Sudan / スーダン - 世界ぽろり旅 https://amonkeybb.sakura.ne.jp 日本からぽろりと飛出し、涙をぽろり。耳寄り情報もぽろりします Tue, 25 Nov 2025 01:28:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.26 80321178 さよなら。心優しきスーダンの人々。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4965 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4965#respond Wed, 05 Nov 2014 11:04:03 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4965 17〜31/AUG/2014 in Sudan この国ではびっくりするほどぼったくられる事がありません。 バスも、タクシーも、レストランも、商店でも、どこへ行っても普通の値段を教えてくれます。 途上国ではぼったくられるの […]

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17〜31/AUG/2014 in Sudan

この国ではびっくりするほどぼったくられる事がありません。

バスも、タクシーも、レストランも、商店でも、どこへ行っても普通の値段を教えてくれます。

途上国ではぼったくられるのが当たり前と思っていた私たちは、初めてスーダンの人たちと接した時に驚きを隠せませんでした。

(*途上国におけるぼったくりについてはこの後のエチオピアで色々と考えたので先の記事にゆずります。)
 


子供たちは無邪気に「ハロー、ハロー」と言って手を振り、遠慮がちに握手しにきたりするけど、それ以上は何も求めない。

「マネー!」「チョコレート!」「ビスケット!」「ワン・ダラー!」の応酬はない。
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誰かに写真を撮らせてもらっても、チップを要求されない。

貧しい国々で道案内を頼むとチップを要求されるのが常識だけど、そんな人はこの国にはいない。

それどころか、向こうから食事やお茶をご馳走してくれるほど。
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もちろん、全くぼったくる人がいないとまでは言わない。
ごく稀に高値を言ってくる人やチップをねだる人もいるけど、今まで訪れた貧しい国々と比べると遥かに少ないし、こっちが難色を示すとすぐに引き下がる。
 


スーダンは間違いなく貧しい国。

観光資源もなければ食べ物が育つ土壌もない。

なのにこの人の良さは一体なんだろう。
 

宗教?
でも宗教はおとなりのぼったくり大国エジプトと同じイスラム教。
だから宗教ではない気がする。
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ひとつ有力そうな理由は、この国に観光資源が殆どないこと。

例えば数少ないスーダンの観光名所であるピラミッドはこれ。
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エジプトはこれ
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これぐらいの圧倒的な差がある。

スーダンには観光地的な見どころが殆どない。
だから訪れるのはアフリカを縦断する人ぐらい。
アフリカ縦断する人でも飛行機で飛んでしまったり、首都に一泊だけして通り過ぎる人も多い。

だから、観光客が来たら嬉しいし、良い思いをして帰ってほしいと自然に思うんじゃないかな。
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でも逆に観光客が増えるほど人は欲深くなる。
お金をどう稼ぐかということにしか目が行かなくなる。

これは旅人誰もが感じていることだと思う。
同じ国でも、観光客が多いところにはしつこい客引きや悪質なぼったくりや詐欺が多い。

観光客が人をだめにするのかな。

観光資源が乏しいスーダンのような国にこそ、大切なものがあるのかもしれない。
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それともうひとつ聞いた話によると、スーダンは砂漠の国だから旅人に最大限尽くす文化が根づいたそう。

砂漠を越えて村にようやく辿り着いた旅人は、自分たちが手を差しのべないと死んでしまうほど消耗している。
だから水や食べ物や寝床すべて提供して助けてあげる。
特に水は惜しげもなく分け与えたそう。

カッサラにも誰もがいつでも手にできる水瓶がありました。
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でも、それだけでもないだろうな。
砂漠地帯の国なら他にもたくさんある。

だからスーダンみたいな国は本当に珍しい。

ここでは水ってもの凄く貴重だからよっぽど強い意志がないと分け与えられるものではない。
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それはもう文化としか言えない何かがこの国にはある。
代々受け継がれてきた形のないもの。

厳しい自然だからこそ培われたものなのかもしれない。
地元の人同士のふれあいを見ていたら分かる。

家族は毎日集まって家長を敬い、伝統に従って一緒に食事をする。
夜になると近所の人が集まってゆっくり和やかにお茶をする。
エジプトでよく見た殴り合いのけんかなんてどう転んでもなりそうもない。

がつがつしない、穏やかでやさしい空気がずっと流れている。

この人たちは、心が豊かなんだ。

それなのに一方でこの国では紛争が絶えないのは何故なんだろう。
同じ国民が戦っているなんて信じられない。
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そして、私たちはそんなたくさんのスーダンの人たちにすっかり癒され、この国を後にするのでした。

次はぼったくり大国という噂のエチオピアへと向かいます。
 

▶︎次回:世界一ウザい国エチオピアへ。

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スーダンではこんな物を食べていました。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4936 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4936#respond Mon, 03 Nov 2014 19:00:11 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4936 18/AUG~1/SEP/2014 in Sudan 今日は私たちがスーダン滞在中に食べていたものを美味しかった順に紹介したいと思います。 最後にベストとワーストを発表します!   二位は庶民の味 ということで […]

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18/AUG~1/SEP/2014 in Sudan

今日は私たちがスーダン滞在中に食べていたものを美味しかった順に紹介したいと思います。

最後にベストとワーストを発表します!
 

二位は庶民の味

ということでまず美味しかった第二位はハルツームの義姉装具施設近くの野外食堂で食べたこちら。

スーダン料理を代表するフール(煮豆にチーズ、生玉ねぎやトマトのザク切りを乗せ、油をいっぱいかけたもの)、あとは名前は忘れたけどレバーとタマネギの炒め物、パンの表面に味付けをして炒めたもの。
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特にフールという豆料理の味付けが好きでした。
めっちゃ安い庶民の味です。家庭料理に近い味と思われます。

別の日に同じ店でオムレツ&フールも食べました。オムレツはまあ普通だったな。
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三位はカッサラ名物

続いてカッサラ名物の石焼ラム肉。

その日しめたばかりの新鮮な肉を使うのが自慢のお店です。
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ラム肉は全然臭みがなくておいしい!
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赤痢になったせいで、折角のラム肉は私の胃袋からは全て消え失せてしまったんですけどね。。
 

四位はスーダンの大切な文化

スーダンで外せないのがこちら。シャイ(紅茶)、ジャバナ(コーヒー)。

地域によって生姜を入れたりハーブを入れたり、味付けが違うのが面白い。
スーダン人の大切な飲みニュケーションです。
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カップの半分ぐらい砂糖が入っているので糖尿病に注意です!
ノーシュガーと一言告げて注文することをおすすめします。笑
 

五位はどの国でも安定感のあるこの料理

チキンの丸焼き。
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シンプルなチキンはどの国でも安定のクオリティー!
外がカリッカリに焼けて中身がジューシーでうまい◎
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六位はスーダン上陸後に食べた最初の料理

続きまして野菜に肉ごはんを詰めた料理。記念すべきスーダン最初の食事です。

トマトやナスの中にひき肉とごはんが詰めてある。
味付けはマイルドで私たちの口によく合いました。
あとはエジプトでも食べたファラーフェルサンドも一緒に食べました。
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味付けは最高だったので一位や二位にしたかったところですが、あまりにたくさんの砂粒が入っていたので大幅ランクダウンです。
噛んでいると、ジャリ、ガリッという音に悩まさせられる。

ちなみにだいごろは砂が入っていてもこの料理の味が二位だと言っていました。
 

七位は普通の唐揚げ

バスの休憩所で食べたチキンの唐揚げ。

日本の唐揚げみたいな感じでした。レモンを絞っていただきます。
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予想通りの味で、可もなく不可もなくと言った感じでした。
 

八位は砂漠の肉

そして、砂漠と言えばラクダ肉。歯ごたえがしっかりした肉でした。

さばいたばかりだからか意外と臭みもなく美味しいけど、好き好んで食べる肉ではないかな。
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そしてこれがラクダ肉と一緒に出てきたラクダミルクのヨーグルトにソーダー水を混ぜたドリンク。
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美味しかったのですが数分後にはハエの海。この有様でした。。
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九位はマンゴージュース

ジューススタンドで飲んだマンゴージュース。

水と砂糖で薄められているのでいまいち。
生水が使われていることは分かっているのであまり頻繁に飲むこともありませんでした。
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P8251489
 


 

スーダンは美味しいものが多かったな!!

