 

 

バックパックを背負って大急ぎで乗り込みます。

運動の苦手なきっこ。頑張れ。
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早く乗らないと発車しちゃう!!

重いザックを背負ったまま必死で貨物車によじ登るきっこ。
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続いて僕も乗り込みます。
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乗り込んでしばらくすると、突然ガタン!!という大きな音がして列車が走り出しました!

なんとかザックを降ろして貨物車のふちの部分にしがみつきます。
 

走り出した列車はのろのろと進み、だんだんとシュムの街から離れていきます。

すると、どこからともなく声が聞こえてきました。

ん?なんだろう?
 

辺りを見渡してみると、線路沿いから地元の人たちが声をかけてくれてる!!
「頑張れー!」って言ってるのかな?
風の音がうるさくて何も聞こえないけどありがとう!!笑
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発車した後、落ち着いて周りを見てみると乗り込んだのはこんな列車。

鉄鉱石が貨物車からあふれんばかりに山積みです!
P4161271
 

鉄鉱石の上を歩いてみるとイメージと違って大粒の石と細かい砂が混ざった感じ。
そして鉄の匂い!!

それにしてもすごい量の鉄鉱石とすごい数の車両…。
こんなに大量の鉄鉱石を毎日毎日運んだら、地球に穴が空いちゃうんじゃないかと思うぐらい。
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調子に乗って写真を撮ってみる。
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きっこは強風に煽られながら、頑張って友達の結婚式の為の動画を撮ります。
生まれて始めての冒険にかなりテンション高め。笑
kekkonn2
 


 

それからしばらくすると、空が真っ赤に染まり始めました。

アイアントレインの上から見た砂漠に沈む夕陽。
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日が沈むと風が涼しくて気持ちいい。

貨物車に積まれた鉄鉱石の上に乗って、ガタガタの線路に揺られながら見る砂漠の景色は格別です。
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さて、日が沈んだら暗くなる前に寝る準備!
まずは作戦通り、バックパックをゴミ袋に詰めて埃から守ります。

足元を見ると山積みにされた鉄鉱石。

今日はこの上で寝るのか…。
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試しにマットを敷いて、ゴミ袋を上下に着てみるとこんな感じに。
左側がザックで、右側はなんと寝転がってるきっこ(!)です。完全にゴミですね。笑
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マットを敷いても背中に石が当たって痛いけど、大きめの石を端に寄せたらなんとか寝るスペースは確保できそうです。

それにしてもきれいな夕焼けだなぁ。
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日が沈んだら全然暑くもないし、風も強いけど寝転がればなんとかなる。

景色も最高だしこれなら意外とぐっすり眠れそうだ♪

鉄鉱石の上にゴミ袋に包まれた足を伸ばして空を見上げます。
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これまでアフリカで何度も経験してきた死ぬほどキツい移動。

こんな移動はもう一生に一度だと思って必死で耐えた、思い出すのすら辛い思い出たち。

しかしこの後、まさかそんな数々の経験を超える”地獄”を見ることになろうとは、この時は夢にも思っていなかったのでした…。

つづく

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ぽろり旅史上最も過酷な移動が始まる…。世界で一番長い列車に乗車せよ!! https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11244 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11244#comments Tue, 16 Jun 2015 21:15:05 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11244 15/APR/2015 from Atar to Shum 朝8時。 今日はお世話になったアタールの”Camping inimi”を出発してアタールの街を目指します。 宿の親切なお父さんが「仕事の […]

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15/APR/2015 from Atar to Shum

朝8時。
今日はお世話になったアタールの”Camping inimi”を出発してアタールの街を目指します。

宿の親切なお父さんが「仕事のついでだから」と、乗合タクシーの乗り場までわざわざ送ってくれました。
車はぼろぼろだけど相変わらずやさしいなぁ。
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アタールの街中でお父さんに降ろしてもらって、乗合いの4WBに乗り換えます。
ここからシュムまでは砂漠の中を走らなければならないので、普通のタクシーは入れないのです。
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そしてやっぱりこの車にも乗れるだけ人を詰め込みます。
アタールからシュムまでは一人3000ウギア(約1200円)。
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今日は前に3人、後ろに4人。
キツいですが、これならまだ許容範囲です。
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そしてさらに、しばらく走った頃にふと後ろを見てみると…
 

荷台に人が!!
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ドライバーに聞いたら荷台に乗った方が値段は安いそう。確か2000ウギア(約800円)だったかな。
でも横滑りしまくりの砂漠のオフロードを荷台にしがみついて数時間耐えるのは大変。命がけです。
 

そんな乗客たちを乗せた車は砂漠道を走り、
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砂漠の中にポツポツと現れる小さい街を抜け、
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午後2時頃にシュムの街に到着しました。
 

シュムの街でアイアントレインを待つ。

みなさんはアイアントレインという列車をご存知でしょうか?

この列車はモーリタニアの中ほどにあるシュムという街と、海沿いにあるヌアディブという港町を結ぶ列車。
内陸部で採れた鉄鉱石を港へと運ぶための列車で、めちゃくちゃ長い事で有名です。

どれくらい長いか?

なんと全長が2.3kmもあります!
 

世界で一番長い列車と言われるアイアントレイン。
その2.3kmの大半は鉄鉱石を乗せた貨物車。
そしてこの貨物車には無料で乗る事ができるらしいのです。

そこで色々と先人たちのブログを見て情報収集した所によると、僕たちが乗るシュムから港町のヌアディブへは貨物車に満載された鉄鉱石の上に乗らないとけません。
足元は石だらけで全身真っ黒になるし、吹きさらしになるしで大変みたい。

逆にヌアディブからシュムへ行くときは貨物車は空っぽでそれほどでもないらしい。
それと、アイアントレインには1両だけだけど客車もあって、日本円で1000円ぐらい払えば乗れるみたい。

客車に乗るか貨物車の鉄鉱石の上に乗るかでちょっと迷ったけど、せっかくなので楽しそうな貨物車に乗る事に決めました。

しかし、この選択がまさか地獄への入口だったとは…。
まだこの時は知る由もありません。
 


 

話は戻ってシュムの街に着いたところ。

無事到着できたのはいいものの、周りにはちっちゃい建物が数軒あるだけ。

そこら辺を歩いていた人に聞いてみたら列車が来るのは夕方の6時だそう。
あと4時間もある。一体どうしたものか。
P4151162
 

そしたら近くにあった建物の中で地元の人が休憩しているのを見つけたので、僕たちもそこで待たせてもらう事に。

強烈な太陽の日差しを避ける事ができるし、横になって寝たりもできるのでなかなか快適です。
P4151170

ちなみにこの休憩所は有料だったらしく、あとで料金を請求されました。
一人500ウギア(約200円)とかなり高めに取られたけど、4時間近くいさせてもらったからよしとします。
 

アイアントレインに備えて。

調べた所によると、シュムからヌアディブへ向かうアイアントレインの貨物車は鉄鉱石で満杯。

その上に乗るという事は、もちろん砂鉄まみれになって荷物も体も真っ黒に。
しかも細かい粒が多いらしく、走り始めたら目も開けられないほどなんだとか…。
 

しかーし、あらかじめ分かっているのなら対策をするのが賢い旅人!