ここまでは美味しいかったものたち。ラクダ肉もランキング低いけどかなり美味しかったです。

さて、ここからはどちらかというと不味い部類に入りますよー。
 

 

十位もジュース

激甘のペットボトルジュース。

こちらはバスで無料でもらったものです。
果汁はほっとんど入ってなくて、ほぼ砂糖水。
外は死ぬ程暑いから冷えていたら美味しく感じてしまうのですが、普通の状態で飲んだら甘すぎて吐くと思います。
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ちなみに、バスで配られる水はこんなに茶色い。
赤ちゃん用のボトルに入っている水の濁り具合分かるかな?真っ茶色。。
これを赤ちゃんが飲むと思うとショックなレベルです。
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11位はショックだったな。。。

エジプトからスーダンへの移動で乗ったフェリーのごはん。

無料で一回だけ食事が提供されるのですが、前売チケットを買えずに当日チケット購入したため乗船が遅れ、チキンがあるはずだったのになくなってた!ひどい!!
猛烈におなか減ってたのにたまごと豆だけって、、
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ちなみに私たちとは違って早くから乗り込んでいた人にはチキンが配られていました。

このフェリーは旅人から奴隷船と呼ばれているのですが、この質素な夕食のおかげで奴隷船感がほどよく演出されました。
 

 

スーダンのベスト料理はこちら!

そして堂々の一番は、思い出深いお呼ばれごはん。

通りすがりのおじいさんが何の見返りも求めずに貴重なごはんを分けてくれました。
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タマネギと肉とパンみたいなものを煮込み、豆の煮物、ビーフンみたいな麺、卵焼き、豆をすりつぶした揚げ物(ターメイヤ)などなど。

どんなレストランよりも、家庭料理が一番!しあわせー^^
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嬉しすぎて余計美味しく感じたのは間違いありませんが、そのことを差し引いてもこの料理がだんとつで一番!

スーダン人の優しさが身に沁みた瞬間でした。
 

 

食べちゃダメ!ワースト料理。

そして、、、ワーストはもちろん何とも恨めしいこれ。

茹でた塩豆。
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こいつのせいで散々苦しめられたアメーバ赤痢&細菌性赤痢になった可能性大。

豆の旨味はないわ、ビニールの味がするわ、皮を出さないとだめなので食べにくいわ、最悪の食べ物でした。。
 

と言う事で、スーダンで食べた料理たちはこんな感じでした!

エチオピア編もお楽しみに!!

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スーダンで人気ナンバーワンのハネムーンスポット。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4891 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4891#respond Sun, 02 Nov 2014 19:00:20 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4891 01/SEP/2014 in Kassala きっこの体調が大分回復して来たので、今日は2人でカッサラの象徴であるタカ山へ行ってみる事にしました。   カッサラの中心部からバスに乗り「あそこに見えている山に行き […]

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01/SEP/2014 in Kassala

きっこの体調が大分回復して来たので、今日は2人でカッサラの象徴であるタカ山へ行ってみる事にしました。
 

カッサラの中心部からバスに乗り「あそこに見えている山に行きたい!」と伝えると、15分ぐらい走ったところで降ろされました。
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タカ山は目の前に見えているのですが、山が大きすぎてどこから登ったら良いのか分からずキョロキョロしていると、バスに同乗していた地元の若者が「俺が案内してあげるよ」と言って同じ所で降りてきました。

名前はモハメド。
本当にスーダンにはモハメドっていう名前の人が多いなぁ。
彼によるとこの近くに大きなモスクがあるそうなので、タカ山に登る前にまずそのモスクへ行く事にしました。
 

 

10分ほど歩くと大きなモスクが見えてきました。
そしてその先にあるのはタカ山。間近でみるとかなりの迫力です。
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近くで子供たちが走り回って遊んでいたので、カメラを向けてみるとこのポージング。
チームワーク完璧だね!
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モスクは泥と日干しレンガで作られていて、中ではお年寄りたちが静かにお祈りをしていました。
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丸いドームのような建物の中に入ってみると、天井は丸くぽっかりと開いていて、たくさんの鳥たちが巣を作って暮らしていました。
P8311723
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その下にはおそらくムスリムたちが祈りを捧げるであろう聖なる箱?が置いてありました。
モハメドによるとここだけは絶対に雨が降らない神聖な場所だそうです。
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砂埃と鳥の糞が降り注ぐ下にこんな重要そうな物が置かれているのがシュールでしたが、自然と人とが一つになっている感じがして、何だかスーダンらしいなと思いました。
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街にある賑やかなモスクとは違いタカ山に抱かれてひっそりと佇むモスクは、イスラム教とは別の宗教の建物のような、不思議な雰囲気を醸し出していました。
 


モスクからタカ山に向かい始めると、次第に人通りが多くなってきました。

モハメドが親切にも引き続き案内してくれます。
 

道の脇には綿菓子の屋台。
なんだかお祭りの出店みたいで、突然日本に戻ったような変な感覚になりました。
P8311759
 

その後、タカ山への登山口?に到着すると、周りには手をつないだスーダン人のカップルがチラホラ。

百円程度の入場料が必要だったのですが、いつのまにかモハメドが払ってくれていました。
 

山へと続く階段にはスーダン人のカップルだらけ。
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実はカッサラはスーダン人たちのハネムーンスポットとして有名で、ほとんどのスーダン人がここをハネムーンの地に選ぶほど定番の場所となっているそうです。

そしてこのタカ山はその中心地で、カップルは一緒に手をつないでこの山の中腹まで登り、愛を深めるのだとか。
 

そもそもほとんどがイスラム教徒であるスーダンの男女が人前で手をつなぐ事はまずあり得ません。

しかし、ここカッサラのタカ山を登るときだけは、スーダン人カップルが堂々と手を繋いで歩くというレアな光景を見る事が出来るのです。
 

私たちの旅もハネムーンのようなものなので、彼らと一緒に登山開始!
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と言っても15分ぐらいでメインスポットに到着しました。

スーダン人のハネムーナーたちがここを訪れるのは、ここには聖なる泉があってその水を飲んだら子宝に恵まれるという言い伝えがあるためだそうです。
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周りには一眼レフを首からぶら下げたカメラマンがたくさんいて、どのカップルも楽しそうに記念写真を撮っていました。
 

そんなほのぼのとした登山道の横では、イスラム教徒の男性たちが熱心に夕方のお祈りをしています。
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山の中腹にはカラフルなお茶屋さんが並び、カッサラコーヒーやシャイを楽しむ人で大賑わい。
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幸せそうな笑い声が聞こえて来たので話かけてみると、ハネムーンにカッサラを訪れたカップルとそれを祝う家族でした。
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僕たちもコーヒーとポップコーンを食べながら話に花を咲かせます。
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僕たちを案内してくれたモハメドまだ20歳で、大学生。
英語は学校で勉強中なのでまだ片言です。
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彼が片耳だけヘッドフォンをつけて音楽を聴いていたので聞かせてもらうと、なんとスーダンのバスで流れていたあの演歌みたいなスローテンポの音楽でした。

あのローカルな音楽を若い世代も同じように聞いているなんて驚きです!
 

その後は彼の英語が片言すぎて会話が続かなくなって来たので、お互いの国の言葉を教え合ったり、ひたすら写真を撮りあったりして遊んでいました。笑
 


気がつくといつの間にか辺りは真っ暗。

案内してくれたお礼と入場料を払ってくれたお礼に私たちがお茶代を払い、真っ暗な階段を下りる。
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帰りはバスでカッサラの街へ帰りましたが、彼はバスまで一緒に着いて来て見送ってくれました。

そして居候している建物の前でバスを降りる時にお金を払おうとすると、「もう彼からお金はもらっているよ」とバスの集金係の人に言われました。

あんなに長時間案内してくれたのにバスのお金も払ってくれてたなんて!

少し申し訳ない気持ちになりながらも、今日もまたスーダン人のホスピタリティに癒された一日でした。

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スーダンと中国と日本について https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4896 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4896#comments Sun, 02 Nov 2014 08:00:56 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4896 スーダンと中国について スーダンではニーハオ、チャイナといつも言われる。 今まで訪れたことがある国の中で、一番チャイナと言われる確率が高い。 一週間以上いたけど、JICAが莫大な支援をしているカッサラ以外では一度もジャパ […]

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スーダンと中国について

スーダンではニーハオ、チャイナといつも言われる。

今まで訪れたことがある国の中で、一番チャイナと言われる確率が高い。
一週間以上いたけど、JICAが莫大な支援をしているカッサラ以外では一度もジャパンと言われなかった。
そんなカッサラですら、チャイナと呼ばれる方が圧倒的に多い。

実際スーダンに来ているアジア人は中国人がほとんどで日本人は圧倒的少数。だからニーハオと言われても仕方ない。
なぜそれほど中国人が多いのかというと、彼らはスーダンで仕事をしているから。
(スーダンに限らず、アフリカで働いている中国人は本当に多くて驚かされる。)

スーダンはアメリカから経済制裁を受けているため、アメリカやアメリカ寄りの国とは事実上貿易ができない。アメリカに対する憧れからなのか皮肉なのかどうなのか分からないけど、”Star Box”という名のコーヒーショップや”41 Ice Cream”という名のアイスクリーム屋さんがあったりする。笑

私たち旅人にとってもATMが使えない(クレジットカードのVISA、MasterCardなどは米国の会社)ので不便の多い国。日本企業も敢えてスーダンに進出しようとはなかなか思わない。ここにいる日本人はJICAやNGO関係者か、数少ない旅人ぐらい。

そして、この経済制裁を逆手にとって貿易をしているのが中国。スーダンの輸出の76%が中国向けと言われるほど、スーダンは中国に依存している。中国はスーダンの石油を目当てに貿易していて、お返しにダムや道路、電力、水道のインフラの整備をしている。その規模は数百億円規模!
日本のカッサラでの事業が60億円だから、その差は歴然。

スーダン人は、中国人がインフラを整備したことを知っているので中国人にほんとに感謝してて中国が大好き。
P8191716
その証拠に彼らがニーハオ、チャイナというときは本当にフレンドリー。チャイナに会えて嬉しいぜ!という感じがばんばん伝わってくる。

最初はいちいち、ジャパン!こんにちは!と訂正していた私たちも、もうめんどくさくなって、ハローと返すこともしばしば。

さらに、海外を旅していて有りがちなのが「僕は中国人が嫌いだけど、日本人は好きだ」と言う現地人。おそらく八方美人なんだと思うけど、スーダンではそう言う人に出くわすこともなかった。
 

中国の態度ははっきりしている。
お金になるかならないか。
あからさまに石油目当てでスーダンと仲良くしてる。
スーダンの石油がなくなったら見向きもしないだろうな。

でも中国のそんな態度を頭ごなしに否定できない。
お金目当てとは言え、インフラを整備することによってスーダン人が恩恵を受けているのは事実だから。

紛争はスーダンの一部の地域で行われていて、大半の人は何も悪いことはせずに穏やかでシンプルな生活を送っている。そんな人たちが制裁の煽りを受けて苦しい生活を余儀無くされる。
彼らを救っているのが中国と言うこともできると思う。

でも中国は同時に、スーダンの紛争地帯への武器の供給もしていて、他国から非難を受けている。
これは決して肯定できることではない。
 

スーダンと日本について

一方、日本は何の見返りもなく支援してる。それが税金の無駄遣いだと言う人もいる。

私自身は無駄遣いかどうかの判断はできずにいる。

例えばカッサラで45億円かけて水道施設を作ったことについて。
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まず無償の支援が長い目で見たときに本当に現地人の役に立つかが分からない。もしかしたら、まともに自費で設備を作るのが馬鹿らしくなってしまって、この地域もまたどこかの国が作ってくれるだろう、と思って他の地域への導入が遅れるかもしれない。

さらに、カッサラ村の水道事情が良くなったと言われているけど、実は水道のメインの配管はきれいになってもその先の各家庭への供給の部分でうまく行っていない。配管が古くて衛生状態が良くなかったり漏水していたりもするみたいで、宝の持ち腐れになっている部分があるそうです。
これも、貰うだけの支援だからなのかもしれない。自費でやっていたら、末端まで行き届くように考えて、それに見合う施設を作ったかもしれない。

それに、なぜカッサラが選ばれたのかも疑問が残ってしまう。カッサラはもともと地下水がきれいなので、もっと困っている北部の方に作った方が良かったんじゃないかとも感じる。
 

どっち寄りの意見とも言えなくて、曖昧でまとまりもない記事になってしまったけど、日本から遠く離れたこの国のことで感じたことを忘れないために、あとは日本の方にもスーダンのことを知ってもらうために書き残しておきます。

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日本が支えるスーダンのオアシス、カッサラ。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4826 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4826#respond Tue, 28 Oct 2014 20:40:13 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4826 30/AUG/2014 in Kassala きっこが赤痢から快方へ向かい始め看病なしでも大丈夫になってきたので、今日は少しだけカッサラの街を歩いてみました。 久々の一人街歩きです。   ーーーーー &nbsp […]

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30/AUG/2014 in Kassala

きっこが赤痢から快方へ向かい始め看病なしでも大丈夫になってきたので、今日は少しだけカッサラの街を歩いてみました。

久々の一人街歩きです。
 

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家を出るとさっそく目についたのはこれ。

何だと思います?
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実はこれ、水を溜めておく水瓶。
道行く人は誰でも自由に飲む事ができます。

そして驚くべき事に、この水瓶は政府や支援団体が用意した物ではなく、近くにある一般家庭が無償で提供しているそうなんです。しかも水道が整備される以前からずっと行われているんだとか。

ただでさえ水の入手が困難な地域で、大事な水を自分以外の人々の為に分け与える。

これも、砂漠の中で暮らすスーダン人ならではの助け合いの精神から来ている文化です。
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道行く女性たちは色とりどりの衣装で着飾っています。
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カッサラでは何故かロバもオシャレ。笑
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その後ガッシュ川の方へテクテク歩いていると発見したのは浄水施設。
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日本の国旗がある事からも分かるように、この施設はJICAのプロジェクトの一環で作られたものです。

スーダンに関しては、南部紛争・ダルフール紛争が広く知られていますが、ここカッサラがある地域でも1994年から12年間に渡って紛争が行われていました。

2006年には和平合意が結ばれましたが、現在平和の定着に向けてJICAを含め各国からの支援が行われています。

ちなみにこれはスーダンで働く方々に教えてもらった話ですが、日本からスーダンへの投資は保険・浄水・農業や技術支援など多岐に渡り約60億円が拠出されています。中でも浄水関係には新設や修理も含めて約45億円も使われているそうです。これも日本ではあまり知られていないのではないかと思います。
 

ーーーーー

浄水場の先へ行くと、ガッシュ川越しにカッサラの象徴タカ山が見えました。
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この山のすぐ先はエリトリアとの国境で、そこではエチオピアとの国境紛争で追いやられて来たエリトリア難民たちが数多く暮らしているそうです。

スーダンの東部紛争ではカッサラに住んでいた人々は各地へ避難していましたが、徐々に復興が進んでいるカッサラへ戻ってきています。
そして今では、逆にソマリアやイエメンなどの紛争地域からカッサラに避難しにくる人が増えているそうです。
 

 


その後、カッサラの街にあるスークへ行ってみました。

女性たちが身にまとうカラフルな衣装。
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乾燥させたデーツ。
甘くて美味しいのでスーダン人たちのおやつ代わりです。コーヒーと良く合う。
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カッサラコーヒーに使われるポットと、
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フィルター代わりに使われる植物の繊維?的なもの。
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UNHCRの支援物資が売り物としてスークに並んでいました。
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*UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees
世界各地の難民の保護と支援を行なう国連機関。カッサラでは東部紛争、エチオピア・エリトリア紛争の難民の援助を行っています。

USAIDの支援物資も。
P8301623
*USAID:US Agency for International Development
経済的、社会的な発展をめざして努力をしている発展途上国や移行国の支援をしている機関。

 

これはちょっと変わった形の短剣。
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地図で見ると分かりますが、意外にもカッサラはアラビア半島と近い。
なのでイエメンなどから中東の商人や物資などが入ってきているようです。
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短剣を磨く職人さん。
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こっちにもいました。

 

ミシン職人たち。
イスラム圏ではミシンを扱うのも男性がほとんどです。
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年季の入った足こぎ式のミシン。
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みんな暑いのに陽気に仕事をしています。
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カッサラと言えばコーヒー。

ちょっと歩けばそこらじゅうから声がかかって、「こっちで飲んで行け」「いやこっちだ!」と、半ば強引に飲まされます。笑

そしてコーヒー代はもちろんおごりなのがスーダン人です。
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この人たちは頬にナイフで傷をつけた民族の人たち。
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彼らに話を聞くとこの傷は装飾の為だそうで、まだ小さい子供の頃に親がナイフで傷をつけると言っていました。