まずは全身が真っ黒になるという砂鉄対策をします。
スーパーで買ったゴミ袋に穴をあけて、服みたいにして着てみます。
P4160746

見た目はかなりみすぼらしいけど、これで砂まみれになる事はないはず!ついでに防寒にもなりそう。
後ろにいる地元の人たちの腫れ物を見るような視線が痛いですが…。
 

さらに、僕は水泳用のゴーグルを持っているのでそれも装着。
”きっこ!どうかな?”

”う、うん。いいと思う…。”
P4161173

”よし!”
これで目に砂が入る事もありません。

ターバンも巻いたし、これでさっきのゴミ袋と組み合わせれば完璧だ!
 


 

砂対策が出来たら次は食料調達。

アイアントレインが終点のヌアディブに到着するのは翌日の昼前。
という事は乗ってから最低でも12時間以上は降りる事ができないので、今日の夜ご飯と明日の朝ご飯用の食料が必要です。

ちょうど休憩していた建物の2軒となりに売店があったので、そこで缶詰とパンと水を多めに買いました。
P4150735

それて忘れちゃいけないメロンミルク!
メロン&乳飲料好きの僕を虜にしたモーリタニアではどこでも売ってるドリンク。
P4160738

これを景気付けにゴクッと飲んでから、再び横になって列車の時間まで休みます。
 

嵐の前の静けさ。地元の人々との触れ合い。

午後5時すぎ。

日が傾いて大分涼しくなってきたし、電車がくる(はずの)時刻まであと1時間を切ったので、線路の所まで出て待つ事にしました。
P4161192

アイアントレインがここシュムに止まると行っても、駅なんてありません。

しかも全長が2.3kmもある列車。

自分の前にどの車両が止まるのかは運次第です。
P4161183

どこに先頭車両が来るんだろう?なんて考えても仕方がないので、線路沿いの適当な場所にザックを置いてその上に座りました。
 

周りでは砂まみれになりながら裸足でサッカーをする子供たち。
P4161177
 

アイアントレインが来るまでは暇なのでアサラトの練習でもして待とう。

ゴレ島で買って以来、暇な時はずっとこれで遊んでいます。
P4160756
 

外は涼しくていいんだけど、風が以外と強くて砂がかなり飛んでくる。
頻繁に目に砂が入って涙が出てきます。
P4160749

そんな時はアイアントレイン用のゴーグル&ターバン!! with アサラト。
改めて写真で見るとかなり怪しいですね。笑
P4160764

この恰好でアサラトをシャカシャカと鳴らしてたらポリスに見つかって職務質問されましたが、パスポートを見せたらなんとかなりました。笑
 


 

そんな怪しい僕たちに興味を持ったのか、ただ座ってるだけなのにやたらと地元の人に声をかけられます。
アイアントレインに乗る旅行者なんてそんなにいないからきっと珍しいのでしょう。

この男の人は「ハロー」と言ってやってきて、無言のままひたすら僕たちの事を観察し始めました。
ジェスチャーと英語だけで頑張ってコミュニケーションを取ろうとしたのですが全く通じず、彼は30分ぐらい僕たちの顔を眺めてから去っていきました。笑
P4161195
 

こっちは「写真を撮ってー!」と言って駆け寄ってきたお母さんと娘さん。
僕も一緒に入ろうとしたら「あたなはいらない」って言われました。ショック…。
P4161185

ていうかゴーグル付けてるの忘れてた!これが原因か!笑
外しとけば良かった…。
 

そんな街の人たちとの楽しい時間を過ごしながら待つ事2時間。
P4161196
 

ついにその時がやってきたのでした。

つづく

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14/APR/2015 in Atar

ラクダに乗ってオアシスから帰ってきた日のお昼すぎ。

今からシンゲッティの西にあるアタールという街へ向かいます。

昨日ご飯を食べたついでにアブドゥがタクシーを手配してくれたので、宿の前から乗り込みます。
P4120223

来るときもそうだったけどタクシーはぼろぼろでエアコンなんてありません。
でも窓を開けると火傷しそうなほどの熱風が外から入って来るので、少しだけ開けて蒸し風呂のタクシーの中でひたすら我慢です。

そんな車内で癒しになるのは街で買った冷えた飲み物だけ。

そうそう、モーリタニアに入ってからは買物をするとビニール袋じゃなくてビニールの網(?)に入れられます。なんでか分からないけどどこで何を買っても網に入れられます。
P4120121

こっちの方が安いのかな??暑さとは何か関係あるのかな?

どちらにしても、買った水がお湯になる前に飲んでしまわないと…。
 

アタールの街と家族がとってもフレンドリーなオススメ宿。

車はシンゲッティを出て3時間ぐらいでアタールの街に入りました。

シンゲッティに比べるとかなりの都会に見えます。

オアシスからシンゲッティに戻ったときはシンゲッティがあれだけ大きな街に見えたのに…。
なんだか不思議な感じです。
P4141065

アタールの街並はこんな感じ。地面も家も全部土の色です。
P4141047

ほとんどが木と泥で作られた建物。
P4141050

P4141048

街角にあつまる奥様方。
やっぱりどの国でも女性の衣装には華があります。
P4141067
 

家族がとってもフレンドリーなアタールのオススメ宿!

そんな街並を抜けて辿り着いたのは、アブドゥがおすすめしてくれたこんな宿。
P4151114

中には家族が住む建物と、モーリタニア風のテントが2つ。
宿泊客は建物にある部屋か、モーリタニア風テント、もしくは自前のテントに泊まる事が可能です。
一人一泊1000ウギア(約400円)。
P4141071

どこに泊まっても値段は同じそうなので、僕たちはベッドが二つ置いてあるモーリタニア風テントに泊まる事に。

穴だらけだけど蚊帳も付いてるし、なかなか快適。
P4141072

しばらくベッドに寝転んでラクダ旅と蒸し風呂タクシーの疲れを癒そう。

と思ったけど、暑すぎて汗が止まらない…!

テントの下の日陰で寝てたのに、起きたらベッドが汗で水たまりみたいにびっしょりになっていました。
 


一眠りして起きると、宿のお母さんがシャイを入れてくれました。

ここのも砂糖たっぷり。めっちゃ熱いしめっちゃ甘いけど、暑い暑い砂漠の国で飲むと何故か美味しい。
P4141075

シャイを飲み終わって、水シャワー(もちろんお湯はでません。というか必要ありません。笑)を浴びると、家の子供たちに「こっちこっち!」と呼ばれました。
 

呼ばれたところに行ってみると、「これ持って!」「回して!!」と言われたので、言われるがままに持って、回します。
この遊びはこの後1時間も続きました。笑
P4151087 20.35.41

どこの国でも子供は元気だなぁ。
P4151093
 

いつまで経っても終わらない長縄。

暑くて死にそう…と思っていたら、

”だいごろだけ子供ちゃんと遊んでずるい!”と言いながらきっこがのこのこやってきたので、”ごめんごめん”と言って綱を渡して逃げました。
 

さらに1時間以上も長縄を続けた子供たち。

この後きっこがヘロヘロになってテントへ戻ってきた事は言うまでもありません。笑
P4151097
 

始めて食べるモーリタニアの家庭料理!

宿に住んでいる家族のお父さんはめちゃくちゃフレンドリーで親切。

笑顔が素敵なお父さんと、子供ちゃんを抱っこして満面の笑みのきっこと、不満げな子供ちゃん。笑
P4151109

朝起きると、家族の朝食に招待してくれて、パンとシャイを分けてくれたり
P4151112

日中に暑すぎてベッドでごろごろしていたら昼ご飯をくれたり。
P4151082
 

夜ご飯は別料金(1500ウギア、約600円)でしたが、こんなモーリタニアの伝統料理を作ってくれました。
これはクスクスという料理で、小麦粉をこねてから小さい粒にしたものです。
P4151100

これに野菜とラクダ肉の煮込み料理をかけて手で食べます。
シマ、シロ。ごめん…。
ラクダ旅で乗せてもらったラクダたちの顔を思い浮かべてしまいました。

でもラクダ肉はやっぱり美味しい。
たまに砂が入ってシャリシャリしてるけど、そこが本場のモーリタニアならではです◎
P4151104
 

そんな親切なお父さんは現在宿のウェブページを作成中。

日本語にも対応したいという事だったので、これまでのお礼にページのレイアウトと日本語訳を手伝いました。
P4151113

出来上がったのはこんなサイト

現状はまだ英語とフランス語しか公開していないみたいですが、”AUBERGE ET CAMPING INIMI”という宿なので、アタールに来られる際は是非泊まってみて下さい。
 

ぽろり旅存続の危機?!MacBook Airが熱暴走!!

この宿には遅いけどWi-Fiがあったので、久々にブログでも書こう。
昨日までいたシンゲッティにはネット環境なんてなかったから久々の更新だ。

と思ってリュックに入っていたMacBookAirを手に取ろうとすると、

アッッツ!!

熱くてとてもじゃないけど持てなかった。

何これ!鉄板みたいになってるやん!!
上に生卵置いたら3分で目玉焼きができそうなぐらい。
 

なんかヤバそうだったので、アルミ部分を濡れタオルで15分ぐらい冷やしてから起動。
P4141074

でも作業してたら1秒ぐらいフリーズしてすぐ直る現象が多発。
なんか挙動がおかしい…。

それでも普通に動いていたので日記を書いていると、だんだん予測変換の処理がタイピングに追いつかなくなってきて、次の文字が打てないぐらい遅くなってきた。

さすがにヤバそうと思って電源を落とそうとしたら、画面に見た事もないメッセージが出てきた!!

メッセージは5カ国語ぐらいで書かれていて、出てから一瞬で消えたので何が書いてあったのか読めなかった。

そしてMacBookの画面が真っ暗になって動かなくなってしまった…。
 


これまで散々酷使してきたMacBook Air。
でも何故だか分からないけど壊れるなんて思ってもみなかった。
これで出発してから頑張って続けてきたブログももう書けない…。

無くなってから気付く大切さ。

しばらく悲しみに暮れていたその時…
 

”ジャーーン” という聞き慣れたいつもの起動音が!!

そしてMacが勝手に再起動しました!!

ボディを触ってみると、またしても火傷しそうなぐらい暑い…!

「息を吹き返した!!早く冷やさないと!!」

そう叫びながら水道の蛇口へダッシュし、濡らしたタオルをシャットダウンしたMacBook Airにかぶせて抱きかかえます。

そしてMacBook Airの容体をじっと見守る僕たち。
 

その後、風当たりの良い場所にMacBook Airを寝かせて、一晩安静にさせる事に。

寝ているMacBook Airの濡れタオルを何度も交換しながら夜通し看病すると、次に日には元通りのMacBook Airに戻っていました。

良かったねMacBook Air。笑
 


僕たちが作業していたのは風通しの良い屋外の、しかも屋根のある日陰。

体感ではそこまで暑くは感じなかったんだけど、それでも日なたの気温は50度近くにはなっていたはず。
P4151116

廃熱効率を考えて設計されたアルミボディのMacBook Airも、きっとモーリタニアのこんな環境下での使用は想定外。

空気が熱いだけで、こんなに温度が上がってしまうんですね。
ビックリです。

多分取説を見たら使用できる気温の範囲が書かれていると思うので、みなさんも旅でPCを使う場合はご注意ください◎

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ラクダ旅の最後に現れた大都会。バイバイ、シマ&シロ。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11160 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11160#comments Sun, 14 Jun 2015 21:50:10 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11160 13~14/APR/2015 in Chinguetti 砂の上で目覚めた朝。 なんだから近くでごそごそする音が聞こえる。 目を開けるとそこには白い空。 辺りはまだ薄暗い。 音をした方に顔を向けてみると、なんとそこにはシ […]

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13~14/APR/2015 in Chinguetti