縦に三本傷がある人たちと、縦三本+水平に一本ある人たちは別の民族なんだとか。
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よく見たら確かにそうなっている気がしますが、僕レベルではスーダン人の顔が黒すぎて区別が出来ませんでした。笑
 

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口にくわえているのは歯ブラシ代わりの植物の茎。
エチオピアにいるときにきっこが試してみましたが、苦いけど歯のステインが簡単にとれて凄く良いそうです。
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かんざしを頭にさした人。
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オシャレでつけているの?と聞くと、「ここにつけとけばすぐに取り出せて便利だろ?」と言っていました。
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その後もフレンドリーなカッサラの人々にからまれまくった昼下がりの散歩。

きっこの赤痢のおかげ(?)で滞在が長くなっているカッサラですが、だんだんお気に入りの街になりつつあります。

早くきっこが元気になって2人で街歩きがしたいなぁ。
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きっこ、アメーバ赤痢&細菌性赤痢にダブル感染で倒れる!! https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4808 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4808#respond Mon, 27 Oct 2014 19:00:13 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4808 29〜31/AUG/2014 in Kassala その日、夕食を食べる直前から少し胃もたれのようなものを感じていた。 でも、お昼ごはんをろくに食べていなかったから、空腹を通り越して気持ち悪くなってるんだと思っていた。 […]

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29〜31/AUG/2014 in Kassala

その日、夕食を食べる直前から少し胃もたれのようなものを感じていた。

でも、お昼ごはんをろくに食べていなかったから、空腹を通り越して気持ち悪くなってるんだと思っていた。

ゆうきと3人で夕食を食べているときも味はおいしい…けど、むかむかが止まらない。

どうも調子が悪いので宿に帰って寝ることにした。
 

 

深夜。

目が覚める。

どうも体の様子がおかしい。

部屋は暑いし蚊だらけ。

寝苦しいだけだと思う。

もう一度寝た。
 

 

深夜1時頃。

再び目が覚める。

ああ気持ち悪いなと思っていたら、突然強烈な吐気が!

鞄から急いでビニール袋を取り出す。
そして嘔吐。ぎりぎり間に合った。

さっき食べたラム肉が全部出て行ったのが分かった。

気分がましになったので、もう一度ベッドに横になった。
 

 

さらに深夜3時ごろ。

再び嘔吐。

もうお腹の中には何もないのに液体だけが出てくる。

そういえば戻したのなんていつぶりだろう。

多分10年ぶりぐらい。

久しぶりに経験する激しい嘔吐に気分まで落ち込んでくる。
 

それからも、蚊に何度も刺されるし暑いしでなかなか眠れなかった。
 

 

 

そして次の日の朝。

今度はひどい下痢。

何度も何度もベッドとトイレを往復する。

あー、つらい。。
 

ベッドに横になりながらこれまで食べてきた物を思い返してみたけど、どれも加熱調理されていたし、だいごろも同じ物を食べている。

全く思い当たる節がない。

しばらく考えていたけど分からず、その後だいごろが写真のデータを見返していた時にようやく気付いた。

もしかしてこの豆?!
P8291517

ハルツームからカッサラに来る時に乗ったバスで食べた豆。

周りの人が全員食べてたから、ついつい食べたくなって買ってしまった。

だいごろは寝てたから食べなかった。

特に美味しくもない塩で茹でただけの豆。

こいつのせいでこんなに苦しむことになるなんて。。
 

この宿は蚊も多いし暑い。

トイレも汚い。
トイレは…思い出したくもないけど、ぼっとんなのに浅くて汚物が溢れてた…。

こんな環境じゃあ全然休めない。。

そんな時、脳裏に思い浮かんだのは昨日お邪魔させてもらったゆうきの滞在先。

ああ、あそこには気持ち良さそうなソファーと、冷房と、清潔でちゃんと流れるトイレと、炊飯器と、たくさんの日本食があったな…。
 

ゆうきに電話して、休ませてほしい旨お願いしてみる。

「いいよいいよー!!」
と、快い返事。ほんとありがたい(′︿‵。)

こんな快適な場所。
ポカリまでもらって夕方までぐっすり休む。
P8301702
 

昼食はゆうきに貰ったそうラーメンを少しずつ食べました。
P8301621
 

夕方。
かなり気分が良くなってきたので、カッサラ一番の名所”タカ山”に行きました。
(タカ山の話は別の記事で詳しく書きます。)

そして帰宅するとゆうきが夕食を作ってくれてた。
めちゃ優しい!!感動!
スーダンに着いてから人の優しさに甘えまくる私たち。

でも、私の夕食はだいごろお手製玉子粥。
この国でお粥にありつける幸せを噛み締めながらゆっくり食べました。
 

 


その日の夜。

深夜1時ごろに下痢で目が覚める。
それから寒気。

エアコンを止めてもう一度寝る。

でも寒気が収まらない。
ブランケットにくるまってようやく眠れた。
 

でもそれからが辛かった。

寝付けたと思ったのもつかの間、熱っぽくなってきて一睡もできなくなった。

30分おきにトイレに行く。

下痢も今まで経験したことのないレベル。もう完全な液体。

汚い話だけど、お尻の穴からおしっこが出てるような感じだった。

もう何回トイレに行ったか数えきれないほど。
20回ぐらいは行ったんじゃないかな。

とにかくすごい頻度でトイレに行くものだから、おしり拭きすぎてヒリヒリ痛い。

とにかく夜が明けるのをじっと待ってた。
 

憎たらしいのはこの豆。
P8291517

それとコーヒー。
夕方まで調子が戻ってきてたのにコーヒーを飲んだ途端に悪化した。
刺激物だからかな。美味しかったんだけどな。
P8301588

もうろうとした意識の中で豆とコーヒーがぐるぐる頭の中を回る。
 

 


そして長い長い夜が明けてようやく朝が来た。

ゆうきとだいごろに症状が悪化したと告げる。

熱を測ってみると何と40.0度!!!
ゆうきから借りた、この体温計にそう出ていました。
P9011841
ちなみに体温計はオムロン製。やったね!
40.0度の写真撮っとけば良かったなぁ。

でもそこまで高熱だとは思ってなかった。。。
 

その後、ゆうきがすぐにお医者さんを紹介してくれ、予約してくれた。
しかもドライバーまで手配してくれる心遣い。
仕事で忙しいのにほんとにありがとう。
 

ゆうきが仕事に出かけた部屋でしばらく休んでいると、ドライバーがやってきて診療所へ。

たどり着いたのは…アラビア語なので診療所かどうかすら分からないこの場所。
P8311799

中に入ってみると、椅子が乱雑におかれていて患者が何人も待っていた。
P8311800

なんか…ぼろんぼろん。。
P8311803

ベッド…?大丈夫かな。。
P8311804
でも、この小さい診療所がなんとカッサラでは一番評判のいい診療所らしい。

ゆうきも看てもらったことがあるところ。
 

スーダンでは大きい病院に行くとあまり良くないんだとか。
専門性の低い医師が内科も外科も全部まとめて看ていることもあるみたい。

なんか…前評判を聞いてなかったら恐ろしくてこんな病院には来れなかったなぁ。
 

マラリアの検査で指に針で穴を開けられ血を取られ、検便をしました。
どうでもいいけど、「うんち」と「くそ」に該当する英語は知っていても、「便」をなんて言うか知らなかった。
「便」は”stool”と言います。旅行者の皆さん、覚えてね。笑
P8311808

それから、解熱のために注射をする。
隣の薬局から注射針を買って医師に持っていく。
P8311806
座って待っていると、後ろを向け、と言われる。
ええ!まさかこんな国で脊髄注射?!絶対いや!

でも抵抗する間もなく、容赦なくお尻にブスリ!