砂の上で目覚めた朝。
なんだから近くでごそごそする音が聞こえる。

目を開けるとそこには白い空。
辺りはまだ薄暗い。

音をした方に顔を向けてみると、なんとそこにはシマとシロがいました。いつのまに!
P4140813

よく見たらオアシスの水場にラクダたちが水を飲みに集まっていました。
きっとシディがそこからシマとシロを連れてきたんだ。
P4140808
 

起き上がって足を伸ばしてみる。
砂がひんやりしていて気持ちいい。
P4140670 2

街で買っておいたパンを朝ご飯に食べます。
P4140840

シディがいつものように激甘のシャイを入れてくれました。
朝の冷たい空気にあったかいシャイが沁みる。
P4140841

私たちがご飯を食べている横で、シディが荷物をシマとシロの背中に積み始めました。
P4140858

水場で水を飲んでから出発です!
P4140875

今日もよろしくね。
P4140855
 

今日も出発!ラクダのキャラバン。

オアシスを出発した私たち3人とラクダ2頭のキャラバンは、一面に広がる砂丘をゆっくりゆっくり進みます。
P4140872

どこまでも続く砂漠を。ゆっくりゆっくり。

前を歩くシマとシロ。

彼らが踏みしめた足跡の上に乗るようにすると、心なしか歩きやすい。

二匹の足をじっと見ていると、前足で踏んだところを後ろ足で踏んでる。
きっと、そっちの方が砂が沈みにくくて歩きやすいんだ。

ラクダの足の裏はぺったんこで大きい。
砂漠を歩けるように、ほんとにうまく出来てる。
P4130556
 

そしてオアシスを出発してから30分ぐらい歩くと、砂丘の向こう側に日が昇りました。
P4140936
 


 

日が昇ると気温が一気に高くなってきました。
暑い…。
P4140666

ん?

だいごろの背中に何か動いているような…。
 

!!!

ハエだ!!リュックにもターバンにもTシャツにもびっしり。
P4140661

”だいごろ!!背中がやばい事になってるで!!!”

”え?”

そう言ってだいごろが振り返ると、とまっていたハエが一斉に飛び回る。

”ハエがめっちゃたかってる!きもい!!”
 

”うわっ、なにこれ!!ていうかきっこにもめっちゃついてるで!!”

”あ、ほんまや!”笑
P4140924

私たちの何が美味しいんだろう。
よっぽど良いにおいがしてたんだろうな。笑

こんな砂漠の真ん中にまでいるハエの生命力ってすごい。
 

衝撃!街から街へ、砂漠を行き交う人々。

それから歩く事1時間半ぐらい。

だんだんラクダたちに着いていけなくなってきた。
P4140938

どんどんはなされていく。
P4140923
 

ついに限界がやってきた。
だいごろもきつそう。
 

ここで諦めて二人ともラクダたちに乗る事に。

今度はグズらずに乗せてくれた。
やっぱりシマの上から見る砂漠の景色は最高!
P4140997
 

静かな砂漠。

シディが歩きながら唄います。

「アッラーインラッラー、アッラーインラッラー…」
P4140984

アッラーっていうのはイスラム教の神様アッラーのことかなぁ。
同じ言葉を、音程を変えながらずっと唄っていました。

お祈りなのかもしれない。
 


 

しばらく進むとどこからともなく人が歩いてきました。
よく見ると手ぶら!水も持たずに砂漠の中を歩くなんて信じられない!
P4140950

その後も砂漠の中から現れる人たちと何度もすれ違います。
P4140967

シンゲッティの村からオアシスまでの距離は、彼らにとったらお散歩ぐらいなのかな?
 

木陰で休むラクダを連れた人にも出会いました。
でも、地元の人はラクダにはあまり乗らないみたい。
きっとこれぐらいの距離はラクダに乗るほどでもないんだろうな。
P4130549
 


 

アッラーインラッラー、アッラーインラッラー…

シディの唄を聞きながら一歩一歩、前に進むラクダたち。

ラクダから見える景色は少しずつ、ほんの少しずつ変わっていく。
 

そしてついにシンゲッティの町が見えてきた。

まだまだ遠いけど、少しずつ近づいていっているのが分かる。

ああ、もうすぐ楽しかったラクダの旅も終わっちゃうんだな。
P4141011
 

だんだんと近づいてくるシンゲッティの街はびっくりするぐらい大きく見える。

タクシーでこの街にたどり着いたときは、「何もない小さな町だなぁ」って思ったのに、今は大都会に見えるから不思議。笑
P4141014

かつてシンゲッティは砂漠から色んな人が集まる大都会だった。
メッカ巡礼の拠点でもあったし、たくさんの本が集まる場所でもあった。
何百年も前、この街に辿り着いた人たちはどんな気持ちだったんだろう?

私たちがニューヨークに行って心躍るような感じ?
いや、きっとそれよりももっともっと大きな感情だったはず。

水のある安全な場所に辿り着いた安堵と、これから手に入れる新しい知恵への期待と、メッカへと続く旅路への希望。いろんな気持ちが混ざってたんだと思う。

ぼんやりとそんな事を想像しているうちに、シマとシロは私たちを宿の前まで運んでくれていました。
 


 

これで一泊二日のラクダ旅も終了。
本当に楽しかったなぁ。

砂漠とオアシス以外に何もないところが最高だった。
例えば、私たち二人以外に他の観光客がいたら、シディが英語を流暢に話せたら、砂漠の静けさや孤立感をじっくり味わうことはできなかっただろうな。
 

荷物を降ろしてご機嫌のシマとシロ。
2日間どうもありがとう。
P4140836
P4140820
 


街に帰ると体はへとへとだし喉はからっから。
シンゲッティに着いた日に知り合った、日本語がちょっぴり喋れるモーリタニア人がいる宿へいって休みます。

“Auberge ZARGA” という宿で、彼の名前はアブドゥ。
P4130391

アブドゥの作る料理はシンプルだけどスパイスがきいてて、しかも安いからお気に入り。
P4141039

アブドゥはモーリタニアの音楽を演奏しに日本に来た事があるそうで、日本語がすごく上手。
宿に遊びにいくと泊まってもないのにお茶をサービスしてくれたり、次の宿の予約やタクシーの手配をしてくれたり、とっても気が利くし優しい人でした。
 

最後に、シンゲッティからオアシスへ出かけるラクダ旅のツアー情報を!