ああ、脊髄じゃなくて良かった…。
 

しばらくすると投入された薬が圧迫してきて、お尻がじんじん痛い…。

お尻注射初めて…。なんか…情けない。苦笑
 

診断結果は、「アメーバ赤痢と細菌性赤痢にダブルで感染している」と言われました。
赤くなかったから赤痢だとは思わなかったな。
 

名前はアメーバの方が強そうだけど、実は細菌性の方が強烈な赤痢。
30分置きにトイレに行く、高熱が出る、というのは細菌性赤痢の症状だったようです。

だいごろが付き添いで来てくれてたので、薬買いに行ったりお金払ったり細々動いてくれて助かった。
こういうときの人の力はほんと助けになるなぁ。

それから薬を処方され、無事に帰宅。

注射されて一時間も経ってないのに、37度ぐらいまで熱が下がってた。
 


夕方、ゆうきの上司のたなかさんが出張していたハルツームから帰ってくる。

勝手に居候しているので気を悪くされないだろうかとハラハラの対面でしたが、

「いつまででもゆっくり休んでくださいね」

と、やさしいお言葉。

なんかスーダンに住む日本人もやさしい人ばかりだ。
 

夕方にはすっかり平熱に戻った。
まだ食欲はないし、下痢はまだ下痢だけどだいぶ楽になった。

夕食はやっぱりお粥。
お粥が食べられる環境にここまで感謝することもなかなかないんじゃないかな。
 

次の日はだいぶ回復してきてお粥以外のものも口を通るようになってきたので、みんなで一緒に家でごはん。

夕食にはだいごろがハルツームで開発した新メニュー「野菜とシーチキンのカレー風炒めフライドポテト乗せ」をみんなに振る舞いました。
P8291509
…私も野菜切るだけ手伝ったよ。

私はまだ油っこいのは無理なので、やっと食べられるようになった病人ごはん。
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このお二人が恩人のゆうきとたなかさんです!
P9021843
この二人に出会ってなかったら、病院にも行けてないかもしれないし、おなかにやさしいごはんもゆっくり休める場所も絶対になかった。
本当に助けられました!!ありがたや!

そして、この二人を紹介してくれたあかおさんと、あかおさんを紹介してくれたえーねーちゃんとぜんたくん(きっこの姉夫妻)にも感謝!
いやー、人脈って大切!
 

結局、優しいお二人のお言葉に甘えに甘えて、この住まいに三泊もさせてもらい、何とかアメーバ赤痢と細菌性赤痢の攻撃を乗り切ったのでした。
 

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これはイスラム教の洗脳バス?!ハルツームからカッサラへ。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4805 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4805#comments Sun, 26 Oct 2014 19:00:11 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4805 29/AUG/2014 from Khartoum to Kassala 今日は首都のハルツームからスーダン東部にあるカッサラへバスで移動する日。 バスは朝6時半出発で115ポンド。 ミナーベリーというバスターミナルへ出 […]

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29/AUG/2014 from Khartoum to Kassala

今日は首都のハルツームからスーダン東部にあるカッサラへバスで移動する日。
バスは朝6時半出発で115ポンド。
ミナーベリーというバスターミナルへ出発の1時間前に到着しました。

バスターミナルの入口には厳重なゲートがあり、一人ずつ荷物チェックをするので大行列。しかも大雨が降って来てずぶ濡れに。朝っぱらからテンションがさがる。

地元の人に聞きながらバスターミナルの中でカッサラ行きのバスを発見すると、意外にも超綺麗な大型バス。
P8291511

座席にもビニールがかかったままの新車です!
P8291512

でも、バス乗り込む前に車体の下にある荷物入れにザックを預けようとすると、なんと荷物係の人が油性のマジックでザックに直接番号を書き込みました!
慌てて止めたけど時すでに遅し。
P9021844

ひどい!日本では考えられない!
お母さんから借りてるバックパックなのに!

この国の人は何も気にならないのかな?
何回もバスを乗ってる人の鞄なんて、どれがいつの番号か分からなくなるだろうに…。
日本だったら損害賠償問題にも発展しかねない。

まあ…しゃーないか。スーダンだし。
 


バスに乗り込むといつものようにスーダン音楽が流れる。
相変わらず単調で演歌みたいな音楽だ。

今回は席が前の方だったので、初めて字幕を読んでみる。
「ムハンマドとその家族を讃えよう」
「金曜はお祈りしよう」
といった内容の歌詞。
宗教的な歌だったとは知らなかった。

それから、スーダンの漫才。
何言ってるのか全く分からないけど、車内は大爆笑。
P8291524

バスのスタッフが番組を変える。

すると、画面に現れたのは一人の男性。
男性が眈々と語りかける。

男性と交互に現れるのは津波の映像。
ヤシの木が覆い茂る場所。インドネシアだろう。

この映像が衝撃的だった。
ビーチに座っていて津波に飲み込まれる人。
家にしがみついていたけど流されてしまった人。
浜に打ち上げられた遺体。
瓦礫に紛れて変に曲がった遺体。
海に浮かんでいる遺体。
無造作に並べられた遺体。
ブルドーザーで運ばれる大量の遺体。
あまりに生々しい…。

村に押し寄せる津波。
映像の中に赤丸の印がついていると思ったら、そこには仏像があった。

それとは対象的に、瓦礫の中で無傷で立つモスク。

そう、これも宗教番組。

男性は語る。

「アッラーを信じていさえすれば、こんな目に合わずに済んだのに。」

次第に声を荒げ、涙を流しながら訴え続ける。

バスの中の人は哀れみの目で映像を見つめる。

…こうやって、公共の乗り物でも当たり前のように宗教番組を見て、
イスラム教が心の奥底に染み付いていく。

それにしても、津波の映像を利用するなんて。。
 

途中、バスのスタッフからマンゴージュースとおやつが配られました。
イメージしていたアフリカのバスとは全然違ってサービスがいいです。
P8291519

あと、車内に乗り込んで来た売り子から買った茹でた豆。
最初は全く興味なかったけど、私を取り囲むように座っていた人が全員この豆を買ったのでよっぽど美味しいのかと思って半信半疑で買った。
P8291517
でも、全然美味しくない。ただの塩味の煮豆。
ビニールみたいな味がするし豆のうまみもないし、失敗した。
しかも、後日この豆のせいで大変な目に合う。
ちなみにだいごろは全く手をつけませんでした。

他にもポットに入った飲み水を持ってバスのスタッフが回って来たけど、例によってミルクコーヒーみたいに茶色く濁った泥水だったので遠慮しておきました。。

赤ちゃん用のボトルに入った水が茶色く濁っているのが分かりますか?
これを赤ちゃんが飲むのかと思うとショックです。。。
P8201348

 


バスは9時間ほど走り、車窓からはカッサラのシンボルであるタカ山が見えて来ました。
P8291539

バスターミナルはカッサラの街の中心から少し離れた所にあったので、街へはタクシーで移動します。
カッサラのタクシーはこの水色の車。バスターミナルには何故かトゥクトゥクはいませんでした。
P8291542

タクシーを降りて向かったのはカッサラのスークの近くにある”ダルフール”という名の安宿。
写真左側の水色の建物にあります。
P8291549

部屋は3人部屋ですが、今日泊まっていたのは私たちだけ。2人で60ポンド(約700円)でした。
トイレは汚物が溢れていて汚いし、蚊だらけなのに蚊帳もありませんでしたが、他に安そうな宿が見当たらなかったので今日はここで我慢する事にしました。
P8291543

宿のバルコニーからはカッサラのシンボルであるタカ山が見えています。
P8291545

荷物を置いて宿の人にパスポートを見せてチェックインしていると、上の階に日本人が泊まっているぞと教えてくれました。

泊まっていたのはオオヤマさんと言う方で、もう何年も世界を旅している長期旅行者。
今年は西アフリカをモロッコからカメルーン辺りまで旅してから、東アフリカを北上しているそうです。かなりの強者。
 


宿で一段落してから私たちが向かったのは、あかおさんから紹介してもらったカッサラで働いている”ゆうき”という女性の滞在先。
ゆうきは私と同い年。初対面でも肩を張らずに安心してお話できる、とっても魅力的な女性でした。

彼女は開発コンサルという仕事をしていて、 JICAと一緒にプロジェクトを進めています。任期は2年って言ってたかな。
この職種、企業ではなくプロジェクト単位で採用されるというスタイルでプロジェクトが終わった途端になんと解雇されてしまうらしく、その後別のプロジェクトを探して就活しなくてはいけないそうです。何たる不安定さ…!
ゆうきの職場の人は、世界各国を点々としているような人ばかり。
こんな職種があるなんて知らなかった。
 

私たちがゆうきの滞在先に着いたとき、土曜にも関わらず打ち合わせ中でした。
「ちょっと待っててね」と言いながらユウキが手渡してくれたのがこれ!
抹茶しふぉんと麦茶!!
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甘さ控えめの日本の味と、懐かしい麦茶の味!
麦茶ってこんな味だったなぁー!!

お菓子と麦茶で感動していた私たちに、ゆうきはさらに追い打ちを掛けてきます。

「代々受け継がれた日本の食材がたくさんあって、食べきれないからどんどんもらってくれていいよ」とありがた過ぎるお言葉!
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カレー、そうラーメン(最近日本で流行っているらしい)、マルタイの棒ラーメン、ふりかけ、ポカリなどお言葉に甘えてたくさん分けてもらいました!!!
感激です!!
 

ゆうきの滞在先はカッサラプロジェクトに関わる開発コンサルメンバーがずっと引き継いできている場所。
外の食事は同じものばかりで飽きるし栄養のバランスも良くないので自炊することが多いそうです。

キッチンには日本の調味料がずらり。
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これだけあれば何でも作れる!
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ゆうきの滞在先(3階立て)の屋上からはこんなに綺麗にタカ山が見えました。
高いビルが全然ないからなぁ。いい眺めです。
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ゆうきの打ち合わせが終わってから、ゆうきと3人で川沿いのお茶屋さんへ行くことにしました。

これがエチオピアから流れるガッシュ川。
今は雨季なので川幅が広いですが、乾季には枯れ川になるそうです。
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カッサラは砂漠のオアシス。
このガッシュ川の水が濾過され地下水となってこの村の地下に溜まっているため、年間を通じて水環境に恵まれているそうです。
 

お茶屋さんは乾季は川底に広々と椅子を並べるそうですが、今は雨季なので川岸にずらりと並んでいます。

山と川を眺めながら、地べたに座って名物のカッサラコーヒーを飲む。気持ちいい!
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カッサラはコーヒーが美味しい事で有名で、街の至る所でコーヒーを飲む事が出来ます。
シルバーの変な形をしたのがコーヒーポット。上から出ている繊維はフィルターの代わりです。

P8301584
ちっちゃい湯のみに砂糖をたっぷり半分ぐらい入れて、上からコーヒーを注ぎます。
一杯飲み終われば、また砂糖を追加してもう一度コーヒーを注ぎます。
これぞ、スーダン流!

カッサラはエリトリア国境に近いので、他のスーダンの街に比べてコーヒーが美味しいようです。
同じスーダンでも濃度やスパイスの配分が様々なのが面白い。
でもだいごろはコーヒーに砂糖を入れるのが好きではないので、甘すぎてもはや別の飲み物だねと言っていました。
 

コーヒーを飲んでゆっくりしていると日も暮れてきたので、今度は晩ご飯を食べる事に。

ゆうきオススメの店へ向かいます。
 

歩いていると何故か道路脇にいっぱいいたアヒル。野生??
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今日の夕食はカッサラ名物の石焼ラム肉。
その日しめたばかりの新鮮な肉を使うのが自慢のお店です。
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良いにおいが漂ってきます。
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ラム肉は全然臭みがなくておいしい!
しかも三人でたったの60ポンド(約700円)。
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スーダン流、手で食べるごはんのコツをユウキから伝授してもらいました。
ライスを食べるときは手で握ってから親指で押し出すようにすると食べやすいそうです。でもやっぱりごはんはパラパラとこぼれやすくて難しかった。笑

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あー、楽しかった!
 

でも…実はこの夕食の途中から私の身体に異変が起こっていました。

味はおいしい…けど、なぜか胃のむかむかが止まらない。

食事を食べ終わった後もなんだか調子が悪かったので、ユウキと別れた後はすぐに帰って眠ることにしました。
 

▶︎次回:きっこ、アメーバ赤痢&細菌性赤痢にダブル感染で倒れる!!
 

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スーダンでもやります。血圧測定 in ハルツーム https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4800 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4800#respond Sat, 25 Oct 2014 19:00:57 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4800 28/AUG/2014 in Khartoum 今日はハルツームの街で血圧測定サービス!! まずは家の近くやバスターミナル近辺で、いつものように手頃な公園や広場を探します。   …が、1時間近く探し歩いたのに良 […]

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28/AUG/2014 in Khartoum

今日はハルツームの街で血圧測定サービス!!

まずは家の近くやバスターミナル近辺で、いつものように手頃な公園や広場を探します。
 

…が、1時間近く探し歩いたのに良い場所が全然見つけられない。

探してみて初めて、ここは公園がない街だということに気付きました。
 

血圧測定には少なくとも椅子が必要だけど、この街には椅子なんてどこにもありません。
いや、厳密にはあるけど、靴磨き屋さんや散髪屋さんの椅子なので使えない。

仕方なくトゥクトゥクに乗って行かないといけない場所にある、大きな広場へ向かいました。
 

広場はスーダン最大級(でもめっちゃ小さい)ショッピングモール”Afra Mall”の横にあります。

ちなみに、ショッピングモールはこんな感じ。
実家近くのスーパーよりよっぽど小さい。
P8281477

ここには食材も一通り揃っていますが、決して安くはないです。
ケロッグのシリアル一箱600円とか。
スーダンは地場産業が少ないので輸入品がほとんど。
輸送コストが高くつくので、日本の方が安く手に入るものもたくさんあります。

あと驚いたのが、ショッピングモール内にスケートリンクがあったんです!
砂漠のど真ん中に張られた氷のリンク!
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びっくりして中に入ると、あれ?全然寒くない??

スケートリンクに近づいてよく見てみると、リンクは氷ではなくプラスチックで出来ていました。

樹脂のリンクの上をスケート靴で走り回るスーダン人たち。
なかなかシュールな光景でした。
 


さて、Afra Mall近くの広場はいい感じに椅子がたくさん並んでいました。
これはもしや! ワディハルファやカリマでよく見かけた…そう、お茶屋さんです。

ここならできそう!

そういえばハルツームに来てからお茶屋さん見てなかったな。
都会だから場所もなかなか確保できないんだろう。
 

という事で、早速椅子を確保して準備します。
P8281482
しばらくアラビア語で書かれた「無料であなたの血圧を測定します。」の紙を持って座っていましたが、みんな警戒しているのかなかなか人がやってきません。

それからも全然人が寄り付いて来ないので、だいごろと手分けして声をかけてまわります。

すると、遠巻きに見ていたおじさんが測ってくれと言ってきました。
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最初の数人を測ると、今度はあっちからもこっちからも手を上げて”測ってくれ”のサイン。
大人気です!
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スーダンの人は血圧を測る習慣はないみたいで、最後に測ったのは数年前という人がほとんど。初めての人もいました。

一人だけ家に血圧計を持っている人もいました。アブダビで買ったそうです。
週に二回ほど測ってるみたいでした。
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血圧測定をするときは、年齢を教えてもらうようにしているのですが、
この国ははっきり言って老け顔の人が多いみたい。
おじさんみたいな人が25歳だったりして、びっくりする。
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お茶屋さんには女性が少ないので、今回測った女性はおばあさん一人だけ。
イスラムの世界では女性が公の場にいることがあまり好まれないんですよね。
とは言っても、お茶を淹れてくれる人は女性が大半です。
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なんと今回は警官の人も測りました。
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一通り広場にいた人の血圧を測り終え、そろそろ店仕舞いしようかなと思っていたら、近くにいた男性に”ここに座れ”とジェスチャーされ、「シャイ(ティー)? ジャバナ(コーヒー)?」と聞かれました。

どうやらおごってくれるみたいです。さすがスーダン人!

ありがたく砂糖がアホほど入った(ほんとに、カップの半分ぐらいまで砂糖を入れてから注ぐのがスーダン流!)お茶とコーヒーをいただきました。
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ごちそうさまでした。ありがとう!
 