●オアシスはシンゲッティの街から砂漠の中を12km歩いた所にあります。
砂漠自体は写真をみる限りではモロッコの方がきれいそうでした。
でも、モロッコは10人以上のツアー客で一緒に行ったり、ガイドが観光客慣れしすぎていて開口一番に「I love money!!」と言われてチップをねだられたり、そういうエピソードも聞きました。
静かに砂漠を味わいたいならモーリタニアがおすすめだと思います。

●お値段は1泊2日で12,500ウギア(約4,800円)。
私たちは “Caravanes” という宿で申し込んだけど、アブドゥの “Auberge ZARGA” で申し込んだらもっと安く行けたっぽい。。

暑さに負けて他のラクダツアーを探す気力も考える気力もなく申し込んでしまいました。
砂漠を歩いた2日間で嫌というほど思い知りましたが、暑さって怖いですね。笑

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13~14/APR/2015 in Chinguetti

長い長い道のりを歩いて、ようやく辿り着いた砂漠のオアシス。

昼寝から目を覚ましたら、オアシスに住む子供たちが集まってきていました。
ゴレ島で買ったアサラトを持ってきていたので一緒に遊びます。

私が右手に持っているのがアサラト。
2つ球状の固い木の実がロープで結ばれていて、木の実同士をぶつけて音を出します。
調子良く音が鳴らせるようになるにはまだまだ練習が必要。おもしろい。
P4140657

しばらくすると、オアシスに住む女性がアクセサリー売りにきました。
残念だけど全く興味が出るものがなかったので、一言断るとあっさり諦めてくれました。

ここでちょうど周りに大人がたくさん集まっていたので、せかぽろ恒例の血圧測定サービスをしてみることに。

でも言葉が通じないからか、みんなの反応は薄くて、何のことかあんまり分かってないみたいでした。
興味津々で集まってはくるんだけど…。
ずっと砂漠の中で生活してるから血圧のことなんてほとんど知らないんだろうなぁ。
P4140659
 

数時間休んでだいぶ元気になってきたのでオアシスの中を歩いてみます。

オアシスに生い茂るヤシの木。
ちゃんと水を供給できるように砂で水路が作られています。
乾燥に強いヤシの木とは言え、ちゃんと水をやらないとすぐ枯れてしまうんだろうな。
P4140662

そして水路の先には井戸。
厳しい大地ではかけがえのない宝物です。
P4140663

ヤシの森の中でなにやら作業をするおじさんを発見。
P4140667

豆を拾っていたのでお手伝い。
P4140674

痛っ!!
見てみたらこんな刺の木が足に刺さっていました。
砂漠には刺のある植物が多い。
P4140670

おじさんが拾っていた豆。
これを食べるみたいです。皮も豆もカリッカリに乾燥していて、振るとカラカラと音をたてます。
茹でたら美味しい豆になるのかな?
P4140669
 


井戸とヤシの木が生い茂るオアシスの周りには人々が生活する住居があります。
P4140710

自然のものを使った質素な佇まい。
P4140701

こんな家に住んでいます。
砂嵐とか来ても大丈夫なのかな…。
P4140688

中を見せてもらいました。
P4140704

すごく失礼だけど、全部ガラクタみたいに見えてしまう。
でも、どれも生活に必要なものたちなんだろうな。
P4140689

そこに住む子供たち。
P4140685

子供たちの遊び道具はぜんぶ手作り。
この4輪車、バランスが悪いので真っすぐ転がすのがすごく難しい。
でもそれがかえって遊び心をくすぐる。よくできたおもちゃです。
P4140702

家畜もいます。
今は放牧から帰ってきたところ。子供たちが一匹ずつロープで足を括って逃げないようにしています。
P4140698
 

学校から帰ってきた上級生の子供たち。
こんな砂漠の一体どこに学校があるんだろう?一体どれくらいの距離を歩いて学校に行ってるんだろう?
P4140718

帰り道で水を汲んでいる子供たち。
P4130601

ちゃんと家族の手伝いをしてえらい!
P4140717

家に荷物を置いた子供たちは、日が暮れるまでずーっとサッカーをしていました。
P4140751
 

砂漠の夜。

夕暮れ時。
砂丘に立って辺りをキョロキョロ見渡すシディ。
P4140722

「こっちにおいで」とジェスチャーされたので行ってみると、砂漠の上にマットが敷かれていました。
今日はここで寝るみたい。
もう陽もかなり低いし外でも十分涼しくなっています。
P4140731
 

マットに寝転がってみると、地面から数十センチのところにだけ冷たい空気の層ができていて心地よい風が吹いていました。
上に手を伸ばすと、温度の差がはっきり分かるぐらい。不思議。
P4140758
 

寝転がったまま空を眺める。

ここは本当に何もない。
ただっぴろい砂漠。

表面をなでる風に冷やされてひんやりしてきた砂。
昼間は焼けるほど暑かったのに。

足を突っ込んでみると、中の方はまだ昼間の熱が残っていて温かい。
砂漠のことって知らないことだらけだ。
 


砂漠の靄の中に沈む太陽。
P4140728

冷たくて柔らかい砂の上に寝そべると、いろんなことが頭の中を巡ります。
 

何もないとき、私はよく死について考えてしまう。
死ぬのが怖くなって、それからこれからの人生をどう生きようかなって考える。

どんな人生を送りたいかな。
今選んでいる人生は合ってるのかな。

これからのこととか、自分にとって大事なこととか、取り留めもなく考える。
P4140774
 

こうやって自分と向き合う時間ってすごく大事。
大事って分かってるけど、そういう時間を作るのって何故か本当に難しい。

こんな砂漠じゃなくても、例えばそこらへんの河原に寝転がったってできるはずのことなのにね。
おかしいなぁ。
 

でも、今はこうやって自分だけの時間をじっくり噛み締める。
空の色がじんわりと夜になっていく。
自分の心も、じんわりと内面に向かっていく。

本当に贅沢な時間。
 


 

日が暮れて真っ暗になると、シディが夕食の支度を始めました。
木や草の枝を燃やして照明にしています。

その火をじっと見ていると、虫がどんどん飛び込んでいく。
なんで死んでしまうって分からずに飛び込んじゃうんだろう。
P4140793
 

1時間ぐらいすると夜ごはんが完成しました。昼と同じくパスタ。

こんな砂漠に住んでたら、食事のレパートリーはどうやっても少なくなっちゃうんだろうな。
でもこんなところでまともなごはんが食べられるだけでも幸せなこと。
P4140800
 

食後はシディの入れてくれたアツアツで砂糖たっぷりのシャイを飲みながら砂漠の夜を楽しみます。
P4140794
 

今日の寝床は砂漠の上にマットを一枚敷いただけ。

でも昼寝したときとは違って、もう暑さにもハエにも悩まされることはありません。
 

火が消えると辺りは真っ暗。

聞こえるのは風に乗って砂が運ばれる音と、ヤシの木のざわめきだけ。

今日はたくさん歩いて疲れたし、心地いい空気に包まれてぐっすり眠れそうです。

おやすみなさい。

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落ラクダの悲しい真実…。オアシスまでの長い長い道のり。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11003 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11003#respond Fri, 12 Jun 2015 22:35:44 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11003 13~14/APR/2015 in Chinguetti   ビャーーーーー!!   大きな鳴き声と共に、突然暴れだしたラクダのシロとシマ。 そして落ラクダした私とだいごろ。 いったい何が?? 起き上 […]

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13~14/APR/2015 in Chinguetti

 

ビャーーーーー!!
 