つづく
 


これまでのぽろり旅で血圧測定したブログ記事一覧は以下のリンクから。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「世界の国で血圧測定サービス実施中!」

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

 

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ハルツームの義肢製作所でスーダン国民を支援する人たち。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4787 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4787#respond Fri, 24 Oct 2014 19:00:09 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4787 26/AUG/2014 in Khartoum 今日は青年協力隊が活動している施設にお邪魔させてもらうことにしました。 この施設では、足が不自由になった患者さんに対して義足と下肢装具の製作と歩行訓練を行っています。 実は […]

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26/AUG/2014 in Khartoum

今日は青年協力隊が活動している施設にお邪魔させてもらうことにしました。
この施設では、足が不自由になった患者さんに対して義足と下肢装具の製作と歩行訓練を行っています。

実は、私が研究室時代に研究していたのが下肢装具。
下肢装具というのは、ポリオや片麻痺により足が自由に動かせなくなってしまった人の歩行を、関節を固定したり関節の可動域を制限したりすることによってサポートするもの。

先日の勉強会で義肢下肢装具の施設があることを知ったとき、4年前のことを久々に思い出し懐かしくなりました。海外の現場がどうなっているのか興味津々。
 

という事で、早速お邪魔させてもらうことにしました。

訪れたのはハルツームにあるアトラーフ・スナイヤーという施設。
P8281463

入口には車椅子がありました。
この車椅子、タイヤが全然うまく回らなくてコントロールが難しすぎた。
3輪車になっているのは、道が悪いからなんだろうな。
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ここで活躍しているのが、青年海外協力隊の理学療法士ももせさん。
P8281471

そして、受付を手伝っていたなかむらくん。
今はハルツームのこの施設でサポートをしていますが、近日中に東部のカッサラという街で本格的に支援活動を始めるそうです。
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この日はたまたま診察のない曜日だったので患者さんはかなり少なめでしたが、義足の履き心地を確認したり歩行訓練したりする患者さんが何人か来ていました。

片足のない松葉杖の患者さんが、義肢をつけた途端に足の不自由が気にならないほどスタスタと歩く姿を見て嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
膝下の損傷の場合は義肢をつけることによって松葉杖なしでも歩けるようになることが多いそうです。
 

派遣されて1年以上経つももせさんは、患者さんと和やかに話しながら歩行訓練のサポートをします。
すっかり信頼されている様子^^
 

施設の中には調整中の義肢がずらり。
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何度か歩行訓練をして支柱の角度や重心を調整し、調整が終わったら支柱の部分が足らしく見えるように肉付けをして完成です。

手に持ってみるとちょっと重たいです。
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義足には患者さんが持ってきたお気に入りの靴を履かせます。
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エジプトとスーダン。
アフリカに入ってから足が悪い人が目につきます。
足が不自由なために物乞いをしている人をとてもよく見かけるようになりました。
特にスーダンの方が多いように思う。

足が不自由になる原因を聞いてみると、半分以上は糖尿病で壊死したために切断したことが原因だそうです。
患者さんの平均年齢は50歳。
50歳の若さ(?)で足を失うほど重度の糖尿病になるとは…

スーダン人はコーヒー・紅茶をよく飲むけど、どちらも砂糖が溶けきれないほどに入っている。
コップの3分の1まで砂糖を入れて、その上から紅茶やコーヒーを入れる。それを一日何杯も飲む。
それにコーラなどの炭酸飲料も大好き。
だからこの国では糖分を取り過ぎの人がかなり多い。
そのためか身体が大きい人も多い。
 

正直、これまでは日本って糖尿病を気にしすぎなんじゃないかと思っていた。甘いもの食べたいのに我慢しなくちゃだめで、そんなこと気にせずに好きなものを食べて人生送った方が幸せじゃないかと。

でもこの光景を見て、ほんと、健康を失ってからでは遅いんだと思った。
こんなに怖い病気なんだ。自分の足がなくなるほどに。
スーダンに目が見えない人が多いのも、糖尿病の影響が少なからずあるんだろうな。糖尿病を放置するとこんなに恐ろしいことになるんだ。

という訳で、甘いものはがまんしてね、甘党のお父さん!
だいごろも甘党やからコントロールしなきゃやなぁ。
 

次は工房を見せてもらうことに。
ものづくりが大好きな私たちはじーっと観察。
技術者も誇らしげに作業します。

まずは患者さんの足の型をとります。
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そして、石膏の模型を作ります。
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石膏の上に樹脂でできた補強材を乗せます。
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そして同じく樹脂でできた板を使って義足を作って行きます。
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オーブンで樹脂の板を200度に熱し、
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グニャグニャになった板を石膏に巻きます。
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そして石膏にポンプを繋いで空気を吸引し、石膏の型に樹脂を吸着させます。
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そうして、患者さんの足の形に合ったものができあがります。
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作業場にはその他にもグラインダーなどの工作機械が並んでいました。
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これは義足・下肢装具の販売価格表。
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左が現在の価格で、右が昔の価格。3倍ぐらい値上がりしてる。
なんで値上がりしたのかは聞き忘れた…

膝上からの足の先までの義足で300スーダンポンド(約3400円)。
膝下からの義足や下肢装具はもっと安い。

この値段は診察料、歩行訓練料、調整料すべて込み。
現地の人にしてもかなり安い値段です。
この施設以外で義足を買った人は、1500スーダンポンドしたと言っていたそう。
 

この施設でこんなに安く義肢装具を提供できているのには理由があります。

実はここはICRC(”赤十字国際委員会” “国際赤十字”とも言われる)が建てたもの。
ICRCのことは医療団体だと勘違いしていたのですが、実は「戦争や武力紛争の犠牲を強いられた人々に対して人道的保護と支援を行う、公平にして中立、かつ独立した機関」(ホームページより引用)。
具体的には難民の保護や、一般人が標的になっていないかの確認、捕虜が適切に扱われているかの確認、救援物資の提供など、紛争地域における人道支援を行う国際組織です。

詳しくはこちら
赤十字国際委員会

スーダンも南部での紛争が絶えないため支援対象国となっていて、支援のひとつがこの義肢装具施設の設立と教育、物資支援となっています。
そのおかげで、この施設では義肢や装具を安く作る事が出来ているのです。

またICRCが教育したため、倉庫は整理整頓・在庫管理がきっちりされていました。
倉庫の入口には管理担当者がいて、部品が入った箱には出庫日、数量、出庫車の名前が記載された紙が貼られていました。
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でも実は半年前に資材の供給はストップ。
スーダン政府がICRCに活動停止を言い渡したからです。

活動停止を言い渡されたのはICRCだけではなく、国内のNGOとNPOのほとんどが撤退させられてしまいました。その理由は分かりませんが、ダルフール紛争についての非難が口煩かったからかもしれません。

そしてICRCの撤退を受けて、現在この施設では手持ちの在庫がなくなると義肢や装具を作れなくなってしまうという危機的状況です。
 

国民は支援を望んでいたとしても、政府の意向ひとつで突然支援が断ち切られる。
今、ICRCはスーダン政府に対して支援再開の要請をしていますが、まだ再開の見込みは立っていません。
もし再開が何年も後になれば、在庫はからっぽになり経営は立ち行かなくなりスタッフも散り散りになり、再開するときにはもう一度最初から立て直さなくてはいけないんだろうな。

義肢装具士や理学療法士の教育はできても、資材を現地の人たちで調達したり、支援なしでも利益を出せるほど自立できていない現状だからこそ起こってしまう事態。
結局、利益を出し尚かつ現地人だけで仕事がまわせるところまで成立させないと続かない。途上国支援の脆さを感じました。
 


施設見学の後はお昼ごはん。
ももせさん、なかむらくん、だいごろ、私と4人で地元の食堂に向かいました。

料理が出て来るのを待っていると、隣で食べていたスーダン人が笑顔で「こっちの料理を一緒に食べようよ!」と声をかけてくれました。
相変わらず旅人にやさしくて、みんなと分かち合うことのが大好きなスーダン人。

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スーダン料理を代表するフール(煮豆にチーズ、生玉ねぎやトマトのザク切りを乗せ、油をいっぱいかけたもの)、あとは名前は忘れたけどレバーとタマネギの炒め物、パンの表面に味付けをして炒めたものを頂きました!

昼のスーダンはすごく暑いので飲み物は炭酸飲料…を注文しそうなところでしたが、
この現場を訪れた後は私は飲む気になれず、やめておきました。
炭酸飲料が大好きなだいごろは今日もぐびぐび飲んでたけど!