大きな鳴き声と共に、突然暴れだしたラクダのシロとシマ。

そして落ラクダした私とだいごろ。

いったい何が??

起き上がって何が起こったのか確認してみる。
 

鼻から血を流してじたばたするシマ。
その横で落ち着きを失ったシロ。

シマが暴れ始めた時に聞こえた”ブチッ”という鈍い音。

私が乗っていたシマは、炎天下の旅に疲れて歩くのをグズっていた。
きっとシマは歩くのを止めようと抵抗したんだ。

でもシマの鼻にはロープが通して結んであって、それがラクダ使いのシディの手に握られている。
引っ張られると鼻が痛いから大人しく着いて来るように。
P4130553

そんな状況でシマが首を振って歩くのをやめてしまったから、鼻に結んでいたロープか鼻そのもの(?!)が千切れてしまった…。
そしてあまりの痛さにびっくりして私を振り落とした。
P4130609
 

それを見てシロもびっくりして抵抗。
だいごろを振り落とした。

シロの顔に着いた血は、シマの鼻から出たもの。
P4130641

かわいそう。。

そういえばシマもシロも鼻の形が変なのは、昔ロープを結んでいたのが徐々に広がって千切れてしまったのか…。

幸いにも私とだいごろは無事でした。
二匹とも私たちの事を気遣って、ちゃんと座り込んでから横たわって私たちを落としてくれたから…。
 


 

「ハーッハッハッハ!!」

呆気に取られている私たちを安心させるように笑いながら、ラクダ使いのシディはシロとシマをなだめます。

「キュイッ、キュイッ、キュイッ」口から不思議な音を出すシディ。

その音を聞いてしばらくして、ようやく落ち着いてきたシマとシロ。

 

ごめんね、シマ…。

かわいそうになって、シマに乗るのはやめてそこから先はまた歩くことにした。
シディは大丈夫だから乗っていいと何度も言ってくれたけど。
P4130551
 

今日は雲が多いので比較的暑さはマシなんだと思うけど、それでも暑い。
もう太陽はかなり高く、昼の11時頃。
P4130561

痛いほどに強まってくる太陽の熱。

ビーサンに入ってくる砂も熱くて火傷しそうなほど。

暑さと疲れと歩きにくさで、シディとラクダたちからどんどん取り残されて行く。
P4140913

シマから落ちてから1時間ぐらい歩いたかな。
シンゲッティを出てからだと3時間ぐらい。

足元がおぼつかないぐらいふらふらになってきた。

もう限界。

これ以上歩けない。
P4140911
 

ラクダたちには申し訳ないけど、やっぱりもう一度乗せてもらうことにした。

シディが、相変わらずご機嫌斜めなシマを座り込ませます。

「シューシューシュー」←座らせる合図

ビャーーー(嫌だ!)

と言いながらも座り込むシマ。

ビャーーー(これ以上乗せんな!)

と威嚇。
 

「キュイッ、キュイッ、キュイッ」なだめる合図をシディが出します。

しばらく待って落ち着いた頃、私がまたがるとやっぱり、

ビャーーー(重いわ)

と言ってぐずる。

でも、

ビャーー(重いんじゃボケ)

と言いながらも立ち上がってくれました。

ありがとう、シマ。
P4130575

だいごろは「シロが可哀想だからいい。」と言って引き続き徒歩で頑張ります。
 


シマに乗ってから数十分が経った頃。

視界の先にポツポツと家が現れ、ヤシの木がたくさん茂っているのが見えてきました。
P4130580

やった!オアシスだ!!!!!
P4130581

きっと昔のキャラバンが砂漠を見つけたときも同じ気持ちになっただろうな。
オアシスのありがたみがよく分かります。
と言っても、私のこの気持ちなんて昔のキャラバンの何百分の一にもならないんだろうけど。
 

 

あぁ、あとちょっとだ。

と思ってからがなかなか遠い。
オアシスが見えてから倒れて息絶えてしまう人の気持ちもよく分かる…。
 

砂丘の上からオアシスまでは長い下りが続きます。

シマは下りがキツイらしく、「ウウッ」と呻きながら一歩一歩踏みしめます。
P4130569

私はシマの上に乗ってバランスをとるだけでも精一杯。

ごめんね、シマ。ありがとう。
P4130599
 


 

そして息も絶え絶えで何とかオアシスに到着。

全部で3時間半ほどの道のりでした。
P4130605

シマ、シロ、おつかれさま!
本当にありがとう。

シディに荷物を降ろしてもらって、心なしか嬉しそうです。
P4130610

今日の一仕事を終えたシマとシロは水飲み場へ。
背中に付けていた荷台を外したから、オアシスのラクダたちと区別がつかなくなっちゃった。笑
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私たちも背負っていた荷物を下ろして、日差しから逃れられるテントの下へと逃げ込みました。
 

 

あっつー!!

到着するなりテントの下に転がって、立ち上がれないほど疲れ切っていました。
P4130623

シディが渡してくれた水をグビグビ飲んで飲んで、また寝転がります。
 

ちょっと落ち着いてきたら、街で買ってきておいたパイナップル缶を開けました。

缶の端から一口ごくっと飲みます。

甘いものが最高に美味しい!
全身に沁み渡ります。
 

シディはラクダのシマとシロから荷物を降ろして、オアシスの井戸水を飲んでいます。

私たちよりも明らかに年をとってるのに、3時間半炎天下で水分を取らずにぶっ続けで歩き続けられる体力が凄すぎる。
全然息も上がってないし、今からでも走り出せそうなほどけろっとしてる。
P4130632
 

私たちは到着して1時間ぐらい経って、ようやく回復してきました。

食欲も出てきたので、パンとイワシ缶を食べます。
お昼ごはん要らないからと言って値切ったので自腹のごはんです。

でも、しばらくするとシディがご飯を分けてくれました。
本当はツアー料金には含まれていなかったはずなのに。ありがたい。
P4130643

食後にはあつあつのシャイまで用意してくれました。

中には砂糖が死ぬほど入っていて、砂糖のかたまりかと思うほど甘い。でも、疲れた身体に沁み渡る。
そういえばモーリタニア人と同じくサハラ砂漠に住むスーダン人も、コップ半分が砂糖のコーヒーやシャイを飲んでたなぁ。
砂漠で生きるにはそれだけエネルギーが必要ってことなんだろうな。
P4130641
 

それからお昼寝タイム。

ようやく迎えた休息のひと時…
 

と思ったけど、ハエが多すぎて全然眠れない!
20匹ぐらいずっと自分の周りを飛び回ってる。

ハエがうざいから布を被ると今度は暑くて眠れない。

砂漠暮らしは大変だ…。
 

その後は、何度もうたた寝したり起きたりを繰り返す。

早く陽が沈んで涼しくならないかなぁ。

つづく

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ラクダ旅で ”落馬” ならぬ ”落ラクダ” !!飛び散る鮮血…。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11001 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11001#comments Fri, 12 Jun 2015 00:03:30 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=11001 13~14/APR/2015 in Chinguetti 砂の街シンゲッティに着いた次の日。 今日は世界旅行中に一度はやってみたかったことをやります。 それはラクダ旅!! ラクダに乗るのは何でか分からないけどずっと憧れで […]

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13~14/APR/2015 in Chinguetti

砂の街シンゲッティに着いた次の日。
今日は世界旅行中に一度はやってみたかったことをやります。

それはラクダ旅!!

ラクダに乗るのは何でか分からないけどずっと憧れでした。

ラクダ旅といえばモロッコでやるのがメジャーみたいだけど、ここシンゲッティはツーリスティックではなく、砂漠以外何もないところが良いらしい。

向かうのはここから4時間ぐらい、距離にして12kmぐらい離れたところにあるオアシス。

張り切って出発です!!
 


朝、宿の裏側に旅の仲間がやってきました。

まずはラクダ使いの「シディ」
英語もフランス語も全く喋れない、生粋のラクダ使いです。
そして後ろから着いてきた2匹のラクダ。
P4130396

前にいるこいつが「シマ」
目がシマシマだからシマと名付けました。
たぶんちょっと年なのかな。
あんまり聞き分けが良くなくて、よくグズってました。
P4140836

シマシマの目。
P4140822

後ろにいるもう一匹は「シロ」
毛の色が白いからシロ。
つぶらな黒い瞳の大人しい子です。
P4140848

二匹ともかわいいなぁ。

わくわくする!!
 


宿の人が用意してくれた食料や水をシマとシロに括り付けて準備します。
水は二人分で20ℓ。これだけあれば十分…かな?
P4130404

だいごろは頭にターバンを巻き付けます。
P4130605

このターバンは、今日のラクダ旅とこの先で乗る「アイアントレイン」という電車の砂&埃対策のために昨日シンゲッティの街で買っておいたもの。

これを巻いているだいごろを見ると街の人たちはみんな大喜びしてくれます。笑
P4130331
 


 

準備が完了したのは朝8時半。

いよいよラクダ旅のスタート!

少しずつシンゲッティの街から遠ざかっていきます。
P4130434

ここから12km先のオアシスまで最初は歩きます。
今から4時間、40度越えの炎天下の砂漠を歩かないといけないので、疲れるまでは自分の足で歩いて、疲れたらラクダに乗せてもらう作戦です。
P4130409

3人とラクダ2匹の小さいキャラバン!わくわく!
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歩きながら足元を見ていたらフンコロガシ発見。
スーダンやナミビアの砂漠にもいました。
P4130455

よく見たらここの砂漠はところどころ草が生えてる。
これまで見た砂漠では全く見かけなかったけど、一口に砂漠と言ってもいろいろあるんだなぁ。
P4130407
 

 

それにしても砂の上は歩きにくい…。
サンダルだからかなぁ?
P4130429

でもシディもスリッパなのにスタスタ歩いていきます。
そのスタスタがびっくりするぐらい速くて、ずんずん遠ざかっていく。
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私たちは砂に足を取られて全然前に進めないのに、シディは普通に歩いてるようで速い。
足が沈まない。仙人みたいですごい!

追いつこうとするけど、全然追いつけない!!
P4130446
 

しかもシディはオアシスに着くまで一滴も水を飲んでいませんでした。
私たちは暑すぎて一人2ℓも飲んだのに!信じられない!
P4130459
 

今日の天気は太陽は出てるんだけど空がちょっと霞んでいます。

だから暑さはましなはずなんだけど、それでもめちゃくちゃ暑い。

でも砂漠には日陰なんてないので、前を歩くシマとシロのお尻を見ながら黙々と歩きます。
 


 

シンゲッティの街から歩くこと1時間ぐらい。
私たちがあまりに遅れるので、シディが少し先で待ってくれていました。

ムシャムシャと草を食べるシマとシロ。
P4130467

「キャメル?」シディが尋ねます。

“キャメル、キャメル。” と迷いなく答える私たち二人。笑

分かった、とシディが頷きます。
 

「シューシューシューシュー」

シディが口から音を出すと、あら不思議。
シマが地面に座りました。
P4130469

シディの指示に従って、シマにまたがります。
P4130485

しっかりと椅子とロープを掴んで…

よいしょ!
P4130486

おおー!!立てた!やった!
立ち上がるとき身体が前後するのでちょっと怖かったけど、すっと立ち上がってくれました。
P4130496
 

続いてだいごろがシロに乗ります。
モーリタニアンみたい。笑
P4130512
 

すごい!高い!
ラクダから見る砂漠の景色は最高です!!
P4130517
 


 

どこまでも続く砂丘をラクダに乗って進みます。

椅子がかたくて、太腿とか尾骶骨とかちょっと痛いけど、でも楽しい!
P4130617

ラクダと一緒に身体を上下に揺すりながら、足をゆさゆさ振りながら進みます。
かわいいなぁ、ラクダ。
P4130541
 


 

そして1時間ぐらいラクダに乗って、そろそろお尻が痛くなってきたなぁと思っていた頃。

ビャーー!!
P4130609
 

突然シマが鳴いたと思ったら、首をグルンと振り回した!!
 

ボテッ…
 

砂漠の上に放り出される私!

”落馬” ならぬ ”落ラクダ”です。笑
 

ビャーーーー!!!

横になったまま両足をジタバタさせるシマ。
 

その様子をみて今度はシロがパニックに!
 

ビャーーーー!!!

ボテッ

暴れだしたシロから振り落とされて今度はだいごろが落ラクダ!!

横に転がったシロの顔には鮮血…!!
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え?!!何!!

突然の出来事に混乱する私たち。

シマとシロの身にいったい何が?!!

つづく

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砂に呑み込まれつつある世界遺産。モーリタニアの象徴シンゲッティ。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=10999 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=10999#respond Wed, 10 Jun 2015 21:50:46 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=10999 13/APR/2015 from Nouakchott to Chinguetti 砂の国モーリタニア。 今日は首都のヌアクショットからさらに砂漠の奥地にある街、シンゲッティを目指します。 シンゲッティまでのバスが朝8時 […]

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13/APR/2015 from Nouakchott to Chinguetti

砂の国モーリタニア。
今日は首都のヌアクショットからさらに砂漠の奥地にある街、シンゲッティを目指します。

シンゲッティまでのバスが朝8時に出ると聞いたので、6時ぐらいに起きてガレージ(バスステーション)へ。
砂の中から顔を出した太陽を横目に街を歩きます。
P4120106
 

車窓から見える景色に驚き!