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ハルツームのバスに泣く。スーダンの国立博物館へ。 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4674 https://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4674#respond Thu, 23 Oct 2014 19:00:00 +0000 http://amonkeybb.sakura.ne.jp/?p=4674 25/AUG/2014 in Khartoum 今日はだいごろの体調が回復してきたので、ハルツームにある国立博物館に行くことにしました。 博物館までは家からバスに乗ってアラビージャクソンまで行き、そこからさらにバスを乗り […]

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25/AUG/2014 in Khartoum

今日はだいごろの体調が回復してきたので、ハルツームにある国立博物館に行くことにしました。

博物館までは家からバスに乗ってアラビージャクソンまで行き、そこからさらにバスを乗り継いで行けるらしい。
 

まずはアラビージャクソンまで。
これは何度も乗ってる路線だから大丈夫。
運転手に行き先を確認して乗る。

アラビージャクソンは大きなバスターミナル。
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埃と排気ガスとゴミがひどい。
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道路の高架下には散髪屋さんがたくさんあって、いつも大盛況です。
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スーダンでは日本の中古車を良く見かけます。
韓国、中国のもありました。
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バスターミナルの中では果物や野菜や日用品が売られていて、もはや市場と化していました。

果物。
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オクラ。
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スーダン人の男性がみんなかぶっている帽子。
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スーダンにもジューススタンドがありました。
でもエジプトと違って砂糖水で薄めまくっているので、残念ながらあまり美味しくはありませんでした。
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さて、今からこの広いバスターミナルで博物館に行くバスを探すのですが、どれがそのバスか全く分かりません。

バスは番号もないし、目印もない。
”ナショナルミュージアムへ行きたい”と何人に聞いても、そもそも英語が通じないし、通じる人も自分が乗る路線以外は分からない。

手当り次第に人に聞きながらバスターミナルの中をひたすら歩き回る私たち。
 

しかし何度聞いても埒が明かず、もはや諦めモード。
博物館までは3kmほど。歩けなくもない。
もうがんばって歩いてしまおう!

と言うことで病み上がりのだいごろを鞭打って歩く。

今日は曇りだから暑さはマシのはず
だけど、歩き始めてみるとやっぱりスーダンは暑い!

しかも博物館は歩くとと結構遠かった。完全に甘く見てた。
 

そして、1時間ぐらい歩いて何とか博物館に到着。
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よし、入ろう!と思って近づいてみると何故か門が閉まってる。

どういうこと??

がしゃがしゃ門を開けようとしていると警備のおじさんがやってきてこう言った。

「トゥデイ、ノー。トゥモロー。」

え、うそ。
閉まってるのは金曜のお祈りの時間だけのはず。
でも、門のところをよく見たら、月曜は休みと書いてある…。
私がロンプラの情報を読み違えてた。大失敗。

ここまで歩いて、だめだったか。。
呆然。。
 


仕方なく家に帰る事に。

でも折角ここまで歩いてきたので近くにあったナイル川を拝む。

前の記事にも書いたけど、ここハルツームで青ナイルと白ナイルが合流して、地中海まで流れています。
ちなみに、この国で橋や橋周辺の写真を撮ると警察に捕まるらしいので真似しないように。笑
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近くのバス道で、アラビージャクソンへ戻るバスを拾おう。
道路に出て探したら簡単に見つかるはず。
そう考えて再び歩き出す。

でもそれも甘かった。
 

まずは通りかかったバスの集金係に聞く。
”アラビージャクソン??”
「イエス、○×◎△」アラビア語で返される。

イエス、って言ってるけどちょっと怪しい。

運転手に確認。
”このバスはアラビージャクソンに行く??”

「オー、イエス」

ふむふむ、どうやら行きそうだ。
バスに乗り込む。

10分ほどバスが満員になるのを待つ。

でもよく考えてみると、それもちょっとおかしい事に気付く。
満員になるまで待つという事はここは始発と言う事になる。
そしてアラビージャクソンはここからわずか3キロ先。
ここが始発で3キロ先の車でごった返しているバスターミナルをわざわざ通るだろうか?

そうこう考えているうちにバスは出発。
一人1ポンド(約11円)。やっぱりバスは安い。

しかしバスが走り出してからわずか500mぐらい走った所ですぐに降ろされた。
「こっちにまっすぐ歩けば着くから。」

いやいや!!
そっちに歩いたら着くのは分かってるけど、結局2.5km歩かなあかんやん!!!
 


バスは思い通りに乗れない。。。

仕方なく疲れた足を引きずって歩く。遠いよー。
 

そして、再びアラビージャクソンへ到着。

気晴らしに果物を買って、マンゴージュースを飲む。

よし!
あとは家へ帰るバスを探すだけ。

家の場所はリャド。通りはシティーン。
これで誰かは教えてくれるだろう。
 

バスターミナルの中でリャド、シティーンを連呼しまくる。
そして寄って来た人に地図を見せて、ここだと伝える。

でも、誰も分からない。
みんな知らないんだ。
 

しばらく探しまわって見つけた若者に、”ここに行きたい”と説明したら、帰ってきた答えは「Do you speak English?」
やっと英語が通じる人が来た!

喜んで”Yes yes、ここに行きたいんだけどどのバスに乗ればいい?”と地図を見せながら尋ねると、
向こうから返ってきたのは「what’s your name?」という質問。

ん?何故このタイミングで名前を??

再び地図を指差しながら聞いてみる。
”ここに行きたいんだけど。”

すると返って来たのが、
「What’s your name? Do you speak English?」

とりあえず答える。
”Yes I’m Kiko.”

すると今度は「Where are you from?」と聞いてくる。

とりあえず答える。
”I’m from Japan”

すると彼はうんうんと頷き、それ以降はそっぽを向いて何もしゃべらなくなってしまった。

えーと…、道を聞いてたんだけど。。。

どうやら自分の話せる英語を全部話せたから自己満足しちゃったみたいです!!
 

そしてその後も探しに探してなんとかまた一人。英語が流暢なお兄さんに出会う。
”ここに行きたいんだけど。”

するとお兄さんはバスを待っている人数人と、運転手に聞いてくれたけどやっぱり分からない。

「心配しないで、タクシーに乗ればいいから」

”ありがとう、でもお金がないから私たちはバスに乗りたいです。”

「大丈夫大丈夫。安くしてくれるように頼んでくるから。」

そして運転手と交渉してくれる。
「50ポンド(≒550円)だって」

やっぱりか、こんなところでそんな大金使えない。
”高すぎるからやっぱりバスを探すよ”

するとお兄さんは言った。
「お金は心配しなくていいよ、僕が払うから」

やさしい…!!
こんな人は他の国にはいなかった。
私たちよりも貧しい国の人が私たちのお金を払ってくれるなんて。
でも、それは申し訳ないのでお断りすることに。

”いいよいいよ、バスを探すから。どうもありがとう”
そう言って、バスターミナルを再びうろうろ。

しばらくすると、またさっきのお兄さんがやってきた。
「タクシーが嫌なら、他の選択肢を考えてみよう。」

そう言って、またバスの運転手に何やら確認してくれる。

「このバスが、君たちの家があるシティーン通りまで行くよ。途中まで同じ路線で行って、シティーンまで来たらこのバスは北へ行く。そこで君たちの家のある南に行くバスを捕まえればいい。」

なんて親切なんだろう。

”本当にありがとう”、とお礼を言って、そのバスに乗り込む。
 

でも、、出発するとどうも雲行きが怪しい。
今まで通ったことのない道を走る…。
もうこうなったら流れに身を任せるしかない。
家に一番近そうなところで降りよう。

そしてバスを降ろされたのは家の2km以上北側。
歩く元気はもはや残されていない。
しぶしぶトゥクトゥクを捕まえる。

家まで10ポンドと言われたところを値切って8ポンド(≒90円)。

ようやく家に帰ってきたのでした。
 

しかし今日はハルツームのバスはかなりレベルが高いことを思い知った。

ほんと疲れた。

でもこんなに疲れたのに行きたかった博物館には行けてないという。。

無駄な5時間ぐらいを過ごしてしまった。とほほな一日でした。
 

 


ちなみにハルツームを発つ日には、ハルツームのバスもだいぶ乗りこなせるようになりました。
スーダンのバス移動では協力隊が作った地図が大活躍!
観光名所じゃなくて地域の名前を言うのがコツ。
私たちが住んでいたリャドが伝わらなかったのは発音の問題で、リドと”ヤ”を強めに言うと伝わりました。
 

そして国立博物館にも後日リベンジを果たしました。
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博物館の入場料はめっちゃ安かった。
安すぎて値段忘れたけど(笑)2ポンド(¥22)ぐらいだったと思う。
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博物館の中には私たちも訪れたカリマやメロウェの遺跡で発掘された品々が並べられていました。
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木製の棺。
私たちが見たエジプトのファラオの棺は全部石か金で出来ていたので、その違いに驚き。
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博物館の建物は2階建てでしたが、1時間もあれば時間を持て余してしまう程のボリューム。

博物館の入口や2階に展示してあった宗教画が独特で興味深かったです。
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おわり
 

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