ガレージで乗り込んだのは15人乗りぐらいのワゴン。
P4120164

きれいだし、なんとエアコン付き!!
運賃は5000ウギア(約2000円)。荷物代不要。良い車だけあってちょっと高めです。
P4120157
 

走り出した車は街の外へ。

ラクダの群れ。
人がいるからラクダ市場かな?
P4120127

そしてだんだんと砂丘が姿を見せ始めます。
P4120136

砂丘の中には家々が点在していて、砂に埋もれるようにして人々が生活しているのがモーリタニアならでは。
エジプト、モロッコ、スーダンなどでは見た事のない景観です。
P4120133

風に運ばれて移動を続ける砂丘。
そんな砂丘に家を建てれば、当然時間とともに砂に呑まれていきます。
P4120148

道々には、砂に埋もれてしまって打ち捨てられた家がたくさんありました。
P4120147
 

しかも日中は50度近くにもなる過酷な環境。
何故こんなところで暮らしているんだろう。
P4120135

そんな疑問に頭を悩ませながら、車窓からの景色を楽しみました。
P4120153
 


ヌアクショットから走る事5時間。
ヌアクショットとシンゲッティの中継地点となる街アタールに到着しました。
P4120206

ここでタクシーに乗り換えます。

乗合タクシーだから満員になるまで待つのかと思いきや、二人だけでも出発してくれました。
一人2000ウギア(約750円)。
P4120214

さらに砂漠の奥深くへと、オフロードをびゅんびゅん走ります。

ナミビアで事故って以来、オフロードを走る時は緊張するなぁ…。
(ナミビアの記事はこちら▶︎初めての自損事故。レンタカーでやらかしてしまいました。。。
 

このオンボロ車にはもちろんエアコンなんてなくて、熱風がびゅんびゅん入ってきて喉がカラッカラになる。
さっきの街で買った冷たいジュースを飲んで何とかしのぎます。

写真のメロンミルクはメロン果汁と牛乳を混ぜた飲み物でメロン好きの僕のお気に入り。
モーリタニアにいる間は毎日のように飲んでいました。
P4120600
 

窓から吹き込む熱風を浴びながらボコボコのオフロードを走っていると、突然ドライバーが車を止めました。
P4120216

窓の外を見てみると、なんと砂漠のど真ん中に男の人がぽつんと立っています!

”きっと歩けなくなったからこの車に乗せてもらうつもりなんだ。”

そう思っていると、男の人はなにやらタンクのようなものを持って車へと近づいてきました。
そして車の裏でドライバーと一緒にごそごそ作業を始めました。
P4120219

”あれ?一緒に乗って行くんじゃないのかな?”

不思議に思って車の外へ出てみると、男の人が持っていたのは水が入ったタンクで、ドライバーの持っているタンクへと水を注いでいます。

そう、なんとこの男の人はここで水を売っていたのです!
P4120220

信じられない!
周りに家が一軒もないこんな灼熱の砂漠のど真ん中で、しかも車通りなんてほとんどない場所で水が入ったタンクを持って一人で売っているなんて!!

周りにラクダや車がないから、住んでいる場所からここまでは歩いて来たという事?!
もし水がなくなったら死んでしまう命がけの仕事です。

すごい世界だなぁ…。
 


再び走り出したタクシー。
ここも車窓からの景色がすごかった。

砂丘を超えた砂漠の中に現れた集落。
P4120187

黒い砂丘なんて初めて見た!
P4120168 copy

ここにも家々が。すごいなぁ。
P4120176

そしてアタールから2時間半ぐらいでシンゲッティの街に到着しました。
 

砂の街シンゲッティ。

タクシーのドライバーにお願いして宿の前で降ろしてもらいます。
この街には宿は2、3軒しかないそう。

そして今日泊まるのはこんな宿。
泥で作られた伝統的な家屋。
P4130225

その一室を貸し切りです。
日中は暑いけど広くて快適です。
P4130232
 


しばらく部屋で横になっていると日が傾いて涼しくなって来たので、街に出てみました。

宿から出て少し歩くとそこはもう砂の世界。
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井戸がある所に街ができる。
ここシンゲッティはこの辺りでは一番大きなオアシスです。
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ここシンゲッティは家から1キロも歩けば一面に砂丘が広がる街。
みんな砂漠の方へと出かけて行き、砂漠から帰って来ます。
P4130272

一体あの砂漠の先になにがあるんだろう?
P4130275

その秘密はこの街に滞在している間に明らかになるのですが、この時は不思議で仕方ありませんでした。
 

そんなシンゲッティの街は実はユネスコの世界遺産に登録されている場所。

ここは中世にキャラバンが立ち寄った交易地で、当時の古い街並みがよく保存されている事が登録の理由。
イスラームの第七の聖地としても知られています。

そんな当時の様子を伺い知る事ができる場所の一つが街にあるこんな図書館。
P4130284

中には、中世のキャラバンが運んで来たイスラムの貴重な書籍が保管されています。
P4130321

係の人が一つ一つの書籍について片言の英語で詳しく説明してくれました。
P4130286
P4130305

メッカ巡礼の拠点となっていたシンゲッティには世界各地から人々が集まります。
だからここのライブラリーの質はかなり高く、ここにある書籍を求めて各地から砂漠を超えてやってくる学者がいたんだとか。

丁寧に描かれた絵。何百年も経っているにも関わらず鮮やかな色。
P4130297

イスラムの教典コーランはもちろん、天文学書や数学書まで。すごい!
P4130298

でも書籍の保存状態はあまり良いとはいえず、燃えてしまったものやネズミに食べられてしまったものもありました。
P4130319
 


 

砂漠の街シンゲッティ。

四方を砂丘に囲まれたこの街は、今日の移動中に見て来た家々と同じく、だんだんと砂漠に呑まれつつあります。
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もちろん砂丘の移動に合わせて集落も移動して行きますが、中世の趣を残す貴重な街並は近い将来に失われてしまう事でしょう。
P4130349
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そんな街を歩き、そこで暮らす人々と触れ合いながら過ごした夕暮れ時。
P4130328

穏やかで楽しいひとときを過ごす事ができました◎
P4130391

明日はそんなシンゲッティの街から十数キロ離れたオアシスに、ラクダに乗って出かけてみます!!

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